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Xデザイン学校|Refrection #00 プレ講座

今年度、Xデザイン学校2024 マスターコースを受講することにしました。
昨年少し記事を作ってから放置してしまっていたnoteに、学んだこと、気づきなどを残していこうと思います。


プレ講座ってなに?

GW最終日の5/6、講座開始前に知ってほしい基礎の基礎を学ぶという位置付けで朝10:00から夕方17:00までで、みっちりプレ講座が開催されました。
前半はUXデザインの基礎(山﨑先生)、後半にビジネスデザインの基礎(浅野先生)という形での実施。印象に残ったこと、気になったことを3つ書き残しておきたいと思います。

三方よしのサービスデザイン(山﨑先生)

前日の5/5に、家族で近江八幡を旅行していて、その際に近江商人の三方よしの展示を色々見ていました。講座で突然「三方よし」のワードが出てきて、一人ソワソワしてしまったのをここに告白しておきます。
もちろん、ここでの三方よしは、近江商人のそれとは違いますが・・・

サービスデザインにおける「三方よし」は、ビジョン・パーパスを中心に、ヒューマンよし、ビジネスよし、ソーシャルよしの3つ。
ここで"ユーザー"として捉えるべき範囲が、"ソーシャル"の中にプロダクトをどう位置付けるかで大きく変わることに気づかされました。
プロダクトの直接的なユーザーは良く考えて(本当に考えきれているか議論はあるものの)いますが、間接ユーザー、広義のユーザーをビジネス的にどう捉えているかまで戦略的な定義はできていないかもしれないと感じました。

また、"デザイン"を問題解決としてのアプローチだけでなく、新たな意味を形成するアプローチと位置付けた時、ユーザーの定義やビジネス戦略との整合という点で、まだまだ言語化の余地がありそうだなという感触。
そこでの取り組みのヒントを後半の浅野先生の講義でもらった気がしています。

デザイン思考とアート思考(浅野先生)

デザイン思考のやりすぎに対する警鐘と、"意味(感動)がある"ことへも比重を置くことへの重要性に改めて気づかされました。
デザイン思考を基本的な素養としつつ、その先に進むためのアート思考(自分を起点にした未来を描く)の大切さを説かれていたのが印象的でした。

2度目の創造としてデザイン思考やUXデザインを進めるのも大事だが、それは1度目の創造があってこそ。ここがないとビジネスはスケールしないと。両方できる必要があると・・・(超むずいやん)

もののデザインからサービスのデザインへ(浅野先生)

現在のビジネス構造をどこまで正確に捉えられているか、どの位置付けのブレーヤーになりたいのかをPDUピラミッドで説明されたのが印象的でした。
https://keita-lab.jp/pdumodel

その中で事業モデルと収益モデルを分けて考え、取れるデータから新たなビジネス、サービスを創出する"仕組み"をデザインすることが重要。
ビジネスはコアとコンテクストに分けて考える必要性を語られていたことも印象的で、AppleはiCloud屋であり、iPhone屋、Mac屋ではないという例え話は納得でした。
果たして、自分の携わっているプロダクトでは?!?!を改めて考えるきっかけをもらった気がします。

最後に

講義の中で、受講生の動機の中で、「UXデザインを体系的に学びたい」というものが多いが、「新規事業開発のコツを掴みたい」という人が僅かに居るという話がありました。
私も前者のクチだったんですが、初日の話を聞いて、この学習に臨む位置付けというか、立ち位置というか、目的感の視座が数段上がったような気がしています。
1年間、楽しみしかない(大変だと思うけど)気持ちでいっぱい。よろしくお願いします。

#Xデザイン学校 , #Xデザイン学校2024年マスターコース

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