低中所得者向け:資産運用、の前にやること。①

 こんにちは。紫桜です。
 こういう考えを綴る文章の際、挨拶というか出だしの文章ってどう書くかちょっと悩みますね。基本的に高尚だったり意識高い系の人間ではございませんので、そうそうきらきらとしたこともあまり思いつきません。

 というわけでこういう文章を書いている方々にはあまり見られないかもしれませんが、普段は私も地方の事務職兼部内のSEみたいなことをしております。調べてみたところ住んでいるところの中央値よりは高いけれど平均値には到底及ばない程度ですね。住民税・所得税は納めていますので低所得者に近めの中所得者といった感じでしょうか?

 そんな私でも少額ずつですが資産運用を行っていて、ありがたいことに現在プラスで推移している状態です。資産運用については前提から実際の投資まで色々考えたうえで、自分に適した形での投資がストレスなく続けられるので是非ご参考になればと思います。

 まずは投資の前に自分が投資できる金額がどれくらいか、自分が投資にどれくらい許容範囲があるかを知るところから、を書き連ねたいと思います。

※運用資金がたくさん用意できる方には参考にならないと思いますのでご注意ください。
 また、基本的に紫桜はローリスク・ローorミドルリターン派です。ハイリターンを期待されている方にも参考にならないかと思います。


1:自分の収入や支出の差を知ることが大事です、ということ。


 分析と言いましても、私も大したことはやっておりません。
 そもそも毎日やることに対してずっとそのことについて思考を奪われることが苦手ですので、ざっくりとした考え方のほうが好きなのです。


 とりあえず、記帳した通帳を持ってきましょう。
 で、先月末の残高を見て数字を覚えていてください。
 その後、先々月末の残高を見てみましょう。


 どうでしょう、増えてますでしょうか? 減ってますでしょうか?
 減っている理由/増えている理由は特別な理由でしょうか?


 特別な理由の顕著な増減がない場合、その1ヶ月が目安と考えて良いかと思います。普通に暮らしていて、自分にどれだけ余剰/不足があるか。そこを見るのが多分手っ取り早い気がしています。
 私も毎月の家計の見直しはこうやって進めています。1ヶ月10分でざっくり把握できるのでこのやり方が私には性に合っている気がしますね。
(ライバーの収入も多少あるのでそちらは遊び感覚で分析していますが)

2:引当金を考えるのも大事です、ということ。


 前項の確認の結果が差額がマイナスの方につきましては、今度別に節約などの記事を書く予定ですので少々お待ちくださいませ。尤もプラスの方でも少し参考になるかもしれませんが。

 今回はプラスで安心、差額は全部投資に── と考えていらっしゃる方は少しお待ちを。先ほど「普通に暮らしていて」と記載した通り、定期的に多めの支払いが発生する可能性がございます。年に1回の保険料や税金の支払い、車検なども含まれるかもしれません。
 尤も賞与、ボーナスがある方についてはそれと上記のような支払いの差額を前項のように確認して頂ければ良いのではないでしょうか?

 余談ですが財務というか経理の話になるのですが、
 「大きな支払いがあるから少しずつ積み立てておきたい」というその積立金や、
「今これだけ売り上げてるけどここ倒産する可能性があって売り上げが消し飛ぶ可能性があるんだよね……。いくらかなくなる覚悟しておこう」といった引当金という概念があったりしまして、
 難しく考えたくないのであればその引当金や積立金がボーナスって考えれば良いのでは?という発想です。差額がプラスならもっと投資ができますよ。やったね。

 最後は冗談として、こういう引当金や積立金の考え方は大事です。
 ボーナス無しだけど余剰があるから全部投資しよう……と考えていると首が回らなくなってしまいます。健全な投資は健全なキャッシュフローから、を心がけると良いかと思います。

3:自分の気持ちを知ることも大事です、ということ。


 毎月使える額も分かった。引当金とか積立金も大丈夫。
 じゃあ投資するか── の前に、ちょっとお待ちください。最後に確認するものがあります。

 それは貴方自身が投資のリスクをどこまで許容するつもりでいるかです。

 実際、これが一番大事だったりします。恐らく。
 私は正直なところ投資については後ろ向きなタイプです。元本割れするのが基本的に嫌いだし、生活資金にまで及ぶとか冗談じゃない。でも本当に、本来ならゲーム1本買えるくらいの金額がワンチャンちょっとでも増えたらいいな……。と思っている人間です。
 私みたいな人と「俺は自分の命を投資に賭ける!」みたいな人では当然やるべき投資の種類も違ってきますでしょうし、覚悟完了と思っている方でもいざ最大のリスクを引き当ててしまったときに本当に這い上がれるのかまで考えてあれば良いのですが、追い詰められている人ほど退路が確保できているかを今一度考えて欲しいのです。お金が使えるのは命あってのものですので。

※自己破産すればいーじゃん、という考えの方も中にはおられるかもしれませんが、自己破産は末路が悲惨なのを一度目の当たりにしているのでやらない前提が良いかと思います。


 というわけで、使える金額とその金額に対しての自分の心構え、余剰金をすべて失っていいのか、それとも元本くらいは最低残って欲しいか、とか。その辺りについてまず分析してから投資に入りましょう、というお話でした。
 次はどうしましょう……。生活がマイナスの場合はこれで改善できるかも?という節約のアドバイス辺りをお話ししましょうか。実際家計が助かっている実例も挙げつつお話してまいりますよ。


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