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ポータブルアンプを買ったお話〈FIIO-KA13〉



先日、ポータブルアンプを購入した。
先日――と言っても注文したのは三月の末。届いたのは五月五日であるためなんやかんや一ヶ月以上も掛かったわけだが、Amazonの自動応答チャットを使いこなせる気がしない勢としては「到着してくれて一安心」というところ。

今回購入したのはFIIOのKA13。色はシルバー。
お値段は1.3万円ほど。ポタアンとしては入門用と言っていいだろう。



私の現環境を書いておくと、デスクトップPC→ArturiaのMiniFuse 2→SONYのMDR-1AM2。これだけでも不満はないが、MDR-1AM2は4.4mmのバランス接続に対応しており、私の手元には諸事情で入手した販売価格1.5万円ほどの4.4mmケーブルがある。それを使わないのはもったいない。しかしMiniFuse 2は6.35mm対応である。ならば4.4mm対応のヘッドホンアンプを買おう――と思ったのが、今回、ポタアンを購入した理由だ。


この状態からUSB-Cのケーブルを白色のものに換えて使っている


KA13を使ってみた率直な感想としては「ちょっと音が良くなった」という感じ。元よりMiniFuse 2に接続していたため劇的に向上することまでは期待していなかったが、ケーブルの違いも影響しているのか、これまでより楽器のひとつひとつ、声のひとつひとつを聴き取りやすくなった。
特に複数人が同時に歌っているような楽曲では、ひとりひとりの声の質感を感じ取りやすくなった気がしている。



また、このKA13には『デスクトップモード』が用意されている。
これは最大550mWの出力に対応するモードで、高いインピーダンスの機材でもしっかりと音を鳴らすためのものだ。本体側にある音量調整の幅もそれなりに広いため私の現環境だと「なくても困らない」程度だが、環境によっては必須となるだろう。

バスパワーであるため接続はケーブル一本。
小型であるためスマホに接続するのも容易。
動作による発熱も〝人肌くらい〟までに収まっている。
現状では不満らしい不満は感じていない。

ヘッドホン、ポタアン、ケーブルまでを合わせても販売価格6万円くらいの環境であるため、オーディオ的には「お手軽」と言える範囲でしかコストを掛けていない私だが、こういうのは少しずつ機材を揃えるのも楽しみかたのひとつである。これからも〝しんどくない程度〟に色々と試してみたい。




※ ポタアンを買ったとはいえ、MiniFuse 2はオーディオインターフェイスとして私の現環境を支えてくれている。つまり「マイクやギターを接続するためのもの」としては使い続けるため、お役御免になっていないことだけはハッキリと言っておきたい。



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