自社の教育方法とこれからの課題

1.このブログで何度か教育の必要性について述べているが、具体的にどのようにやるべきか。

(1)この点に関して自社の企業理念は本物の警備の提供を通じて日本の警備業の在り方を変える事である。

とすると、現場の隊員が現場でお客様やユーザーの方に安全・安心を与えられるようなサービスができるようにする必要があるので隊長による現場での指導を重視している。

こういった現場で実際に仕事を行いながら、上司やベテランが部下や新人の指導を実施し、業務を行う際に必要な知識や能力を部下に獲得させる教育方法のことをOJTという。

確かにこの方法を使えば、教育コストが安くつくこと、従業員の個性や能力に沿ってきめ細かな教育ができる、短期に業務上のスキルやノウハウを伝授できるといった利点がある。

しかし、このやり方だと、上司や先輩の知識や経験に教育効果が左右されたり、体系的な知識や技術の習得が困難になってしまう。

(2)そこで補充的に仕事の合間のロールプレイングや訓練、新人に対する新任教育や隊員に対する基本教育や現場に即した業務別教育、それに隊長会議といった形で実際の業務から離れて、特別に時間と場を設けて教育訓練、すなわちOff-JTを行って上記の問題点を補充している。

あと体系的知識の習得に関しては一定の経験と知識・スキルを習得した隊員に対し警備検定の受験を推奨している。

2.こういった教育は警備会社の教育としては当たり前なものだが、それを徹底している会社は意外に少ない。

なので、そうする事で隊員の質が上がり、結果としてサービスの差別化がある程度は図れる。それに関してはある程度できていると思う。

3.しかし、これだけでは、特に管理者に対する教育が不十分である。また、たまには対応力や柔軟性を身につけてもらうため、面白い教育も実験する必要がある。

また将来のロボット警備に向けた教育もそろそろ考えるべき。とりあえずはウチの隊長補佐にPCスキルの定着・向上をさらに図っていただく必要があろう。また自分も経営者として率先していろんな新たな機器に慣れ親しむ必要がある。

あと警備員は体が資本なので、スポーツを教育に取り込むことも面白いかもしれない。


ウチの隊員の中には登山やスキューバダイビングやゴルフ、それに今度入ってくる兄ちゃんは剣道と、いろんな趣味をお持ちの方がいらっしゃるので、そういったものを全面に出すような教育が出来ればいいなあだなんて思う。

そう考えるとやることがたくさんありすぎて泣きたくなる今日この頃(笑)。

http://www.yoka-security.co.jp

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