見出し画像

全財産309円でどうにかしてギターが欲しい

前回までのあらすじ


“長い時間、頭を垂れて手を合わせ続けた。まず、父親の調子が少しでも良くなるように。家族が少しでも幸福な時間を過ごせるように。そして最後に、集英社ライトノベル新人賞を受賞するように。KADOKAWAの神に向かって祈った。二次選考で落ちたらこれのせいです。”

 前回の記事でこのように書いたわけですが、この数日後、ばっちり落ちてました。あまりのショックにここ半月の記憶がない。あとついでに同じ集英社の第1回オトナの小説大賞のほうも落ちてました。こっちは最初から期待していなかったので傷は浅いが、まあ落選は落選です。選考待ちのストレスによりチックを発症(あるいは顕在化)した。2024年になってから何もいいことがない。ジャンル部門のほうで選考に残っている猛烈ケイスケに猛烈に突っ走ってもらうしかない。

 進捗など当然のようになく、現状0字で今月末のファンタジア大賞への応募も非現実的になっており、じゃあ次はどうするのか、いまのところまったくのノープラン。ノーフューチャーです。
 One more chance 記憶に足を取られて
 One more chance 次の場所を選べない
 …………


今さらアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』を観た


 素晴らしいアニメでした。楽曲というかアルバム自体はすでに聴いていて、特に「星座になれたら」はすごくいい曲だなぁと思ってたんですが、アニメ本編を観たことで、「ああ、これはぼっちではなく喜多ちゃんの曲なんだ」ということがわかり、それを理解した瞬間にすべてがまるで違って見えてくる。本当にひとりぼっちなのは喜多ちゃんなのかもしれない。本当に眩しいのはぼっちなのかもしれない。私は「持たざる者」としての喜多ちゃんに共感し感情移入してしまったが、それでも結束バンドの一員たろうとする覚悟を持ち、最後にすべてを呑み込んで「ひとりちゃん」と呼んでみせた喜多ちゃんはすげえよ。すげえよ喜多は……。ナンバーワンになれないお前がナンバーワンだ……。

 けいおん!を観ていたときはそんなことは一切思わなかったけど、ぼざろを観たことでにわかにギターに興味が湧いてきた。もともと、なんかしらの楽器をやりたいというのは人生における大目標のひとつで、漠然と管楽器(オーボエとか……)をやりたいと思ってたんですが、汎用性という面でもギターがいいなという気がする。大学の学祭で一回限りのバンドを結成したとき、本来ギターボーカルのはずだったのにギターの練習がめんどくさすぎてボーカルだけになったというクズエピソードがあるんですが、それ以来、10年以上もギターを触っていない本物の初心者が最初に買うには何がいいんですかね? やっぱパシフィカ600シリーズですか? でもフェンダーの音が好きなんだよな……。あ、お金はないです。10年ぐらいぶりにバイトでもするか……。ライトノベル新人賞を受賞すればすべての問題が解決するのだが……。


やっていくしかない


 はい。
 やっていくしかないです。
 具体的に言えば、電撃大賞なんですが、その電撃大賞さえ、〆切まであと2ヶ月しかありません。そこまでに何かしらの新作を用意しつつ、3月末のMF文庫Jライトノベル新人賞に今度こそ完璧に調整したアネキ(ニアイコール・ネイキッドのこと)もブチ込みたい。

 

 2ヶ月???????????????

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?