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嫌いな万物発表しーぴぴ


以前X(旧Twitter)に投稿しフォロワーから程よく反応を受けた年表がある。しーぴぴこと私の半生を記したものだ。

 

全体を載せるとやや冗長となるため特に様子がおかしい幼少時代を抜粋させてもらった。
これを書いていて気が付いたことがある。

私の人生はとにかく何を好いたかよりも何を拒絶したかの連続だったのではないかということだ。

浴室での入浴を拒絶し、積み木遊びを拒絶し、ランドセルを拒絶し、そんな調子で色んなものを拒絶し続け30歳になろうとしている。

他にも体を締め付けるような素材が苦手で、服選びには大変苦労をしたようだ。母は女の子らしい服を着せたがり、私はラインが緩くサイズも大きな男児用の服を欲しがった。このあたりから母は私の一切の養育を放棄し始める。(重〜)

そして何より人間、好きなものを語るときよりも嫌いなものを語るときのほうが口先が滑らかになるものだ。違うんですか?

長い前置きはカスなので早速行きます!

※この記事はちくちく言葉だらけです。なるべく面白おかしく、特定の人や団体を貶めるような表現は避けますので多少は安心してください。


タイトルの元ネタ 

(Xアカウント:@nbaji9 様)


▼やわらかいごはん

これこれ。最悪ですよね。お粥まで行けばそういうものとして美味しく頂けるものの、やわらかく炊いたごはんというのは単に失敗であり、どう考えても誰かが1回噛んだ飯なのである。どうしても食べられない。私はさらに、所謂「半殺し」の米粒も受け付けない。桜餅、ぼた餅、おはぎのアレだ。あの米の粒が残った餅が大嫌いだ。お前のことは誰も愛さない。飲み込めない。本当に勘弁してください。和菓子ってでも美味しいよね。ごめんね。

▼薄暗さ

筆者は病的な鳥目で、日が暮れ始めるともうほとんどの視力を奪われる。家々や店の灯り、常識的な間隔で並ぶ街灯、自動販売機、車のライト、信号機、太陽の名残りや月明かり。たぶんこれだけの光があれば多くの人々は問題なく空間を認識し歩行できるのだろうが、私の場合は薄暗くなり始めた時点でゼロと言ったほうがいい。ビタミンAが良いとか言うがそれが効くのは後天性だけらしい。どんな感じの視界かはWikipediaとかあるので各自調べてください。

▼M-1のシーズンになると必ず現れる、自分が推しているコンビが勝ち残れないとめちゃくちゃ不機嫌になり、その言動で「俺は分かっている」感を出したいおじさん

話が違う。特定の人を貶める発言は避けると言ったじゃないか。いーや言わせてもらうね。絶対に各種SNSや飲み屋に現れるんだよ、不機嫌マウントで場をコントロールしようとするハラスメントおじさんと自称お笑い通のハイブリッド。その手の人に好きなネタは?とか突っ込んだ話を聞こうものならムニャムニャとはぐらかされるのがお決まりの型である。「はー…もういいです。」みたいなことだけインスタのストーリーに載せてみたりしてね。せめて笑ってくれ、その推しているコンビのネタでよ。悔しい気持ちも分かるけど怒らなくてもいい。芸人さんたちが求めていることと真逆なリアクションを取って人様を貶めるんじゃないよ。

▼そ●豆

これは本当に駄目すぎて文字を見るのも写真を見るのも受け付けないのである。味とかじゃなくてイラストを見るのも耐えられない。サヤの中に綿ありますよね。あれ意味わからないよ。昔、青●レストランでデザートのパフェみたいなのにあの綿を詰めてたのを見て発狂した。可食部分なんですか?欧米人がタコとかイカをエイリアンだと言う感覚は、おそらくこれなのだと思う。エイリアンのサヤです。味とか美味しいんだと思うよ、だから好きな人も農家さんも、私の分まで愛してあげてね。

▼積み木遊び

冒頭の年表にも書いたエピソードだが、私は本当に積み木遊びが嫌いだ。年表では割愛したが目の前に積み木を出された私はただ遊ばないのではなく即座にキレて積み木をグチャグチャにし絶対に積み上げようとしなかったのである。
流石に発育テストの記憶は無いものの、当時の私の気持ちが良く分かる。医師は「この子は積み木で遊べない」と判断したのだろうが、違う。積み木とかいう遊びが心底気に食わないのだ

気持ちはさながら「口に合わぬ」と用意させた料理をちゃぶ台返しで退けた聖帝サウザーなのである。
積み木とかいう遊びはたかだか数個〜十数個しかない決まった数の決まった立体を、これもまたせいぜいが数パターンしかない組み合わせで積むだけ。
四角と三角を組み合わせて「家」だの、三角の位置をちょっと変えて「滑り台」だの、くそつまらないのである。工夫のしようが無いし、答えが決まっているのがどうも不愉快だ。
「この三角の赤い積み木に名前を付けてください」とか言われたほうが楽しい。同じ理由で単純な模型作りも苦手とする。

(ガチのプラモ制作やジオラマ作りは工夫や技術や美点に溢れているので楽しそう。なんでか手が慢性的にひとみ婆さんくらい震えるので避けている。)

でも凄く興味深いのが、酔っ払うと人って必ず目の前に積み上げられそうなものがあると積むんだよね。筆者はバーを経営していたことがある。自分の店にハッピーセットで貰ってきたドミノ状のウルトラマンの何かを置いていた。
酔うと100%の確率でお客様はそのウルトラマンに吸い寄せられ、たぶんそういうおもちゃじゃないのに、縦に積もうとするのである。

もしかしてホモ・サピエンスは目の前に詰めそうな立体があると、とりあえず縦に積む習性があるのかもしれない。

薄々、自分にそういう習性が欠如しているから楽しめないだけなのではと思い始めている。だとすると医師の判断が概ね正しいということになり、残念ながらこの子は…なのである。

人と違うからってそれが特別だとか高尚だとか驕ってはいけないのだ。足し算ではなく引き算的に人と違っている場合があるから。

でもでも、そのことを卑下したり、気にし過ぎたりしても良くないと思うから、驕り高ぶることなく否定するわけでもなく等身大の自分を捉えて愛していこうネ!

同じかんじで「嫉妬心」もめちゃくちゃ希薄だ。一昨年くらいまで人より心が綺麗だからなんだワと思っていたものの、嫉妬も人間という動物に備わったごく一般的な性質で、その性質が希薄で人様に共感出来ないというのは「足りていない」だけだと気が付いた。

拒絶し続けるくせに足りないものだらけ。それがしーぴぴ。今仕事が無くてやばいんだけど、ほら見たことか、全然社会生活が成せていない。

もう泣いたらランドセルを代わりに持ってくれる優しくて美人な隣のお姉ちゃんも、お風呂に入りたくないときにタライで洗ってくれる親も居ないのだ。

4年前についに精神に異常をきたしたので、正常に診断を下してくれる医師だけは、今も近くに居る。

先生、30になりますが、発育テスト受けさせてもらえませんか。後生です。


なんかつらくなっちゃった。

筆者はサンリオキャラクター大賞で、クロミちゃんを応援しています。
クロミちゃんは、そういう足りないものだらけなのに自意識は強くて生きるのが大変な私の背中を軽く押してくれるのだ。

さようなら

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