シナモン香る『福耳パン』【ヘルシンキ紀行:前編】
朝6時のストックホルム・アーランダ空港。こんな早い時間に空港にいるのは、不機嫌そうな手荷物検査官か、早朝深夜便の多い格安航空の利用者ぐらいだ。
空港のコンビニでクロワッサンとパン・オ・ショコラ、そしてコーヒーをテイクアウトする。コーヒーの味は褒められたものではないが、パンはどちらとも悪くない味だ。皮はパリッとしており、バターの香りが口を満たす。スーパーでもコンビニでも美味いパンを食べられるのは、ヨーロッパの素晴らしいところだ(イギリスを除く:ヒースロー空港のサンドウィッチは