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2022/10/30 🆚カマタマーレ讃岐(A)

メンバー

【メンバー交代】
38分 前田紘基 → 乾貴哉
(脳震盪の疑いによる交代)
63分
上形洋介 → 高澤優也
池髙暢希 → 佐藤亮
79分
平原隆暉 → 平山駿
永野雄大 → 井野文太

スタメンは4人変更。
本村、永田、中山、平山に代わり、河野、前田、平原、前川が入った。
サブには長谷川、井野、亮が入った。
平原は待望の公式戦デビューをスタメンで迎えることになった。

スタッツ

基本スタッツ

シュート数15本で2得点は悪くない。ボール支配率も上回っており、攻撃面は概ね思った通りになったのではないだろうか。
問題は守備面で、試合終盤に立て続けに2失点はいただけない。また、相変わらずシュートをよく撃たれているので、もっとしっかり中盤でプレッシャーをかけに行き、相手のシュートシーンを減らしたい。

ゴール期待値

序盤は自陣にボールがあることが多く、いくつか決定機を作られたがなんとか凌いだ。その後北九州も2つほど決定機を迎えたが決めきることができず後半へ。
後半はいくつかチャンスを迎え、そのうち2つを決めることができた。
ここ最近はコンスタントに得点を奪えており、期待値も継続して良い数値を出せているのでこれを続けていきたい。

パスソナー・パスネットワーク

  

これまで中継点の西村から出す先が永野しかなく展開に困る場面もあったが、今回は平原にも出せるようになっていた。
平原はキープ力を駆使して相手を引き付けてパスを出ことできるので、チームとして有効な選択肢が一つ増えた。
平原がいることで永野も余裕を持って良いポジションを取りに行くことができ、自らシュートを撃つ場面も増えた。
パスネットワークを見ると、序盤は押し込まれ全体的な位置が低いが、途中から“コンパクトに”位置を上げられている。
問題の終盤は全体が間延びしてしまっているので、“コンパクトに”重心を上げるか下げるかの判断は必要だったのではないかと思う。

試合の流れ

最終盤での怒とうの攻撃が実った讃岐。2点差を追いつきドローに
序盤は讃岐のハイプレスが効いて、攻め込む展開に。内田 瑞己のミドルシュートにスタジアムが湧くシーンもあった。徐々に北九州もボールを保持していくが、29分、42分に放ったシュートはGK高橋 拓也のファインセーブに阻まれる。前半は両チーム決め手を欠き、スコアレスで折り返す。
後半は北九州がボールを支配していく。57分、右サイドを抜け出した永野 雄大のクロスに上形 洋介が合わせて1-0とする。83分には佐藤 亮のFKに髙澤 優也が頭で合わせ、リードを2点にする。
試合はこのまま終わると思われたが、讃岐は88分、FKから西野 貴治がヘッドで折り返し、遠藤 元一が右足でネットを揺らす。さらに90分、川﨑 一輝のロングスローからファーサイドに溢れたところを最後は西本 雅崇が右足で決めて、試合は劇的なドロー決着に。勝点1を分け合うこととなった。
[ 文:大森 一 ]

序盤は讃岐にペースを握られ、ボールが自陣にある時間帯が続く苦しい立ち上がりとなった。徐々にボールを握るようになると、永野とプロ初出場の平原を中心に攻撃のリズムを作り出した。
前半はいくつか惜しいシーンがあったが、北九州にも在籍したGK高橋に防がれゴールを割ることができなかった。
後半に入ると北九州ペースで試合が進み、チャンスの芽を作るもなかなか得点に繋げることができずにいたが、57分に待望の先制点をゲット。
右サイドで抜け出した永野が速いクロスをDFとGKの間に送ると、抜けてきたボールを上形が丁寧にゴールに押し込んだ。
そこからしばらく讃岐ペースとなり耐える時間帯が続いたが、83分に亮が蹴ったFKを髙澤が絶妙なポジショニングからの技ありヘディングでゴールに流し込み追加点をゲットした。
残り時間を考えてもこのまま逃げ切れると考えていたが、そこから立て続けに2失点し同点に追いつかれてしまった。
最後に反撃を試みるも時間が足らず、そのまま試合終了。またもや終盤に失点し勝利を逃してしまった。 

良かった点

先制点と複数得点が取れた

10月に入ってからすべて先制点が取れており、試合を有利に進めることができている。また、複数得点できた試合も増えているので、攻撃については仕上がった感じを受ける。
あとは、最後の部分の精度があればもっと得点がとれたという場面もまだあるので、スキルをさらに高めていってほしい。

平原のデビュー

練習見学されている方の中で評価の高かった平原が待望のデビューを飾った。
左サイドでスタメン出場し、持ち前のボールスキルの高さを見せた。
しっかりボールをキープでき、ドリブルからチャンスに繋がるパスも出せる。遠慮せず周りにパスを要求することもできていたのでとても頼もしかった。
こぼれ球奪取数も5本と、ボールの流れを読んだ守備もしっかりできていた。
少しボールを持ちすぎて危険な形で奪われることもあったが、プレースピードに慣れてくればまた変わってくるはず。今後の活躍を大いに期待したい。

良くなかった点

クロージング

またもや2点差を守りきれずに勝ち点を落としてしまった。試合終盤に失点することが多く、もったいない試合がとても多い。
また、80分過ぎからガス欠するのが常態化してしまっているが、今シーズンはフィジカルトレーニングについて途中から見直しを迫られるくらいやれていなかったようなので、ある程度は仕方ないのかもしれない。
その上でハッキリと守備固めをするのではなく、場を制圧するべく攻撃的な選手を入れる采配をしているので、交代で入った選手の動きに残った選手がついていけていない場面が目立つ。
勝ち切るためには、采配の見直しが必要ではないだろうか。

セットプレーの守り方

もう何度似たような失点シーンを見ただろう。
またもやセットプレーでファーサイドの空いたスペースを突かれて失点してしまった。これだけやられるともはや偶然ではなく必然である。
どのチームも同じような所を狙ってきているので、明確な弱点としてスカウティングされているのだろう。しかも、いつまで経っても改善が見られないのでやられ続けてしまう。
今の守り方はハッキリ言って通用していない。固執せず抜本的な見直しを図ってほしい。

感想

現地に行ってきました!陸上競技場なので、ミクスタに慣れているとピッチまでが少し遠く感じましたが、天候にも恵まれ気持ち良く観戦することができました。
試合は不安な立ち上がりから始まりましたが、徐々にボールを回せるようになってくると惜しいシーンも見られるようになりました。
何より平原の動きが素晴らしく、虜になりました。彼は確実に北九州の未来を感じさせる選手だと思います。
後半に入るとしっかり攻めて2得点。近くでゴールシーンを見られて大興奮。自分を含めてサポーターは誰もが勝利を確信しました。しかし、結果はドロー。負けてはいないけれど、残念な気持ちになりました。

選手たちはもちろん悔しそうでしたが、サポーターとしてはあの展開なら勝ってほしかったのが本音。この後、一部サポーターから厳しい言葉を浴びせられたある選手が相手を睨みつけスタッフに制止されながら下がっていく一幕もありました。どっちの気持ちもわかるなぁという感想。

帰り支度をしていた時に、2020シーズンまで在籍していた相手GKの高橋拓也が挨拶に来てくれました。
コロナ禍でキチンと送り出せなかったからと、コールリーダーが高橋を引き留め、チャントをみんなで歌い激励しました。讃岐の応援団の方も太鼓を叩いてくれていたようで、これは素晴らしい空気感でした✨

順位表

順位は変わらず13位のまま。トップハーフにギリギリ手がかかる位置にいるので、残り試合全部勝って食い込んでほしい。

次節の対戦相手

相模原と対戦。
相模原は7試合勝ちがなく苦しい状況が続いている。しっかり叩いて再度勢いに乗りたい。
サイド攻撃をメインとしているチームなので、しっかりとボールの出処をケアしたい。
また、藤本淳吾選手の正確なキックは脅威なので、自由にさせないのはもちろん、ゴールに近い位置でセットプレーを与えないようにしたい。


#ギラヴァンツ北九州
#Jリーグ
#J3

引用元
ギラヴァンツ北九州公式Twitter
ギラヴァンツ北九州公式You Tube
Jリーグ公式HP
@j3referee
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カマタマーレ讃岐公式Twitter

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