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2024年インドでラーマ寺院開設!

こんにちは、インド文化に興味を持つ皆さん。今回は、2024年にインドで開業予定のラーマ寺院についてお話ししたいと思います。ラーマ寺院は、インドの古典叙事詩『ラーマーヤーナ』の主人公であるラーマ王子の生誕地とされる場所に建設される予定です。この場所は、かつてバーブリー・マスジド(Bābarī Masjid、バーブールのモスクを意味する)というモスクが存在していましたが、インドの歴史や宗教に関する複雑な問題を抱えていました。しかし、2020年にインド最高裁判所がラーマ寺院の建設を認める判決を下し、2024年に完成する予定です。


ラーマ寺院の開業

インドのヒンドゥー教徒にとって大きな喜びでしょう。ラーマはヒンドゥー教の神ヴィシュヌの化身とされ、正義と忠誠の象徴として崇められています。ラーマの物語は『ラーマーヤーナ』という叙事詩に詳しく描かれており、インドだけでなく、東南アジアや日本にも影響を与えてきました。

日本におけるラーマ物語

日本においてもラーマの物語の影響は見受けられます。宮崎駿監督の作品『天空の城ラピュタ』は、『ラーマーヤーナ』に影響を受けているとされています。ラピュタの王女シータは、『ラーマーヤーナ』の主人公ラーマの妻シーターに由来しており、彼女もまた、邪悪な者にさらわれる運命をたどります。ラピュタの浮遊する島は、『ラーマーヤーナ』に登場する空飛ぶ都市ランカーに似ています。ラピュタもまた、ムスカによって悪用される危険な存在となっています。パズーとシータの冒険には、『ラーマーヤーナ』に登場する猿の神ハヌマーンや鳥の王ジャターユなどの動物の仲間が助けとなります。

『天空の城ラピュタ』

『ラーマーヤーナ』の影響を受けつつも、独自の世界観やメッセージを持った作品です。ラーマやシーターと同様に、パズーとシータは愛と勇気を持って困難に立ち向かい、自分たちの信じる道を進みます。ラピュタの浮遊する島は、『ラーマーヤーナ』のランカーと同様に、人間の欲望によって滅びの道を歩みますが、ムスカのような悪役だけでなく、ドーラのような善良な人物も登場します。ラピュタは、人間の善悪の両面を象徴しているかもしれません。

2024年に開業予定のラーマ寺院は、インドのヒンドゥー教徒にとって、ラーマの物語を再び思い起こす機会となるでしょう。ラーマの物語は、インドだけでなく、世界中の人々に感動や教訓を与えてきました。日本においても、ラーマの物語に触発された作品が存在します。『天空の城ラピュタ』はその一例です。ラーマ寺院の開業は、ラーマの物語と『天空の城ラピュタ』の関係を改めて考えるきっかけとなるかもしれません。ラーマの物語と『天空の城ラピュタ』は、どちらも人間の本質や理想を問いかける作品です。私たちは、これらの作品から何を学ぶことができるでしょうか?ラーマ寺院の開業を楽しみにしながら、ぜひ考えてみてください。

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