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地球視点で生きる時代到来!!

こちらは太極図です。


この太極図は「天地万物あらゆるものは陰と陽のバランスによって成り立っている」ということを表しています。

たとえば陰をネガティブな感情、陽をポジティブな感情とした場合、この二つの感情を一つとして見ることができるようになると感情のバランスを取ることができるようになります。

その一方で、ネガティブな感情だけ、あるいはポジティブな感情だけに焦点を合わせていたりすると感情のバランスを取ることができず、物事を前に進ませることが難しくなっていきます。

しかし、ネガティブとポジティブの二つの感情を一つとしてみることができるようになると、そこに新たな視点を得ることができるようになって、物事を前に進ませることができるようになっていくことでしょう。

このように太極図は、陰の視点と陽の視点の統合し、より抽象度の高い視点を示しています。

一見すると二元的に見える陰と陽も、ひとつ高い視点で見ることができるようになると、陰は陽に支えられ陽は陰に支えられているという一元であることが分かります。

そして、陰と陽という異なる二つを一元と見ることができるようになると、そこに中庸を見出すことができ、対立する思いを消すことができるようになるのです。

この陰陽を一元で見るという視点は、平面の太極図を俯瞰で見るという三角錐の頂点からの視点でもあります。



こういったことは、いろんなことにあてはめることができます。

たとえば、「男」「女」という二つの性を二元的に見たとすると、対立する構造が生まれてしまいます。

しかし、「男」「女」という視点より一段階上の「人」という視点で観照してみると、男性と女性はともに支え合い「人」という種を構成していると見ることができます。

しかも、人という視点を持つことができれば、男性・女性という二元的な側面を超え、性が持つ多様性も包括することもできるようになるでしょう。

このように様々な視点を包括できるような高い視点を持てるようになると、調和を生み出すことができるようになります。

調和とは、異なるすべてをバランスよくひとつにまとめることで生まれるものです。

こういった調和のある意識を持てるようになったとき、人は葛藤をなくすことができ、肩の力を抜いて自然体で生きていけるようになるものです。

調和とは分離した意識を一つに統合し、中庸の視点で物事を見ることでもあり、こういった調和の意識が人を真理に導きます。

真理の中には必ず調和が存在し、そういった調和を用いることで万物が皆、快く存在できるようになっていくものです。

真理とは調和であり、調和の中から法則を見出すことができます。

では、今度は「人」と「自然」をどのようにすれば一元とみることができるかを考えてみたいと思います。

現在、我々は自然と乖離しているということができます。

この自然界で、唯一、自然と乖離しているのが我々人間なのです。

乖離しているということは、調和が取れていないということです。

そこで人と自然を陰と陽として、ひとつ高い視点でみた場合、新たにどんな視点が必要になってくるのでしょうか。

そこで浮かび上がってくるのが「地球」という視点です。

我々が「地球」という視点を持って生きていけるようになったとき、人と自然の乖離をなくしていくことができるでしょう。

現在の人間は、人間の視点だけで人間の世界を生み出そうとしていたりします。

この地球を人間の都合のいいように利用しようとしているのが、今の人類の姿といっていいでしょう。

しかし、我々は本来、自然の一部であり自然のお陰で、毎日を過ごせるようになっています。

我々は自然の一部として存在できているからこそ、こうして生活することができているのです。

ところが、現在は人間のエゴが独り歩きをしていて、自然と人が対立関係にあるように思えます。

人間の視点だけで人間の世界を創り出そうとしている今の状況は、いわば片方だけの視点であり、調和が欠けている状態といってもいいでしょう。

人間の視点だけで人間の世界を生み出そうとする視点は、平面的な視点です。

しかし、我々が三角錐の頂点の視点に立って、いわば俯瞰的に地球を見たときに、我々は自然とともに調和の取れた行動が取れるようになっていくのです。

 あのね、ウラジミール、地球は大きいけれど、とても繊細なの。
 あなたも蚊よりずっと大きいけれど、その一匹が皮膚の上に着地しただけで敏感に察知するでしょ。地球もすべてを察知する。自分がコンクリートやアスファルトに閉じ込められるとき、自分の上で生きている森が伐採され燃やされるとき、自分の中に深く穴を掘られて、粉状の化学肥料をまき散らされるとき。
 地球は痛みを感じる。それでも地球は、母が子どもたちを愛するように人々を愛している。地球は人間のすべての悪意を、地中深く埋めようとする。地球が力を使い果たし、力尽きたときだけ、その悪意は火山の噴火や地震となって爆発する。
 私たちは地球を助けなければいけない。やさしさと思いやりに満ちた地球への接し方は、地球に力を与える。地球は大きいけれど、本当に繊細で敏感。たったひとりの人の手がやさしく触れただけで、それを察知する。ああ、どれほど地球が、そのやさしい接触を敏感に感じ取り、待ち焦がれていることか!

アナスタシア「響き渡るシベリア杉 シリーズ2」より

我々が、地球視点で物事を考えられるようになったとき、自然と共生できるようになって、地球が生み出す調和の中で生きていけるようになっていくことでしょう。

人間だけの視点で物事を考えるということは、平面的な視点です。

しかし、地球という立体的な視点を持てるようになったとき、我々は自然とともに調和の中で過ごしていけるようになっていくはずなのです。

平和とは調和の中にあるものであり、調和の意識は次元の高い意識でもあります。

これからは、地球規模の視点を持つ必要があります。

多くの人がこういった視点を持って生きていけるようになったとき、我々の意識の次元を上げていくことができるようになることでしょう。

広く高い視野で物事を見ること。

そんな視点を持つことがこれからは必要になってきます。

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