現在の政治観と今後の政治的姿勢

政治観

黒川検事長が辞職しました。河井元法務大臣が逮捕されました。フジ・産経の世論調査結果は捏造だったそうです。

政権の意のままに動く法務大臣と検事総長、政権で常態化しているデータや文書の捏造・隠蔽・改ざんと身内メディアを通じた世論捏造、さらに各種のネット規制、Etc。

これらの道具立てが揃った時に何が起きるのでしょうか?みなさんの考えを教えてください。

私は、安倍政権や自民党は現行憲法が保証している「自由と権利」を制限しようとしていると考えています。

美しい国とは?

安倍政権や自民党はどういう国家を目指しているのでしょうか?彼らのいう「美しい国」とは何でしょうか?

以下は戦時中(1941年)の「日本よい国」という絵本ですが、たぶん、こういった『神がかりで独善的で国民に犠牲を強要する国家』だと思います。

「シナノ コドモタチモ ニッポンノ ヘイタイサント ナカヨシニ」
「カミサマガ オツクリニ ナッタ ニッポン!」
「リッパナ ヘイタイサンニ ナッテ ヨイ クニ ニッポンヲ マモッテクダサイ」
「ミンナガ ココロヲ アハセテ オクニノタメニ ツクスコトデス」

この「美しい国」では、

個人の能力よりも出自や門地が評価されるでしょう。
勤勉・誠実であることより権力に従順であることが評価されるでしょう。
言論の自由、行政の透明性、公正な裁判はなく、多様性も男女平等も否定されると思います。

これからの政治姿勢

私の政治観(現政権・政権与党の評価)を前述しました。

次にこれからどういう態度で政治と向き合っていくか?です。

その前に脱線します。香港の周庭さんは『来年生きてるかもわからないし、この人生でもう一度日本に行きたい』と「笑顔」で発言しています。

ぼくは日本の若者や息子達世代をこのような悲壮な覚悟を必要とする状況に陥らせたくないです。

カネという「アメ」と引き換えに少しづつ「武器」(自治や言論や集会の自由・権利)を奪われて「もはや外圧だけが頼り」という状況になってしまってからでは遅いです。

今の大人の責任で、自由と権利を次の世代につないでいく必要があります。

日本は、(安倍サポータに絡まれることを厭わなければ)自由に政権批判もできる状況ですが、これは無条件に保証されたものではありません。まさに今、危機にさらされていると思います。

ですので、引き続き、声をあげていこうと思います。

もちろん影響力がないことに気を煩わせても無益です。しかし検察庁法改正案の強行採決阻止(廃案決定)で「市民の声は極めて微力だけど無力でない」ことが証明されました。

政治に対して影響力を持っているのですから無関心ではいられません。

選挙で投票するだけでもダメです。憲法12条で自由と権利を保持するために「不断の努力」を期待されているわけですから。

時の政権がやっていることを「評価」し、不満に思うのであれば「反対」「提案」していこうと思います。する必要があります。(第16条では請願権が保証されています)

余談

私は安倍政権は大嫌いですが、よい政策は評価しています。たとえば、『G7外相による中国の国家安全法の撤回を求める声明』に名を連ねたこととか。

香港に関するG7外相声明|外務省


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?