「ゼラチンシルバーLOVE」はシズる感とフェチを混ぜたブラック・プディングみたいな映画
この映画はVOGUEなどのカバーストーリーによくあるような不自然で、何のシチュエーションだかさっぱりわからないけれどやたらと妖しくて全体がシズってる。そんな映画です。広義のシズル感を全カットに対して目論んだ膨大な数の組写真を連続再生したような混乱と陶酔があります。しかも作家による偏愛性が全体を統合しているのです。つまりシズル感をフェチが繋いでいる映画です。抽象的で何を言っているかわからないと思いますがシズル感ってかなり普遍性がある感覚で、フェチは個別の感覚です。ここで取り込