「作ってから、売る」と、商品は売れない？
中野丈矢です。
「身につけてきたスキルや経験を商品化させたい」
「けれど、商品づくりが進みません」
「商品を販売しても、売れません」
というお悩みについて。
・お客さんは誰？
・その人が抱える悩みは？
・悩みを解決させる商品は？
これらを明確に回答できるものが、「売れる商品である」と考えてませんか？
そんな「従来型のマーケティングのセオリーが正解」だとは決して言い切れないのです。なぜなら、売れながら作るのが商品だから。
これは、どういうことか？
ペルソナが曖昧だから商品づくりが難航する？
「ペルソナを設定して、その人が抱える悩みを解決できる方法を、商品化させれば売れる」こう聞くと、とても合理的でもっともな正攻法だと考えてしまいます。
そもそもとして、ペルソナが曖昧なのに商品化できない理由も、架空の人物へ向けて商品づくりをしているから。「理想のお客さんを設定しよう」と教わっても、理想のお客さんなんて世界中を探したっていません。
最初から、理想のお客さんなんていません。
けれど、理想のお客さんになって頂くことはできるのです。
ビジネス初心者の方が、ほとんどゼロからのスタートで、初めから商品開発がスムーズに進むことは、いたって稀なケースです。オンライン上に落ちているセオリーを拾って集めて、それに沿って商品化を進めたところで、「自分だけのオリジナル商品」を、それも”一発で作る”ことは難しいのではないでしょうか？
漠然とした状態で商品づくりを進めても、漠然とした物しか生まれません。
かといって、データを集めて、失敗しないように商品づくりを進めても、「自分だけのオリジナル商品」なんて生まれません。
なぜなら、未経験でデータを集めることは、他の同業が過去に積み上げてきたプロセスを素材にすること。
売れる商品を作るには、他の人の過去の積み上げではなく、自分が過去に積み上げてきたデータが財産となるのです。
商品を断定できる前に情報発信しても、軸がブレるだけ
商品づくりが難航してしまうのは、売れるかどうか分からない状態で商品開発を進めている場合に限ります。
「３ヶ月かけて、商品づくりをしてきました・・・。けど、まったく売れません」という場合、商品を作って、売るから選ばれないのです。
自分が納得できるまで商品づくりを深めることと、その想いが実るかどうかは別問題。
「納得しなければ、動けないんです」という特性を持っている方は、まずは納得できるまで商品づくりを深めていき、その上で、求めてくださる方がどこにいるのか？その方が、「欲しい」と言って下さるようカスタマイズさせていきましょう。
商品は「作って、売る」から選ばれないのであってその理由は、商品とは売れながら作るものだから。商品が断定できてない状態で、SNSやブログを大量に発信しても軸が定まらないのも、手順を間違えているから。
商品とは売れながら作るもの
商品づくりとは、「売れながら作るもの」。
こう聞くと、どこか逆説的な印象を持ってしまいますが、「そうではない」のです。自分に求められていることを、あらかじめ分かっている状態で商品づくりは進めるべき。
では、自分に求められることを掴むには？
「とにかく動いてみること」
机上で、オンライン上に落ちているセオリーを、自分一人で進めても、売れる商品は一生かかっても出来ません。その理由は、自分に求められることを掴んでないから。
求められることを掴むには、人と接触すること。完璧だと思えるまで商品を深める必要はありませんし、もしも深めていくならば１週間程度、考えられる期間があれば十分です。
「３ヶ月かけて商品を作っても、売れません」という場合、求められることを掴む前に、商品づくりを進めてきた場合に限ります。だからこそ、才能がないわけでも、ビジネスが向いてないわけでも、スキルや能力が足りてないわけでもなかったのです。
求められることを掴むには、とにかく動いてみること。
スタートアップ時（０→１突破フェーズ）は特に、オンライン交流よりも、リアルでの交流をメインにやり抜いてみましょう。
僕自身、起業前は色んなセミナーに行っては、交流を深めていきました。参加するセミナーも、ワーク形式のものを選んで参加。ワーク形式のセミナーだと、他の参加者の悩みはもちろん、自分に求められることを掴めるチャンスが落ちています。
あなたに求められることが必ず見つかるはずです。そのタイミングで、売れる商品を作り始めるのも決して遅くはないはずです。
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