僕の奥さん

今日は僕の奥さんの誕生日だ。
1/2世紀はとっくに越えてしまってはいるが
僕の奥さんはまだまだ若い。
容赦ない突っ込みは増えたけれども
本気の喧嘩は一度きりだ。
出会ったころにくらべて
ちょっぴり刻まれたシワは
僕と一緒に
笑って過ごした日々のせいだと思う。
掃除はニガテで
料理は上手とは言えないけれど
いつも一生懸命だ。
子育ても一段落し
それよりも長い年月を
これから一緒に生きていく。
とても楽しみだよ。

なんていうのを
だんなさんが早死にしてしまった後に
スマホの中から偶然見つけたりしたら
泣くと思う。
号泣だ。
このまえ、私の誕生日だったのだけど
何事も無かったので
就寝まえに
「今日、私の誕生日。」
と、言ったら
「おっ！おめでと！」
と、いう御言葉を賜った。
別にいいけど。
いいけど。

私が早死にした時のために
号泣させる話を
スマホにしたためておかなければ。