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授業改善① 児童生徒の考えを知る

はじめに

 よりよい授業を行うためには、児童生徒たちの考えを知ることが不可欠です。
 研究授業などのフォーマルな授業では、教材に対して事前にアンケートをよく行います。
でも、毎日の授業でできるでしょうか?
 研究授業のような方法は、無理だと思います。ここでは、私が実践した普段の授業でできる簡単で本質的(だと思っています)な方法を紹介したいと思います。

生徒の考えを知る理由

 なぜ、児童生徒の考えを知る必要があるのでしょうか?
それは、学習するのは児童生徒だからです。これから学習する内容に対して「何を知っていて、何を知らないのか」「経験はあるのか無いのか」など、一人一人が今の自分を知るこ必要になります。いわゆる「メタ認知」です。今の自分を知ることで学習内容がより理解できるようになります。また、興味関心も深まると思います。
 そして、先生も知らなくてはなりません。児童生徒の現状を知らずに授業を進めることはできないはずです。児童生徒の考えを知りことで学習者の立場に立った授業づくりができるようになります。

児童生徒の考えを知る方法

 児童生徒の考えはどこにあるのでしょうか?
それは、「頭の中」にあり見ることはできません。児童生徒の考えを知るためには、「頭の中」を表象させなければなりません。
 簡単で一番良い方法は、「ノート」に書かせることです。例えば、授業の始めの導入段階で特定のトピックについて考えさせ、それをノートに書くように指示します。そして、先生は机間巡視を通じて児童生徒たちのノートを確認し、肯定的な声掛けを行います。
 ノートに考えを表現させることで、全員の考えを把握でき、授業をより参加型にすることが可能です。特に、授業中の発言が苦手な児童生徒や意欲的に授業に参加しないように見える児童生徒にとっては授業への参加を促すきっかけになると思います。

では、また。


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