数学記号を学ぶ(掛け算)

概要

掛け算は数学を学ぶ上で大切となる『次元』を表現する手段として、非常に優秀な存在となります。

イメージとしては、足し算が『線を伸ばす操作』であるのに対して、掛け算は『線を並べる操作』に該当します。
言い換えると、掛け算は『2次元以上の空間』を表現できます。

スクリーンショット 2021-11-18 22.16.44


上の図からも分かる通り、掛け算は4次元以上の空間さえも表現することが可能です。

見方を変えれば、4次元以上の空間をイメージできない我々人間にとって、掛け算はオーバーテクノロジーのような存在でもあります。
それ故に数学は抽象的な学問として、老若男女の垣根を越えて普遍的に忌み嫌われる存在ですが、この神秘性に惹かれる異端者も後を絶ちません。



使い方

掛け算
2 * 3 = 6


別記法

1. 割り算
分子と分母の値を入れ替えると、割り算として表現することが可能です。

割り算の表現
6 * (1/3) = 6 / 3


足し算とは異なり、掛け算の単位元は1になります。
また、掛け算では『(1/2)から1までの距離』と『1から2までの距離』が等しくなるため、頭の片隅に留めておくと今後の学習が楽になります。

スクリーンショット 2021-11-21 11.42.42



2. 指数
『同じ値』を掛け合わせる操作を指数で表現することが可能です。
同じ値のため、指数で表現できるのは正方形や立方体等に限定されます。

スクリーンショット 2021-11-28 15.41.32



3. 総乗(PRODUCT関数)
『異なる値』を掛け合わせる操作に対応した簡易記法になります。

スクリーンショット 2021-11-28 15.56.18


総和と比べて見かける機会は少ないですが、突然出てきても驚かないように覚えておくと良いと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?