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多様化する葬儀の形

「お葬式」と聞いて、皆さんはどんなものを想像しますか?
昔は お通夜、お葬式、告別式を2日間かけて執り行うのが
スタンダードな形だったと思います。

もちろんこれも地域性があって、
葬列を組んで練り歩くなんていうスタイルの地域もいまだにあったり。
また、宗教・宗派によっても、その考え方や教えから、
やる事も道具も様々に変わります。

そんな細かい宗教柄の違いや地域性だけではなく、
最近はそもそもお葬式の形式事態が多様化しています。
今回はそんな、多様化するご葬儀の形をご紹介します。

よくある3つの基本プラン

葬儀社によって用意している基本プランの名前や料金、
含まれる内容は違いがありますが、
基本の形式としては、主に3つのプランです。

■火葬のみのプラン

まずは料金もお安く、規模もコンパクトなご火葬のみのプランです。
火葬場で最後に故人様のお棺にお花を入れてお別れをするなど、
簡単なセレモニーができる所も多く、「火葬式」とも呼ばれます。
各社で料金設定は様々ですが、お葬式を執り行わない分かなり安価です。

ただ、どのプランでも一緒ですが、火葬料金は別になります。
自治体によっては無料の火葬場もありますが、民間企業が運営する
火葬場ではそれぞれで価格設定されており、別途請求されます。

■1日でご葬儀と告別式を執り行うプラン

お通夜はありません。
1日でご葬儀と告別式を執り行えるので、ご家族やご親族が2日間集まる
という必要がなく、また料金もその分安価です。
様々な働き方をする現在では何日も集まるのが難しい事もあり、
人気が高まっています。

■2日間で通夜・ご葬儀・告別式を執り行うプラン

昔から親しまれてきたスタンダードなプランです。
ご家族やご親族、友人知人など、故人様と関わりのあった方々が
ゆっくりと最期のお別れができるプランです。
会場の使用料金も2日分になり、規模も大きくなるので
1番高い料金設定にされている葬儀社がほとんどです。

基本プラン以外でも細かいプランを設定している葬儀社もありますが、
基本的なプランはこの3パターンです。


最近は縮小化の傾向

10年程前からネットの葬儀仲介業者が参入してきて
基本の安価な定額プランを掲げるようになったので、
最近ではお葬式もかなりコンパクトにシンプルに…という傾向です。
ご家族のみで火葬式を選ばれる方も増えています。

もちろん、たくさんの人を呼んで盛大に執り行いたい!
という方もいますが、コロナ禍になてからは特に縮小傾向です。

縮小したからと言って、質素になるかというと
必ずしもそういう訳ではありません。
例えば、お棺や旅支度、お花などもグレードがあり、
コンパクトな代わりに、立派なお棺や沢山のお花を選ばれたりします。


宗教色も多様化

ご葬儀の基本的な形式も多様化していますが、
内容も多様化しています。

最近では無宗教宗教者無しのご葬儀も増えてきています。
その代わりに、楽器奏者を呼んで演奏をして貰ったり、
故人様の好きだった音楽を流して別れをする「音楽葬」も増えています。

SKKでも、故人様が生前好きで嗜まれていたソーラン節を
会場で参列者の方々が躍る!
なんていうケースもありました。

故人様やご家族で何かご希望がある場合は、
葬儀屋さんに相談してみると叶うかもしれません。
無理かな、と思っても度相談してみましょう。

時代に合わせて変化してきている

街の葬儀屋さんは古い体制のところは多いのが現状です。
しかし、世の中の需要の変化とともに、少しずつ変わってきています。

前述したネットの葬儀仲介業者の参入により、
高額な葬儀代を請求する悪徳な業者もかなり減ったといいます。
今は口コミでなんでもバレる時代ですからね。
※それでも未だに悪徳な業者はいますのでご注意ください!
 途中で業者を変えるお客様もいらっしゃいます。


料金プランやオプションなどももちろん大切ですが、
自分たちの希望を叶えてくれようと頑張ってくれる葬儀屋さんかどうか、
そんな基準で葬儀屋さんを選んでみてはいかがでしょうか。


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