大御神社初詣
宮崎県日向の大御神社へ、お参りしてきました。非常に古く由緒ある神社で、この神社では古来より竜神信仰があります。
また少し南には美々津集落があり、神武天皇が畿内へ向かう際に大分県の宇佐神宮へ寄るのですが、美々津からは海路によって向かったため、美々津は日本海軍発祥の地とされています。
神武天皇が存在したのは紀元前になりますが、このことから古代は山間部の移動が非常に困難であったことが伺えます。
今は道路が発達し、ほとんどの道路は川沿いにあるため谷を移動しますが、古代においては谷を移動することはほぼ不可能で、山の上を移動するのが基本でした。
従って谷を渡るには非常に大きなリスクが伴い、道がほとんどまともに存在しない古代では陸沿いに移動する海路のほうがいくらか安全だったのだろうと想像できます。
私が高千穂峡の信仰は、阿蘇側に都があった時のものであると断言するのはこのためです。宮崎側からアクセスするにはリスクが大きすぎます。
もしも阿蘇側の勢力が存続してヤマト王権に繋がったのであれば、その後、都の遷都を繰り返し、鹿児島県の霧島、鹿屋へと移り、最終的に反時計回りに宮崎へ辿り着いたと考えられます。
その段階で九州全土が制圧されたことになり、ここから畿内へ向かったのは九州平定が完了したためであると思ってよいのではないでしょうか。
当日は薄曇りでしたが、帰るころには日差しも見られました。
宮崎はもう春です。暖かい日差しがとても眩しく、ゆったりとした時間が流れていました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?