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【毎日投稿】数学は99%暗記科目です。

 おはろん。もはや日記というタイトル要らんなーって思い始めたのでとっぱらいました。しらすです。

 今日は、勉強系、その中でも数学について。

 個別指導に来る子の多くは英語や数学でつまずいてますと言う。実際、バイト1年目の頃に数学の教師は足りていないと言われ、自分の必要性を感じてニヤニヤしt(お黙り!)

 それは置いといて、今回のタイトルにもあるように数学は暗記科目である、この主張を紐解いて行こうと思う。最後に注意事項も載せてあるので、最後までご覧あれ。

 この記事が、数学の成績で困っている誰かに届くと信じて…。

定期テストでは、似たような問題が出る

 まずは、定期テストに焦点を絞る。

 定期テストを作るのは紛れもない所属する学校側。学校側の多くは、成績をとって欲しいと思うがゆえ、もしくは習ったことを即座に確認できるように学校で使うワークからの出題が多くなる。

 つまり、学校のワークを暗記すれば基本的な点数は取れるということである。これは数学だけでなくどの教科でも同じである。私は国語をこの方法で乗り切った。

模試や入試では、似た考え方で解ける問題が出る

 模試や入試問題に焦点を当てると、少しだけ話は変わる。問題を作る側が自分に近しい人ではなくなるので、ワークの問題がそのまま出るなんてことは有り得ない。(正確には「そう思った方がいい」)

 では、暗記は通用しないのか?否。そうでは無い。

 ワークや参考書、過去問を見た時に、どういう問題に対して、どんな公式をどう使ったのかを考える。そして、それを暗記すれば良いのだ。

 それは、公式の覚え方にも響いてくる。例えば、三平方の定理という定理。あの公式だけを言ってしまえば、a^2 + b^2 = c^2 である。

 では、この公式は何に対して使えるのか?cとはどこを指すか?どういう図形が出てきたら反応すればよいか?これがわかるのとわからないのとでは、雲泥の差である。

 得意になるためには、それが基本的レベルでこなせないといけない。標準的なレベルにたどり着くには、公式を使うタイミング、図形の並び、関数の形などを把握していればそれに条件反射するように使いこなせる。

 そのために演習をして、九九のようにできるようにすればいい。

模範解答から学ぶ勇気

 よく、夏休みの宿題や課題として出ている学校のワークを答えを丸写しして「やりました!」と何食わぬ顔する生徒がいる。(まぁ私なんですが)そのせいか、解答をすぐに見てしまう行為は悪とされている風潮がある。

 しかし、今の試験に対する勉強は、むしろ模範解答をすぐ見る方が効率が良い。それは、今の入試が情報処理能力を強く問われるからである。

 「問題は解けるけど時間が足りない。」そういう経験は誰でもあるはずだ(私も数学が得意とはいえセンター試験は苦手だった)。それは、簡単な問題に時間をかけすぎているからである。

 簡単な問題に対して時間をかけない訓練をするために、模範解答を使う。数学の場合の使い方はこうだ。

1.問題を見る。
2.10秒以内に頭の中で使う公式、解き方などを思い浮かべる
3.10秒で出ない場合模範解答を見る。10秒で出た場合は実際に計算してみる(慣れたら省いてもよい)。
4.次の問題へ。これを繰り返す。

 この修行のような勉強法、効率を最重視しているため、人により楽しくない可能性がある。ただ、これが時間をかけないようにするための最も効率が良い勉強法だと自負する。だまされたと思ってやってみよう。

早速暗記しよう!

 ここからは、レベル別暗記方法を簡単に紹介していく。自分に合った暗記方法を紹介しよう。

レベル1:進研模試で偏差値40代あたりの方(定期テストでいい点とりたい人)

 これに該当する方は、まずは公式の存在を思い出し、公式を使えるようにする必要がある。教科書の例題をまずはそつなくこなせるように例題の解き方を暗記するところから始めよう。

 その時に、思い出すスピードを意識しよう。問題を把握してから0.3秒で使う公式を思い出せるようにしよう。

レベル2:進研模試で偏差値50代あたりの方

 これに該当する人は、基本的な操作がわかり、少し難しい問題でも解説を読めばなんとなく理解できるはず。しかし、きっと少し難しくなると手が止まってしまうタイプである。

 この方は、ここからが勝負所だ。問題と公式をひたすら見て、その整合性を図る練習が必要だ。

 具体的に言うならばチャート式でいう難易度2~3レベルの問題を覚えよう。(それ以外だと基礎とか標準とか書いているレベル)これを覚えると、別な問題が出てきたときに「この条件がそろっているならば、この公式が使えるのではないか?」と何となく思えてくるだろう。そこまでが勝負だ。

 それをあらゆる分野でできるようになったら一端になれる。

レベル3:進研模試で偏差値60代あたりの方

 これに該当する方は、当たりはずれはあるが大方の問題に解答できて、運次第で大問一つ完答できるレベルだとおもう。

 この方は、少しレベルの高い問題の暗記をお勧めする。とはいえ、赤チャートみたいなレベルの高すぎるものはいらない。

 Z会の参考書は信用していい。レベルが高めに設定されているので、腕試し的にもいいだろう。私のおすすめはこれだ↓

 実際に使っていた演習書で、国公立入試の考え方や出題方法を大まかに把握するのに最適だと思われる。

レベル4:それ以上の方

 第一志望校の過去問を解いたり、大学の数学などの問題でひたすら他単元との調和を図り、柔軟性を磨くといい。ちなみに私はこのレベルまで至れたことはないので、あまり大したことは言えない。というか言わなくてもやるやろ。

注意事項

 ここで、数学には注意すべきことがある。それはタイトルにある「数学は99%暗記」の残り1%に関する以下のことだ。

数学には、向き不向きがある

 つまり、残念ながら1%のひらめきのようなもの(数学の思考に対する体力のようなものと考えておけばよい)は必要だ。

 これは、紛れもない事実だ。数学は、すべてを論理性に預けた別な言語。その論理性ゆえの複雑さ、そしてそれゆえの単純作業。この意味不明な言語を解読する必要がある。

 日本人とフランス人の英語の習得スピードは明らかに異なる。これと同じように数学の世界に触れなかった人がいきなり高校数学をやったって無理な可能性もある。

 ただ、今数学ができないかどうかには依存しないのも事実。とりあえず時間が取れる時期があれば、2,3か月ほどじっくり挑戦してみて、もし成績の上がる見込みがない、いくらやっても解けるようにならない。そうなったらいったん離れてみる、塾などでみっちり教えてもらうなど対処することをお勧めする。

まとめ

 数学というのは、まあ得手不得手が面白いほど分かれる。客観視していると結構面白いが、個別指導講師としてあんまり笑ってるだけではいられない。

 数学は、公式だけでなくその使いどころ、模範解答を暗記してそれを瞬時に出せるようにする。その情報処理能力さえ身につけていればどれだけ苦手な人でも平均点くらいは取れる。あとはやるかやらないか、そしてやるほどのモチベーションがあるかないかだ。

 やっててわからないとイライラしやすい教科でもあるので、そうなったら一旦休もう。集中力と根気のいる勉強なので体力が一番。

 そして最も大事なこと。

 数学は点数が上がるのに時間がかかる

 これだけ忘れず、成績の伸びない自分に落胆せず頑張ってくれ。

 

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