3時間で出来る同人文庫本カバー@クリスタ編
この記事を開いたと言う事は、文庫本の大きさで小説同人誌を書いている方で、カバー表紙に悩んでる方だと思われます。
そんな方向けに絵描きが実際に初めての小説本の3時間で市販の文庫本っぽいカバーデザイン作った時のことを書いていこうかなと思います。
絵描きの書いた小説本だけど絵は一切描かないので字書きさんも安心して読んで頂ければと思います!
事前準備
用意しておくもの
完成した小説原稿のデータ
クリップスタジオなどの画像編集ソフト
入稿する印刷所のカバー用テンプレート
参考にしたい出版社の文庫本(今回は新潮文庫と講談社文庫を見本にします)
以上。
完成した原稿はPDFにまとめて印刷所の背幅計算ツールで背幅を算出して、それに合った背幅のテンプレートを印刷所から配布されているものをDLします。
今回はオレンジ工房.comさんのカバー付き文庫本セットで本を作ったのでその手順で行きます。
今回背幅が12mmなので12mm背幅のものをDL
オレンジ工房さんのHPに背幅計算と各種テンプレートがあるのでそこからDL
参考にする文庫本のデザインを再現していく
今回は新潮文庫をベースに講談社文庫の要素も入れつつカバーデザインをしていきます。
背表紙(新潮文庫ベース)
背幅をベタ塗りしてタイトルと作者名を入れる。フォントは14-16ptくらい
短いタイトルだった為字間を少し多めに取っています。
長いタイトルの場合は字間0でも大丈夫だと思います。
著者名の下に文庫本でよくある作者の頭文字と発刊数みたいな数字を入れる。
わーそれっぽい(歓喜)
裏表紙(新潮文庫ベース)
裏表紙のバーコードはISDNといって国際同人番号を発行しているサイトがあるのでそちらで二段組のバーコードを生成します。
元ネタはISBNという国際書籍番号というものでISDNはそれのオマージュ。
ページ上部のISDN発行申請から発行する同人誌の情報と作者など連絡先を記入するとメールでバーコードが送付されてきます。
2段目のバーコードは小説文庫本の場合、0193になるよう選択すればCコードと呼ばれるものが作成されます。
尚この時に頒布価格も決まっていれば記入するとちゃんとバーコードで価格も読み取れる、ちゃんとしたバーコードが生成されます。
私は間違えて0190で生成してしまいましたがそれっぽいのでまぁヨシ……!(大丈夫か)
バーコードの下に1段目のISDNと価格を記載する。うーんそれっぽい。
そして本文から200文字程度のいいシーンを載せる。別に本文じゃなくてもいいけど、なんかこのスペースに文章があるとそれっぽくなる。
長編の場合はあらすじとか書いておくとそれっぽくなる気がする。
見返し(講談社文庫ベース)
表紙側に作者プロフィール。ぶっちゃけ好きに書いたらいい。
裏表紙側に出版社もといサークル側からのお知らせと感想を送れるグーグルフォームのQRコードを載せておく。
このQRコードは無くても大丈夫だしwaveboxとかマシュマロでも大丈夫
フォントはいずれも7-8ptくらい
表紙
それっぽい写真を貼っつける。
写真はunsplashから本の内容やテーマぽい言葉を入れてそれっぽい写真を表紙のとこに貼っつける。
クレジット表示しておくと後から同じユーザーの写真使いたくなった時に便利なので表紙側の見返しの下部にクレジットを挿入する。
タイトルはなんかそれっぽい感じで入れる。斜めにしたり細くして全面にしたり、色々試す。この辺はいろんな本の表紙を見ながら参考にして下さい。
データ完成
成人向けとわかるようにタイトル下にR-18入れたり裏表紙にラインを入れてそれっぽくする。
勘で配置しているので3mmの塗り足しなど切れそうな場所が無いか確認してPSD形式で出力して入稿。
現在印刷中なので完成した物が届いたら追記などで報告しようと思います。
今回はクリスタで作成しましたが、インデザを持ってる方はインデザの方が勿論良い物は作れると思えるし文字が入力出来る画像編集アプリなら同じような事はできると思うので頑張ればスマホでも出来るのでは?と思っています(筆者はPCで作りました)
追記(3/16)
本が完成し届いたので備忘録としてまとめました
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