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さようなら、御社

2週間返事を待った企業からようやくお祈りされた。

思うに、返事を待っている期間が一番しんどい。
この2週間何も手につかなかった。
祈るなら早く祈ってくれと思っていたが、いざ祈られるとやはりメンタルにくる。
その一方で、待つことからようやく解放されて晴れ晴れした気持ちがあることも確かだ。

その企業の内定者のLINEオープンチャットの人数は数週間前より10人以上減っているんだけどな。この時期は内定辞退者との兼ね合いになるししょうがないのだけれど、それにしても2週間は長かった。



今回お祈りされたのは、最初は気乗りしなくてES提出を一度見送るも受けておいた企業だ。行く気があまりなかったとは言えど、他の企業より志望度が低かっただけで興味はあった。
そのためまさか最終まで進むと思っていなかったが、全力で企業研究も課題も取り組んでいるうちに魅力を感じるようになった。御社で働ける日を夢見て業界の専門用語が詰まった本も買って読んだ。課題の解決策を提案するにあたって、より根拠に基づいたものを提案するために周りの人にヒアリングの協力もしてもらった。喉が痛くなるまでプレゼンも練習した。


でもご縁はなかった。
メール一通でご縁がないとあっさり言われてなんだか虚しい。


個人戦であればまだ良い。
ご縁がなかったんですね、縁がないものはしょうがないね、と無理やりでも納得できる。理由を教えてもらえないのは不満だけれど。
でも今回は特にいろんな人に支えてもらったし、これまでお世話になってきた周りの方や教授、両親にも早く「行きたい企業とご縁があった」と報告と感謝の気持ちを伝えたくて、でもダメで。それが辛い。気を遣わせるのも辛い。


Ayaseさん作詞作曲の歌『シネマ』の歌詞じゃないけど
「何が良くないのか 何処が良くないのか そこまで教えてくれよ」
と思う。


ぶっちゃけ、その企業で働きたかったのかと問われればはっきり肯定はできない。いつの間にか内定をもらうのに必死になっていたようにも感じる。


御社に費やした時間と私の2週間は戻ってこない。
別に無駄になったわけではないのだけれど。


採用しておけば良かったなんて後悔しても知らないぞ!(せめてもの強がり)



さ、卒論しよ。


<6/28追記>
たくさんのスキをありがとうございます☺️

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