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フルコミッション(完全歩合制)の訪問販売営業について【訪問販売営業シリーズ④】

この記事ではフルコミッション(完全歩合制)の訪問販売営業について紹介します。

営業に興味がある人のなかには、「固定給がないフルコミッションってどうなの?」って思いますよね。

フルコミッション(完全歩合制)の営業を経験した私が、「固定給がなくてもそんなに大したことじゃない」ということをお伝えします。

私のフルコミッションの体験談で少しでも疑問が解決しますよ。

この記事を書いている私は営業歴8年、そのうちフルコミッションの訪問販売の営業を1年していたことがあります。

前回の記事では訪問販売営業(飛び込み営業)のメリット・デメリット【訪問販売営業シリーズ➂】

をお送りしました。

今回は私のフルコミッションの訪問販売営業の経験談を紹介し、場合によってはすごく稼げますので、収入形態の選択肢のひとつとして知識にいれていただけたらと思い記事にしました。


フルコミッション(完全歩合制)の訪問販売営業について

フルコミッション(完全歩合制)の営業とは

フルコミッションとは、完全できだか制のことで、固定給がまったくなく契約金額に応じて報酬が得られることです。

フルコミッションは契約金額や件数により、普通のサラリーマンでは得られない額 の収入を得られることがあります。

実績に応じて収入の額が変化するので、固定給のように有能な人も無能な人も給料があまり変わらないという、不公平感がありません。

会社側も契約ベースで報酬を払えばいいのでムダな人件費がかかりません。

雇用側も雇用される側もウイン・ウインの関係なわけです。

フルコミッション(完全歩合制)税金関係は

サラリーマンだと会社で所得税、住民税、社会保険料、が自動的にひかれますよね。

フルコミッションですと雇用形態が業務委託契約という、会社と業務委託先とが契約締結する契約形態となります。

業務委託先とはここでいうフルコミッションで働く営業マンのことで、個人事業主となるので、毎年の確定申告で税額を自分から申告するのです。

ですので、スーツや、ネクタイ、シャツなどの仕事着、道具、交際費、交通費など仕事に関する支出は経費あつかいとし、売上、ここではいわゆるコミッションから控除し減税できるのです。

私の確定申告の失敗例

私は当時、確定申告のことを何もしらずに税務署に申請にいき、受付の人から「書類はありますか?」といわれ、「いいえ」と答えたら、「こちらでやっておきますねー」といわれ、ああ自分の代わりにやってくれるんだ、楽ちんだなと思っていたら、仕事を辞めてその次の年にどえらい額の所得税と住民税の徴収がきたことがあります。

この苦い経験で、「この世の中は知らないと損をしてしまうことばかりなので、少しでも疑問に思ったら納得いくまで調べよう」となりました。

フルコミッション(完全歩合制)の訪問営業経験を語る

私の初めて就いた営業の仕事が、フルコミッションでした。

面接したときは「好きな建築の仕事ができる」とおもって入社したら、なんと飛び込み営業でさらにフルコミッションだったのです。

リフォームの訪問販売の営業

その会社で扱っているのは、住宅の外壁(家の外の壁のことをいいます)の上にさらに外壁を貼る「サイディング」という製品でした。

詳しくは以前の記事飛び込み営業(訪問販売営業)の1日の仕事のながれ【訪問販売営業シリーズ②】で紹介しています。

給料はたしか求人紙に「月給50万円以上可」とか書いてあったような気がします。

面接では詳しい仕事内容は説明されずに、入社してフタをあけたら、飛び込み営業でさらにフルコミッションだったのです。

もともといきあたりばったりの楽天的な性格なので、そのときも「まぁいっか、いっちょやってみるか」という具合にその仕事をしてみることにしました。

フルコミッション(完全歩合制)の訪問販売営業を経験して

私の場合ラッキーなことに、営業未経験で入社して2日目でアポイントが取れ、その1週間後に契約が取れ、なんとその報酬が30万円だったのです。

「フルコミッションってこんな楽ちんに稼げて、おいしい仕事だなー、こりゃたまらん」となって、やる気ががぜん出たのです。

しかし、そのあとはそこまで簡単に契約がとれたことはなく、今では、うまい具合にビギナーズラックが働いたんだなぁとおもっています。

収入が途だえたらどうなるの?

「契約が取れなかったら収入が0になって心配にならない?」と思いますよね。

「その月の契約が0件になると収入も0となる」とフルコミッションではあたりまえのことですが、私は1年間勤めて契約が0の月は1回だけでした。

その他の月は1件から3件をコンスタントにとってました。

訪問販売営業は、ようは確率なので、ある程度訪問件数をこなしていたらおのずと契約も取れるようになっているのです。

もし契約が取れずに、サラリーマンの基本給も稼げないとなったら、そこで転職したらいいのです。

フルコミッションの訪問販売営業をやって一番よかったと思えたこと

その訪問営業の会社に入社する前は、派遣社員で工場で働いていて、手取りが10万円ちょっとでした。

それがたった1件の契約で3倍ちかくの収入がいきなり入ってきたのです。

初めて就いた営業の仕事で成果がだせたので、「これなら自分にもできるし、自分の力で稼げる」と思えるようになりました。

新規立ち上げのときに入社した同期は、契約が取れずどんどんと辞めていったなか、1年つづけられたので、「自分はもしかしたら営業に向いているんじゃないか」と思いました。

訪問販売営業を辞めた理由

コンスタントに成績をあげていてサラリーマンより多い収入だったのに、「それじゃどうして辞めたの?」って思いますよね。

毎日が同じことの繰り返しで飽きていた

毎日毎日、来る日も来る日も家のドアをたたきつづけ(家のドアのチャイムを押すことをいいます)同じ基本トークをしゃべりつづけるのにホトホト飽きていたのです。

その頃、2代目支店長の運営方針にあまり共感できず、新規オープンのころいた気心しれる同期もほとんどいなくなり、人間関係も希薄になっていました。

そんなんで、仕事をつづけるモチベーションはお金だけのようになっていました。

入社して1年経ったころ、当時つきあっていた彼女から、「スナック(飲みやさんです)をオープンしたいから、パートナーとして店を手伝って欲しい」といわれました。

そのときはけっこう悩みましたが、まあ一回辞めてもまた戻ればいいし、スナックのマスターになるのもおもしろそうだし、なんといっても今の仕事は毎日毎日がおなじ訪問のくり返しで、契約をとらなきゃ収入はないしで、そこでスナックマスターの楽な道を選んだわけです。

その後、訪問販売の営業に就くことはありませんでしたし、訪問営業をやろうとは今でも思うことはありません。

稼げたのですが、日々の地道な訪問活動がそれだけしんどかったのです。

ずっと、フルコミッションの会社を辞めずに働き続けることはかなり難しいし、成績のよいときもあればわるいときもあり波があります。

私はいいタイミングで辞めてよかったなとおもっています。

まとめ

フルコミッションの営業は、自分の糧は自分で稼いでいるという自覚がもてます。

そしてさぼると結果がでず、収入もなくなるので全て自己責任になります。

長期間つづけるのではなく、短期間でさっと稼ぐのであればいいでしょう。

自分がどれだけ営業力があるのかの力だめしにもなりますので、仕事をなんにしようと思っている人は一度はフルコミッションの営業をやってみることをオススメします。

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私のブログを最後まで読んでいただきありがとうございます。
次回またお会いしましょう。
でわっ!

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