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5類移行からコロナ感染が身近になった

最近は身近に新型コロナの感染の話を聞くようになった。

5月に友人がしている公園清掃の仲間がコロナに感染したと聞いたら、6月には別の友人が感染、どこで移ったか分からないと言っていた。ワクチン接種は終わっているが、感染した。幸い重症にはならないですんだが、咳は残っているとのことだった。

本当に身近にコロナが迫っているなと感じていたら、7月に子どもが感染して、発熱したと連絡があった。夫婦で子どもと会った日の翌々日だったので我等は濃厚接触したことになる。若いので発熱は2、3日で治まった。2類の頃にはなかったことが身近に起きていると感じている。

5類に移っても濃厚接触者の定義は変わらない。コロナウィルスは同じなのだから当たり前である。濃厚接触者になっても国から濃厚接触者として特定されることはなくなり、外出自粛は求められなくなったが、濃厚接触者にはウィルスがついていて、発症する可能性はあり、感染させるおそれはあると考えられる。1週間は慎重な生活を送った。

感染対策をイメージで見れば、城郭のように思われる。そこには全体で力を合わせて防衛する外堀と自力で防衛する内堀がある。2類のときは全員で団結し、マスク、手洗い、行動自粛を行い、外堀を守っていた。最近はマスクをしない人も増え、行動制限もなくなり、自由に街中を歩いている。外堀が埋められた感じである。今は、自分の免疫力を信じ、自分自身で自分を守るしかない。家族だけが頼りの内堀防衛である。

厚生労働省の発表では、5000医療機関を平均した全国の1週間の定点数は5類に移行した5月8日の週の 2.63(12922人)から7月10日の週は11.04(54150人)に増加している。感染者は増えているが、国もマスコミも騒がなくなった。大多数の人は鉄砲の弾に当たっても軽くて済むのだろうが、持病がある人や高齢者は当たりどころが悪くて重症になることがあると言われている。これは多数の安全・少数の危険という弱者切捨て論だと言ったら言い過ぎなのかもしれないが、とにかく世の中は穏やかさを装い動いている。

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