ゆーじ

30年間医療業界にどっぷり浸かり”命”の儚さを痛感。「つくる」「広める」「育む」経験を…

ゆーじ

30年間医療業界にどっぷり浸かり”命”の儚さを痛感。「つくる」「広める」「育む」経験を通し、”あるべき姿”を広く共有したい。また、私生活で普段気にしない「もの」を取り上げ、小さな出来事と感情の移り変わりを”note”という街を通して共有して参ります。フォロバ100%🐤

マガジン

  • 『エッセイのまち』の仲間で作る共同運営マガジン

    • 4,007本

    メンバーシップ『エッセイのまち』の仲間が見つけたステキなエッセイを保存しています。メンバーの方は、他の方、もしくはご自身のエッセイを自由に追加してください。(エッセイ以外は掲示板の方にお願いします)。どなたがマガジンに追加してくださったのか気になる方は、ともきちまでお問い合わせください。

  • note大学読書部

    • 1,205本

    読書好きの仲間が集まり、気軽に読書の和を広げて共有する。魔法の読書効果を広げて皆で楽しみましょう。

  • 『仕事とは何か?』

    • 542本

    『仕事とは何か?』について、共同執筆するメンバーと書いていきます。 今の参加メンバーは、15人です。 交流の輪を、広げていきたいです。 更新頻度は皆様にお任せしています。 たまたま仕事記事を書いたときに、追加するくらいでも大丈夫です。 その他、仕事に関する内容であれば、過去記事を入れることも可能です。 「仕事とは何か?」という堅い感じのテーマですが、 仕事をして感じたこと、思ったことを纏めた作文風の文章でもオッケーです。 仕事に興味がある❎新しい挑戦をする余地がある 方がこのマガジンに集合すると思います。 目指すは広く深く🌊🗻🌦 「目的」「継続性」「社会性」がある状態を目指し、 仕事に志を持って取り組む方が集まるコミュニティを作り、応援し合いましょう📣 と高尚なことを言いながら、真の目的は運営メンバーを100人にすること。 皆様の参加を心待ちにしております🌈⭐️✨

  • 令和 徒然草

    普段何気ない気づきの随筆集

  • 中間管理職カルテ -明日へ繋ぐ「心」の処方箋-

    中間管理職として勤務するビジネスマンへ向けた応援メッセージ特集。管理職ならではの苦悩を紐解き解決するヒントとなる特集。

最近の記事

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ひこうき雲に乗せた想い

広島へ向かう新幹線の車窓から、いつものようにボーッと空を眺めていた。空を眺める度に自然と飛行機雲を探してしまう。カズの声が聞こえる気がするので。 東海の小さな田舎町で育った僕には幼馴染の友人がいた。万博(かずひろ)と言う名前なのですが、珍しい漢字が使われている。周りからはバンパクくんと呼ばれていた。大阪万博が開催された昭和45年に僕たちは生まれた。カズのご両親は万博開催にちなんでそう命名したのであろう。彼とは誕生日も近く、僕の方が1週間だけお兄さん。 小さい頃から兄弟のよ

    • 「失敗の科学」を小学5年生でも分かるように伝えてみた。

      今日は失敗について話そう!そう、失敗って僕たちにとって超重要なんだよ。なんでって?それはマシュー・サイド氏の本『失敗の科学』で教えてくれたからさ。でもね、今日は特別版!失敗の科学を使って、夫婦生活について考えてみよう! さて、夫婦っていつも仲良しでしょ?でも時々、ケンカしちゃったりするんだよね。でも大丈夫!失敗は成功のもとっていうし、その失敗から学ぶことで、もっと仲良し夫婦になれるかもしれないんだ。 まず、失敗は怖くないってことを知ってる?うん、怖がらなくていいんだよ。例

      • 美しい自分でありたい!を考えてみる

        いきどおりながらも うつくしいわたしであろうよ 哭ながら 哭ながら うつくしいわたしであろうよ 八木重吉さんの有名な詩です。深い内省と情熱に満ちたメッセージを持つ作品です。この詩は、憤りや苦しみの中でも美しさを見出し、その美しさを保ち続けることの重要性を訴えています。 詩の最初の部分である「いきどおりながらも うつくしいわたしであろうよ」という言葉は、現実の困難や苦悩に直面しながらも、内なる美しさを保ち続けることの重要性を訴えています。これは、外的な状況や他者の行動に対す

        • 「置かれた場所で咲きなさい」に教わること

          渡辺和子さんの「置かれた場所で咲きなさい」は、とても心に響く素晴らしい本です。この本は、主人公の少女が自分の置かれた状況や環境の中で、自分らしく輝くことの大切さを学んでいく物語です。 この物語では、主人公の少女が最初は自分の才能や価値を見出せず、他の人と比べて自信を持てないでいます。しかし、彼女は周りの人々や出来事から学び、自分ができることを見つけていきます。そして、その力を信じて、自分の夢に向かって進んでいく姿がとても感動的です。 この本から学べることはたくさんあります

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        記事

          こんなに寒い夜なのに

          「明日から3日間は〇〇を無料でお試しできまーす」 新規にオーオープンする整体院の集客キャンペーンだ。夜の大阪の街にこだまする若い男性の声。ウォーキングする僕の前を歩く男性は差し出されたチラシを一瞥もせず無視をする。次の瞬間、俯く僕の目の前にもするっと差し出されるチラシ。 「無料でお試しできまーす」 咄嗟に手を出して受け取ろうとしましたが、結局、前の男性と同様に受け取らないで通り過ぎてしまった。これで良かったのか、受け取ってあげれば良かったのか。何となく心が痛い。 後を

          こんなに寒い夜なのに

          自分を縛るのはなんだろう。 それは誰でもなく、思い込みだけなんだと今更ながら気づく。 人の話なんて全部真剣に受け止める必要なんてない。 「へー、そうなんだ」って返しておけば良い。 のんびりバンクーバーの休日を楽しみながら、冬を迎えたであろう日本を想う。

          自分を縛るのはなんだろう。 それは誰でもなく、思い込みだけなんだと今更ながら気づく。 人の話なんて全部真剣に受け止める必要なんてない。 「へー、そうなんだ」って返しておけば良い。 のんびりバンクーバーの休日を楽しみながら、冬を迎えたであろう日本を想う。

          減感作療法ってやつを試してみた!

          減感作療法とは、アレルギー発生に関する物質を意図的に体内に投与することで、徐々に身体を慣れさせ症状を緩和していく治療方法のことです。 そうだ、これを妻に応用してみよう。 バイクの免許取得を目指し、密かに自動車学校に通いはじめた。勿論妻にも内緒だ。もしもバイクの免許を取りたいなんて正面から切り出せば、烈火の如く怒るのは容易に想像がつく。困ったもんだ。どっちがだ。 教習の方はと言うと、苦戦しながらもギリギリのところで見極めをパスし、補修することもなく、卒検も一発で合格してし

          減感作療法ってやつを試してみた!

          スクールバスの車窓から

          53歳になる中年の僕がスクールバスに乗っている。既に息子が幼稚園バスに乗っていた頃の記憶すら薄らいでしまっているのに、今僕はスクールバスに乗っている。 「オヤジ、一緒にツーリングに行こうよ!」 夏休みに帰省してきた息子からの誘いだった。 高校生の頃、学校の規則を破ってまでも取得した原付免許。嘗ては無性にバイクに憧れ、大型バイクに見立てたスクーターに跨り、全バイト代を注ぎ込んでカスタマイズしていた記憶が蘇る。そして気づく。僕は普通自動二輪の免許を持っていない。 大阪で単身

          スクールバスの車窓から

          あえて勝ちを譲る。 余計な事を言わない。 話し上手よりも聞き上手。 必要ない事をしても悪戯に敵が増えるだけ。 何をするかは知性で、何をしないかは品性。 本当に賢い人って、この様な目立た無い人が多い。 少し前にTwitterで見かけた言葉が心に突き刺さる今日この頃。

          あえて勝ちを譲る。 余計な事を言わない。 話し上手よりも聞き上手。 必要ない事をしても悪戯に敵が増えるだけ。 何をするかは知性で、何をしないかは品性。 本当に賢い人って、この様な目立た無い人が多い。 少し前にTwitterで見かけた言葉が心に突き刺さる今日この頃。

          「人生会議」に重ねた春空の記憶

          この日は赤門のすぐ脇ある記念館で開催される研究会に、スポンサー企業として参加することになっていました。午前9時、蝉たちが盛んに囀っている大学構内に入ると、そこには歴史を感じさせるどっしりとした存在感が静かに横たわっている。僕だけではなく、親父も息子も崩せなかった東京大学の牙城が、今日だけはにっこり招き入れてくれている。 尊敬する本学ご出身の医師に相談され、本日はACP(アドバンス・ケア・ プランニング)について、つまり「人生会議」に関する講演を進めることになっています。「患

          「人生会議」に重ねた春空の記憶

          雨上がりの街は意外と素敵だった

          その日の夕方からテーラー・スウィフトのライブがあると言うことで、街には派手なスパンコロールの衣装を身に付けた若い女性達で溢れていました。 僕たちは仕事の打ち合わせ場所を探しながら、Black Stoneの斜め前にあるBARに入った。人はまばらで、打ち合わせ場所としては最適な雰囲気。軽快なR&Bが店内に流れている。良い感じの店だ。 細くて笑顔がキュートな黒人ウェートレスが、仕切りにアルコールを勧めてくる。「まだ仕事中なんだよね」と呟く僕を強引に押し退けようとする。堪らなく笑

          雨上がりの街は意外と素敵だった

          オールドレンズと共に歩く

          自分より年上のレンズ。 60年近く前に売られていたレンズを、少し前にメルカリでゲットしたんだ。 半信半疑で試してみたら、これがまたレトロ調ですこぶる良いではないか。メルカリで六千円だったこのレンズ。大人のオモチャとして最高の一品かもしれない。 今年の2月、突然の積雪で断念した勝尾寺。すっぽり空いた土曜日の隙間時間を狙って行ってみる事にしました。その日の千里中央駅のバス停は外国人で溢れ返っていた。彼らが手にしているガイドブックをこっそり覗いてみると、なんと勝尾寺が掲載されてい

          オールドレンズと共に歩く

          ライラック杯(川柳)へ応募します!

          リモート癖が抜けない。 コロナ感染症が5類扱いになるや否や、信じられないくらい出社する機会が増えた。一旦リモートが当たり前になってしまうと、出社すること自体がテンションを下げる原因になってしまう。 久しぶりに同僚と会っても、まるでそんな気がしない。リモートで殆ど毎日顔を合わせていたからだろう。ふぅ〜。 コロナ前まではミーティングをする時は決まって会議室を予約していた。でも今は違う。席が近いにも関わらず、何となく運用が変わってしまった。 これならわざわざ出社しなくてもいい

          ライラック杯(川柳)へ応募します!

          温もりのタネ見つけた!

          『北の国から』はここから発想された。 吉岡秀隆演じる主人公の黒板 純くんは僕と同じ歳。だから、この『北の国から』は僕の成長と並行して記憶に残る。 第1回目の放送が始まったのは1981年10月9日であり、確か金曜日の夜だったはずです。親父は別のチャンネルで放送されていた『新 必殺仕事人』に夢中になっており、母は寝室で妹を寝かしつけながら別番組の『思い出づくり』を観ていた。 当時の僕の家にはテレビが2台しかなかった。そして夜10時という時間は、5年生の僕にとっては禁断の時間

          温もりのタネ見つけた!

          勝手に「ライラック短歌」に応募します!!

          いよいよ新しい年度がはじまりました。 期待と不安に満ちた若者が参集し、本日から新しいメンバーと共に走りはじめています。其々が想いを巡らせ、目標に向かって進む。 今月から新たな分野を任され、それまでの古き慣例を撤廃し、皆が働きやすい環境をつくることが僕の務めです。課題は山積していますが、やる気に満ちた若いメンバーのためにも、なんとしても奮闘しようと決意した中年サラリーマンの心境を短歌に認めました。 汚れなき 思いを定めし若駒の 冬の名残を 如何に解かせむ 1年とちょっとぶ

          勝手に「ライラック短歌」に応募します!!

          小春日和の小さな出来事

          「ねぇ、ママ、なんであのおじさん泣いてるの」 小さな透き通った声が聞こえてきた。 誰か泣いているのかと思い、読んでいた本から少しだけ視線を上げてみると、白いワンピースを着た小さな女の子が僕を指差して立っている。 あれ、僕のことか? 僕はにっこり微笑んでこう言いました。 「おじさん泣いてなんかいないよ、目が痒いだけだよ」 女の子は不思議そうな表情で僕を見つめていた。 近くにいたお母さんと目が合いました。申し訳なさそうに軽く会釈をして女の子を連れて去って行きました。 僕は

          小春日和の小さな出来事