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家族の旅立ちと母がくれた言葉

今日は私にとって特別な日でした。29年前の9月30日、母が他界しました。その時の母の年齢は47歳、早過ぎる死でした。
心臓病を患っての睡眠中の心不全による突然死でした。
私は運転免許取得合宿中で不在、父は出張中で不在、9月30日の朝に冷たくなった母を発見した妹達の心情には計り知れないものがあったに違いありません。

その時から、私の人生の目標の1つに「母の年齢以上に生きる」ということが加わりました。そして本日、この目標が達成されました。
47歳まで生きる確率は日本人男性で約97%、女性で約98%ですので、普通に生きていると達成できると思われるかもしれません。しかし、私にとってはひとつのマイルストンになりました。

母は少し変わったところがあり、彼女なりの哲学を持っていました。
廊下や玄関、寝室、洗面所、トイレにまでいろいろな教えや言葉を張って子どもたちの教育をしていました。
その中で私が特に印象に残っているのは、東井義雄の詩です。これは私の哲学の根幹のひとつになりました。母からもらったものの一つとして今でも感謝しています。

自分は 自分の主人公
世界でただひとりの 自分を創っていく責任者
自分をのりこえては
もっと大きい自分を創っていく
もっと豊かな自分を創っていく
もっと強い自分を創っていく
もっと確かな自分を創っていく
もっと深い自分を創っていく
自分を創るのは 自分以外ないのだから

東井義雄『人生の詩』より

昨晩遅く、我が家の愛犬が16歳7ヶ月で旅立ちました。長女気質で人の気持ちを気遣ってくれて、いつもポジティブで優しいワンコでした。いままで、たくさん優しさと勇気をもらいました。
図らずもタイミングは同じ9月30日にかけての夜、死因も同じ心不全、外見上は見た目年齢も若くて、もっと生きてもらえると思ったのですが、同じく突然過ぎる旅立ちでした。これもまた何かの巡り合せなのかもしれません。平均寿命を超えることができたのは幸いでした。

今回は少しトーンが違う内容になってしまいましたが、ご了承下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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