見出し画像

エンディングだけではもったいない!                書くことで見えてくる「自分史」とは?


数年前からブームが続く「終活」

終活の一環で、現在書く人が激増し書き方講座なども開かれている
「エンディングノート」については以前ご紹介しましたが、

エンディングノートに次いで話題になっている「自分史」
皆さまご存知でしょうか?

中の人の両親も2年ほど前から終活ブームが訪れて、
家の中の整理やエンディングノートの準備もしているのですが、
今年に入ってから「自分史」を書き始めたそうです。

書く事で自分の人生や、人生で得た大切な人や経験、
残りの人生でやるべきことや家族に伝えたい事も "見えてくる"
という「自分史」。

今回は、そんな「自分史」についてのお話です。




自分史とは?


「自分史」とは、文字通り、自分が歩んできた人生の歴史描写です。

自分が生まれてから現在に至るまでのエピソードや
それにまつわる気持ち、家族のルーツなどを綴ります。

決まった書き方やルールがある訳ではなく、
淡々と出来事を年表のように書き記す書き方もあれば、
日記帳のようにその時の情勢や感情までを書く書き方もあります。

自分の歴史を振り返りまとめることで、エンディングノートと同じように
人生でやり残したことや、残りの人生でやりたいことが見えてきて
そこからの人生が充実した時間になると言われています。

また、自分の祖先のルーツなどを調べて、自分史に加える人もいます。
家族のルーツや人柄などを自分史に加えることで、
その後の世代にまで家族の情報を残すことができます。

中の人の両親が自分史を書いているという話を聞いたとき、
中の人は読んでみたいなと思いました。
残念ながら、亡くなってから読んでと言われたのでまだ読めませんが(笑)
家族は意外とどんな人生を歩んできたか気になっているかもしれません。




自分史の書き方


明確なルールは決まっていないものの、何からどうやって書けばいいのか
決まらない方も居ると思いますので、書き方のコツや一例をご紹介します。

point① 自分史の目的を明確にする

まずはなぜ自分史を残すのか、その目的を明確にします。
家族に残す記録史にしたいのか、自分自身の今後の人生の為なのかなど、
じっくりと考えながら目的を決めましょう。

point② 大まかな構成を考える

本の目次のページを想像すると考えやすいと思いますが、
自分史全体の構成を考えます。

例えば、人生で起こった出来事を時系列で書いて行き、
第1章は子供時代、第2章は青春時代、第3章は社会人時代、
第4章以降で結婚や出産など…
というように、チャプターごとにまとめる書き方や、

第1章では人生の主なエピソードを年表で綴り、
その後そのエピソードについてを掘り下げて書いて行く

などなど、構成は自分次第で自由に設定できます。

point①で決めた目的に合わせ、自分自身や家族が見て
分かりやすく読み返しやすいものにしましょう。

point③ 年表を作って整理する

前述した通り書き方は自由なので、自分史年表も
書き残すかどうかは自由ですが、
自分史を書いていく上では年表を作成した方が書きやすいです。

自分が振り返りやすくするため、書き漏れを防ぐためにも、
自分史を書くための年表作りをしてみましょう。

自分の人生の様々な出来事すべてがすらすら書ける
という人ばかりではないですよね。
年表を作ってみて、書きやすい所から書いて行くというのも
ストレスなく進めていくポイントです。




自分史に個性をプラスする


最近では、日記帳などをデコレーションするのも人気ですが、
自分史のデザインも同じように、デザインしたり個性を出したり
する事ができます。

写真やイラストを入れたり、マスキングテープやシールなどで
デコレーションしたり、
文字だけではなく目で見ても楽しめる自分史にする事もできます。

また、最近では写真のスライドや動画、音声で残すという方法も
あります。

1度作った自分史を、動画などにまとめるのもありですね。




以前noteにも書いた、映画「四十九日のレシピ」。
今回はその中にも登場していた「自分史」についてご紹介してみました。

エンディングノートと同様、自分史は何歳で書いても良いもの。

今までの自分の人生を振り返り、今後の人生を見つめて
より良い充実した時間にするヒントにしてみてはいかがでしょうか?





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?