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御社様に告らせたい 〜学生たちの就職頭脳戦〜

就職活動は恋愛に例えられることが多い。

まず就活では沢山の企業の中から、セミナーやら説明会やらスカウトメールやらを通じてビビッとくるところを見つけ出す。

更に企業のことを調べ、良いなと思えたらいよいよエントリー。
「御社で働きたいです、私が御社に入社することができましたらこんなメリットがあります」といった御社への想いを綴ったエントリーシートや履歴書、ポートフォリオ等の書類を提出する。

想いが企業に届き、興味を持ってもらえたら無事に第一関門突破。次は面接だ。エントリーシートという名のラブレターでは伝えきれなかった想いやあなたのことについてより深く知ってもらう。

何度か面接を重ね、上手く行ったら内定が出る。内定が出るというのは恋愛でいう両思い、付き合うということに該当する。


この内定を獲得するために、人によってはグループディスカッションでは自分のリーダーシップを発揮しようと頭をフル活用して立ち回る。スキルや資格獲得によって自分磨きをしたり、面接で時には経験を盛って話したり、御社が第一志望でもないのに第一志望と偽る。別に一概にこれが悪いわけではなくて、戦略なんて人それぞれだから色んな手を使ってでも上手くこなせる人が社会でも上手くやっていける、との見方もできるだろう。
恋愛でも恋人を作ろうと自分をアピールするために少し盛ってみたり、偽ってみたりするのは時々聞く。

あくまでも似ているというだけで恋愛も就活もやり方は人それぞれだし、必ずしも「就活と恋愛は一緒!!」とは言えない。

でも多くの人が言う「就活はマッチング論」はとても的を得ていると思う。

世の中には沢山の企業があって、毎年沢山の学生が就活に臨む。内定を複数獲得しても、結局行くところは一社だけ。自分の就職の軸に合ったところに入社することが多いだろう。
恋愛でも、恋人候補が何人もいても結局付き合うのは一人。基本的には。
お祈りメールでへこむという経験もするだろうけれど、相性の問題もある。その企業はきっとあなたの活躍するべきフィールドじゃなかった。ただそれだけ。


「御社様に告らせたい 〜学生たちの就職頭脳戦〜」なんてちょっと大袈裟なタイトルにしたけれど、「かぐや様は告らせたい 〜天才たちの恋愛頭脳戦〜」風に言ってみたかっただけです。
就活の軸は人それぞれ。内定はゴールじゃなくて、社会人としてのスタートラインに立ったということ。焦らず自分のペースで頑張っていたら、きっと運命の御社で働けるチャンスが得られると思います。

他人の内定に惑わされなくても良いからね。
だって自分の人生、自分が満足のいくように過ごせれば良いんだから。



<2021/08/30追記>
沢山のスキありがとうございます!

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