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道徳の授業40分でやってみよう

はじめに


さてさて、土曜日の朝にこんなニュースが流れてきました。

読まれてない方は、ぜひ目を通してみてください。
簡単に言うと、図のようになるみたいです。

読売新聞オンライン R6.2.10の記事より引用

「裁量時間はどうなるんだろう」という問題はまた別の機会に述べるとして、
今回は単純に、45分の授業を40分にするなら、どういうところを変えていけばよいだろうという提案をしてみたいと思います。


1.少し変更パターン

まずは、今の授業から少しだけ変更するパターンで考えてみたいと思います。

さて、ある日の授業を動画で振り返ってみました。

⑤以降は学習の要となるところなので、削るのが難しいと思います。

上のケースの場合だと、
①の導入を4分間削り(子どもとのやりとりを省く)
③感想交流(ペア)を削れば達成されることでしょう。

または、②の範読を削り、事前に読ませておくという方法もありそうです。
その場合は、感想をロイロノートやパドレットなどに打ち込ませておくのが有効だと思います。
が、これは実態によっては難しいかもしれません・・・

まとめると

  • 導入をあっさりして、感想交流をなくす

  • 授業時間内の範読をなくし、事前に自分で読み、感想を書くところまでやっておく

こんな感じでしょうか。

2.チャットGPTパターン

さて、お次はchatGPTに授業の構成を考えてもらいましょう。

プロンプト:小学校の道徳の学習が40分に設定されました。どのような授業の流れにしますか?

パッと、出してもらった結果、「復習をする」や「挨拶をする」に5分、10分割かれていたので、そこを削るようにして打ち出した結果が画像のものになります。

chatGPTの答え

どうでしょう?しっくりときましたか?
教師の補足説明と解説ってなんだろう・・・と思わなくもないですが、
こういう流れもありと言えばありかもしれません。

先ほどの私の授業の流れを読み込ませた上で、chatGPTに再考してもらいました。
以下、その結果です。

chatGPTに私の授業を40分にしてもらいました。

概ね、私が考えていることと同じでした。
GPTくんはどうやら、展開後段と振り返りを減らそうとしていますが、そこは時間をたっぷり確保しておいた方がよいと個人的には考えます。
なぜなら、道徳の授業では、自分を見つめ直す時間というのは大切だからです。

3.大胆変更パターン

さて、ここからは大胆変更パターンとなります。

40分だからこそ・・・と考えたときに思い出したのが次のツイートです。

昔、こんなツイートをしていました。
でもね。
このツイートには裏話があります。

4年生を担任したときの、とある日の道徳授業
めちゃくちゃ、話し合いが盛り上がっていました。
まだまだ話し足りないぞという熱がそこにはありました。

で、そこで子どもたちに聞いてみました。
「どうする?チャイムなったけどもう少し話し合いしてみたい?」

ほぼ満場一致で「もっと、話したい!続きやりましょう!」と
声があがりました。
そこで、続きをやった結果が70分授業だったのです。

これで、思いついたのですが、
2コマ合体させて80分でやってみたらどうだろう?
ということです。
90分なら多すぎる気もしますが、80分ならいい感じがします。

1時間目は
導入をした後に、教材を読んで、みんなで感想を言い合ったり、問い作りをしたりします。

2時間目は
子どもたちから出てきた問いや、教師が「ここは聞いてみたい」というところを中心に話し合いをすすめていきます。

この方法なら、時間配分にはむしろゆとりが生まれます。

ただし、現行の学習指導要領のもとで、毎回この手法でやってしまうと
全ての内容項目を網羅することができません。

ですが、ここぞというときは、このような手法を試してみるのも悪くはないかもしれません。

おわりに

いかがだったでしょうか?

もし「40分授業になったら」という妄想コーナーでございました。

「どんなことができるのかな」と可能性を探るのは楽しいもんですね。
今はまだ45分授業だけど、「よし!今日は40分で終わらせてみよう」と試すことは今すぐできるので、まずはトライ&エラーしてみましょう。


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