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クリスタでトーンの貼り方のお勉強 ベース貼り編

 本日の忘備録

トーンをちゃんと貼れるようになりてえなぁ……

 本日の思いつき。
 クリスタのグレースケールからトーン化する方法は知ってるんですよ。
 ボタン一押しで手軽でそれっぽくなる反面、モノクロ原稿で色んなトーンをトーンとしてちゃんと貼れるようになったらカッコよくね?という75%くらい気分だけのお話。
 今後も同人誌を出すならトーンの貼り方ちゃんと知っておきたいなぁ……と思った自分の忘備録です。そのいち。

 使用環境はiPadのクリスタEX、二次創作です。基本的に線はしっかり閉じるタイプ。
 キャンバスA5サイズを横にしてモノクロ設定、解像度600dpi。

推しユニット可愛い精神。初めから構図を考えるのが面倒だったので過去の同人誌の挿絵をリメイクしました


 基本的にトーンはマスク機能を活かしながら貼っていく模様です。
 しかし私は5年はクリスタを使っておきながら長らくマスク?なにそれ?で生きてきました。お前さぁ……
 そんな中で学んだことを噛み砕いてまとめます。

パターン1:トーンを設定してバケツ塗りのように貼る

とりあえずおおまかに髪の部分を選択する。この選択メニューから、これがトーンですよと言わんばかりの点々の項目(右から二つ目)を選びます
簡易トーン設定が出てくる。なんとなくこんなものかなという設定。私は初心者なので角度はあまりいじらない方がいい…らしい
選択範囲にざっくり貼れた(noteの設定やサイズ故か表示の場合によってはモアレってると思うけど許して)
バケツ(適当な色)を使えば色塗り感覚で塗れます。ちなみにサムネ(左)の方が選択されてると🚫マークが出て塗れません、マスク(右)の方を選択してから塗ります
レイヤープロパティ項目から線数と濃度を変更出来るのでこんな感じかなというふうに

パターン2:全体に貼ってから消去→ペイントで描くように貼っていく

今度は新規レイヤーからトーンを選択する
影を塗りたいのでこちらもなんとなくではありますが設定
全体に貼られました。線数も違うのでモアレがとんでもねえ!
消去します。ちなみにこれ上方にある進むアイコンの右にあるアイコンでも消去できる
消去後、適当なペンでこれまた描くようにしたら一度消したトーンがペンのように貼れる。髪のトーンに干渉して欲しくないので、選択機能を使って描いていくけど、ないなら選択しなくてOK

パターン3:選択ペンで描いて貼り付ける

他のトーンと干渉しなくていいところ向け。選択ペンを使って描いていく
選択される
ここからパターン1の貼り方(新規に作る)でもパターン2の貼り方(消したものから描く)でも出来る。パターン2の場合はバケツアイコンを使えばOK

パターン4:クイックマスクで選択して貼り付ける

クイックマスクレイヤーを作ります
クイックマスクレイヤーを作れば描いたところが今後選択範囲になるのでトーンにしたい影を塗っていく
描く過程でバケツも選択範囲も使える
もう一度クイックマスクを押すと選択範囲になる。ここからパターン1と同じくトーンを作成する
ポン。とても便利。選択もバケツも使えるので実質最強な気がする、問題はiPadみたいなショートカット使うのが面倒だと、呼びだしが若干手間なこと。ショートカット設定出来るなら多分これが一番便利


 ちなみにマスクを使ったトーンの理屈自体はほとんど同じだと思われるので、やってる最中で別の手順を転換することも出来ます。
 例えば、クイックマスクで選択して貼ったはいいけど、塗り残しがあった!というときに、そのレイヤー(マスクを選択)にバケツツールを使うと塗り残したところに同じトーンを貼ることが可能です。
 また、すでに貼ったこのトーンの影をここでも使いたいとなったときに、そのレイヤーを選んでペンを使うことで新しく描くことも出来ますね。 
 今回はトーンを1から設定して貼りましたが、素材からドラッグしたりなんやかんやで色んな貼り方があるらしいので追々時短法なども模索していきます。

ベース塗り完成

とりあえずざっくりで重ならずで塗れるところだけ。線画のガバを後から若干修正している
ちなみにここ(レイヤープロパティ→効果のところ)を選ぶと線のグレスケ化が出来る。グレスケトーン化の逆。塗り残しがわかりやすい

 とりあえず今回はここまで。
 以降、重ねた影や効果や各表現について模索しながら忘備録を書けたら書きたいなと思います。
 ……やっぱりグレスケトーン化でよくね?となったらわからない。

(というかこれをやってる途中で改めてグレスケトーン化からでも細かいトーン設定が出来る(線数と種類は後から設定可能、濃度はグレスケの色に依存)ことに気づいてしまったので、貼る過程の違いでそれぞれ向き不向きがあるだけかもしれない。
 いや、細分化したら多分それぞれに違いやメリットデメリットはあると思いますが……)