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たまに作品も書きます(小声)

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  • 「私立乃木坂学園」まとめ

    初の長編作品である「私立乃木坂学園」のまとめです。一話から読み直したい時などにご活用ください。

最近の記事

いってらっしゃい、そしておかえり。

それは、まだ肌寒かった春の話 「やっべ!まじで遅刻する!」 昨日の夜ふかしが祟ったのか 新学期そうそう、学校に向け翔けていた。 そんな〇〇の目の前をゆっくりと歩く女子生徒の姿が。 ??「そんなに慌ててどうしたんだい?少年」 声をかけられ、走るのをやめる。 〇〇「どうしたのって、遅刻しそうだからですよ!」 ??「遅刻しそうなのに、声かけられたら走るのやめちゃうんだ 笑笑」 何を言ってるんだこの人は?? そう考えそうになったとき ??「ほら走るよー!遅刻したいの

    • X mas に可愛いサンタを拾う話

      〇〇「ちょっと肌寒いな…何も考えずに家を出るんじゃなかった…。」 クリスマスシーズンになり、暑かった日々の欠片もなく、急激な寒さが襲っていた。 〇〇「はぁ、マジでどうするかなぁ…」 クリスマスはサンタさんからプレゼントがもらえるんだと、子どもたちは喜ぶだろう。もちろん、大人になっていくに連れてそんなことはなくなっていく。 「ケーキはいかがですか?」 ケーキ屋さんの前ではケーキを買ってもらうためにビラを配っていた。 〇〇「こんな寒い中大変だなぁ…」 そう思って通り

      • 今日は年に一度の特別な日

        咲月「せんぱーい!!待ってくださいよー!」 〇〇「どうしたの菅原?」 咲月「あー、いつもなら咲月って呼んでくれるのにぃ!」 〇〇「この関係はバレないようにって言っただろ?笑」 咲月「べつにぃ、バレたって」 〇〇「だーめ、自分がどれだけ人気かわかってないよ。マドンナと一緒に帰ってるとか言われたら俺の命が危ないの笑」 咲月「別にせんぱいだけが見てくれればいいもん…(小声)」 〇〇「ん、なにか言った?」 咲月「何も言ってませんよーだ!」 〇〇「なんで怒ってるんだよ

        • 君は自慢の年下幼馴染

          8月中旬 〇〇「あっちぃ…今年の夏の暑さバグってるだろ…」 今年から社会人の〇〇 お盆休みということで久々に実家に帰ってきていた。 〇〇「懐かしく感じるな、半年も経ってないけど笑」 〇〇「ただいまー」 〇母「あら〇〇じゃない!」 〇〇「ただいま、母さん笑」 〇母「ほら、上がって上がって!」 〇〇「そんな急がなくても…笑」 〇〇「お盆だからね、ただいま」 〇母「さっき、お隣さん家にも連絡してからもうすぐ来るわよ」 〇〇「お隣さん?」 〇母「岩本さん家、

        いってらっしゃい、そしておかえり。

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        • 「私立乃木坂学園」まとめ
          14本

        記事

          私立乃木坂学園 用語解説&人物紹介

          ・私立乃木坂学園 かつて貴族を教育する機関として創設され、246年の歴史を持つ由緒正しき名門校であった。 中高一貫校であるがほとんどがお金持ちの子息・令嬢で構成されており、外部入学生は1%にも満たない。 しかし、最近は闇組織とか関わっているなどの黒い噂もある…。 ・乃木坂学園1年 岩本〇〇 主人公 乃木坂学園では珍しい外部入学生。 首席であるが本人はなんとも思ってない模様。 両親は既に他界しており、妹と2人暮らしである。 とある事件をきっかけに生徒会と深く関わるよう

          私立乃木坂学園 用語解説&人物紹介

          私立乃木坂学園 第十三話「ヒーロー」

          後日 乃木坂学園〇〇達のクラス 〇〇「戻れるのか…」 美波「私達がついてる」 美月「味方だから!」 ガラガラ クラスメイト「………」 クラスメイト「「「〇〇すまなかった!!」」」 〇〇「!?!?」 生徒「俺たちが、あのとき岩本の話を聞いていれば…」   美月「誰が、今更なに言ってんの!!」 生徒「✕✕と△△を信じて疑わなかった…」 生徒「岩本のことをよく知らなくて…」 美月「お前らの…お前らの身勝手が〇〇を追い詰めたんだぞ!?」 美波「美月!ちょっと

          私立乃木坂学園 第十三話「ヒーロー」

          私立乃木坂学園 第十二話「生徒会と幼馴染」

          設楽「もう退院できるそうだな」  〇〇「はい、おかげさまで…笑」  〇〇「でも…やっぱり俺行けないです…」 設楽「怖いか?」 〇〇「怖い…ですね…」 設楽「岩本、お前は守るべき人を守った、それは誇れることだ」 〇〇「もう…嫌なんです…あのとき向けられた視線が…」 〇〇「誰も信じられない…」 設楽「………」(思ったより深刻かもしれないな…) 飛鳥「よっ、〇〇くん」  〇〇「飛鳥さん…」 飛鳥「どうした、どうした?元気ないな?笑」 飛鳥「梅と山下を守った人の

          私立乃木坂学園 第十二話「生徒会と幼馴染」

          私立乃木坂学園 第十一話「自分の正義」

          設楽「金木と谷下のことは告発しない。」 設楽「ほんとにいいのか?岩本」 〇〇「はい、僕は美波と美月が守れたならそれで…」 設楽「わかった、だが学校はどうする?」 〇〇「もう僕に戻れる場所はないので…転校しようかと」 設楽「一応、休学扱いにしてあるが」 〇〇「休学?」 設楽「ああ、理事長にちょいと顔が利くからな笑」 設楽「無理強いはしない、判断はお前に任せる。」設楽「ただ、戻る選択肢もあるということだ」 〇〇「あ、ありがとう…ございます…」 設楽「なに、生徒会

          私立乃木坂学園 第十一話「自分の正義」

          私立乃木坂学園 第十話「真実」

          〇〇「………」 そして、ある日突然その人は来た 設楽「岩本〇〇 乃木坂学園高等部1年 外部入学生 中等部に妹がいる。幼馴染は梅澤グループの令嬢:梅澤美波と山下モータースの令嬢:山下美月」 〇〇「……!?……」 設楽「クラスメイトである与田祐希の着替えがなくなったと騒いでいたとき、金木✕✕、谷下△△の目撃証言により犯人として疑われた。そして君のバッグになくなったはずの下着があったため、犯人扱いを受けた。」 〇〇「………」 設楽「山下と梅澤も共に無実を主張したが、そこ

          私立乃木坂学園 第十話「真実」

          私立乃木坂学園 第九話「誰が為に守るもの」

          真夏「というわけで、話してくれませんでした…」 設楽「でも、梅澤の幼馴染なんだろ?梅澤にも話さないのは妙じゃないか?」 美波「たしかに…隠し事をすることなんてなかった…」 飛鳥「ねぇ、誰かを守るために黙ってるとかは…?」 設真美「「 !?!?!? 」」 設楽「それだよ…飛鳥ちゃん!」 真夏「飛鳥それだ…!」 飛鳥「でも、理由がわからない…」 設楽「本当の犯人を知っているが脅されていて話せない、誰かを傷つけないように、黙っているという可能性は?」 真夏「という

          私立乃木坂学園 第九話「誰が為に守るもの」

          私立乃木坂学園 第八話「生徒会」

          設楽「ふぅ~、今日も1日頑張りますか笑」 飛鳥「会長はいつもお疲れですからね笑」 バーン 勢いよくドアが開かれた 真夏「おっはよーございます!」 設楽「秋元書記か、おはよう」 飛鳥「おはよう真夏」 今日も1日、生徒会の活動が始まる 生徒会室 設楽「それでどうだった?秋元書記」 真夏「そうですね、飛び降りた子は岩本〇〇くん、外部入学生みたいです」 設楽「外部入学生か…相当成績が優秀なんだろうな」 飛鳥「その子がどうして飛び降りなんか…」 真夏「その日、

          私立乃木坂学園 第八話「生徒会」

          私立乃木坂学園 第七話「覚悟」

          ??「会長、屋上のから飛び降りた子についてなのですが…」 ??「その話か…飛鳥ちゃんが興味を持つとは珍しいな、その様子だとなにか引っかかる点があるんだな?」 飛鳥「少し…気になる程度ですが…」 設楽「秋元書記」 真夏「はーい!詳しそうな後輩ちゃんに話を聞いてきます!」 とある場所 〇〇「こ、ここは…?」 ??「早くきちゃだめだって言ったろ?」 〇〇「か、海人!?」 〇〇「ってことは、ここは死後の世界なのか?」 白石海人:〇〇・美波・美月の幼馴染 中学生の頃 

          私立乃木坂学園 第七話「覚悟」

          私立乃木坂学園 第六話「信じるとは」

          女子生徒着替え盗難事件から数日後 〇〇「………」(俺は信じてもらえないのか…) クラスメイト「あいつ下着泥棒のくせにまだ来てるぜ?」 クラスメイト「次は私かもと思うと怖いよね…」 クラスメイト「そんなやつが同じクラス…しかも一般からなんて…」 〇〇への批難の目は、日に日に酷くなり 〇〇「あれ?教科書がない…」 クラスメイト「クスクスクス」 〇〇「………」 「🖊下着どろぼうは来るな!」 「🖊全女子の敵!」 「🖊とっととくたばれよ、変態!」 「🖊喋ったら美波ちゃん

          私立乃木坂学園 第六話「信じるとは」

          私立乃木坂学園 第五話「黒い羊」

          「♪〜信号は青なのかそれとも緑なのかどっちなんだ?…」 〇〇がイヤホンで音楽を聞きながら登校していると 美月「〇〇〜!」 〇〇「お、美月、おはよう」 美月「みづ、〇〇と話せなくて寂しかったんだぞ!」 〇〇「ごめんごめん、なかなか話しかけに行けなくてさ」 美波「〇〇!!!」 〇〇「お、美波もきた笑」 美波「え、先越された…みなの〇〇なのに…!」 美月「美波には渡さないよ〜だ!」 美波「美月のものじゃないでしょ!」 〇〇「まあまあ、いいじゃん、久しぶりに3人

          私立乃木坂学園 第五話「黒い羊」

          私立乃木坂学園 第四話「方言女子」

          〇〇たちが入学して1ヶ月後のある日 ??「梅澤美波、超可愛くね?将来嫁に貰いたいな」 ??「いやいや、山下美月でしょ、一目惚れしたわ」 梅澤美波・山下美月ともう一人の女の子は、学年で3大マドンナと呼ばれるようになっていた。 〇〇「おーい!みづ… いや、俺は行かないほうが良いか…」 令嬢と知ってかどうか、男女関係なくひっきり無しに話しかけられる美月 美月「うん、そうなんだよね〜」(!?今、〇〇に呼ばれた…?) 有名企業の令嬢だけあってコミュニケーション能力が高く、

          私立乃木坂学園 第四話「方言女子」

          私立乃木坂学園 第三話「自己紹介」

          〇〇「はぁ、1年間やっていくにはしんどいかもなぁ…笑」 〇〇がこう思った訳は数時間前の出来事に遡る。 担任「はい、1年生の担任です、よろしく」 生徒「よろしくお願いします!」 担任「まずは自己紹介、秋元から」 秋元・伊藤と有名企業のご子息・ご令嬢が続き 〇〇「岩本〇〇です。外部入学で入ってきましたよろしくお願いします」 クラスメイト「外部入学?」  クラスメイト「一般家庭なの?」 クラスメイト「住んでる世界違うのかな?」 など、外部入学生を珍しく思っている生徒

          私立乃木坂学園 第三話「自己紹介」