昨日夢をみた
夢をみた
わたしは会社に15:00から出社することになっていて、でも時計を見たら15:00をすでに過ぎていた。
わたしは会社にいくのをやめることにして、なんて言い訳をすればいいのか暗い気持ちで考えていた。
そこに、昔お世話になったテニスのコーチがでてきて、
どうして会社にいかないんだ
と聞いてきた。
わたしは、それなりに聞こえる言い訳を必死で考えていた
コーチはいった
おれは、おまえを今後のチームの軸に考えている
おれは、一度こいつだと決めたヤツは、ずっと中心として外さないつもりだ
でも、おまえがやりたくないなら、チームを考え直さなくちゃいけない
なにか、やりたくない事情があるのか?
そのコーチは、少しぶっきらぼうで、怖い感じもあったけれど、すごく誠実で、優しい人だと知っていたから、わたしは期待に応えられないことに悲しい気持ちになった
わたしが子どもの頃、心から信頼していた大人のうちのひとりだった
わたしは耐えられずに子どものように泣きながらいった
いつも気を張っているんです
仕事をするのも、子どもを育てるのも、テニスをするのも、いつも気を張っていて、ぜんぜん心が休まらないんです
わたしにはもう限界なんです
コーチが、わたしができる人間だと心から信じてくれているのがわかったから、わたしにはよけいに悲しくなった
目が覚めたら土砂降りの雨だった
ふだんはねぼすけなのに、時計を見たら朝の5時だった
昨日、お風呂に入らずに寝てしまったから、薄暗い早朝、シャワーを浴びていたら、なんだかもういろいろと悲しくなって、歯を食いしばって、子どものように嗚咽しながら泣いてしまった
いろいろな希望と期待、失望、報われないとんちんかんな努力、際限のない不安、裏切り
天気が悪いことも、体調が万全でないことも、家族が咳をしていることも、仕事にいきたくないことも、子育てがうまくできないことも、楽しい予定が思ったほど楽しくなかったことも、夫と喧嘩したことも、2人目が産まれてくることも、自分が疲れ切ってきて嫌なことばかり目がつくことも、昔あんなに夢中になっていたテニスなんてもうずいぶん長くしていないことも、なんだかもういろいろと悲しくなってしまった
胸に悔しさとか悲しさとかいろんな感情がこみ上げてきて、こんなふうに泣いたのはずいぶん久しぶりだという気がした
しばらくひとりでお風呂場で泣いていたら、現実は何も変わらないけれど、少しだけ気持ちが落ち着いて、すっきりとした気持ちになった
小さな子どものように自分を慰めて、抱きしめてあげたいと思った
期待しないのも、無理しないのも、傷つかないのも、がっかりしないのも、自分を責めないのも、そんなことはわたしにはできないのだった
からだも顔もすっきり洗って、お風呂場から出たら、雨は少し小降りになっていた
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