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どこでも連れて行けるバッグ

 右肩の炎症、五十肩については、リハビリにより少しずつ改善してはいるものの、右腕の動きには相変わらず制約があり、リュックのような、背中に腕を回すような動作が必要なバッグは、持ち歩くことができません。
 トートバックを痛くない左肩にかけたり、左手に持ったりすればよいかといえば、左とのバランスで右肩も引っ張られるような感じで、左側がバッグを持つことで固定され、その反動で右腕の動きが大きくなる分、痛みが増してきます
 結局、右肩に負担がかかることは承知のうえで、右肩にトートバッグをかけることで、むしろ動きを固定し、そのかわり、バッグ本体は軽く、かつ、なんでもぶちこめるような、エコバックに少し毛が生えたようなバックを、今は愛用しています。
 これだと、ブランドとかおしゃれとかいった、言ってみれば所有欲を満たすような要素はないんですが、無難な黒でオンにもオフにも使えるし、収納力があって、なんでもぶち込める、何なら洗濯ネットに入れて丸洗いしても問題ない。弱点はしいて言えば、防水性がないことぐらい。
 これまであくまでサブバッグとして、部屋の隅にひっそりと佇み、年に数回の出番を待っていたわけですが、「どんな場面でも、必要なものを入れて持っていける」ことだけをシンプルに求めると、このバッグの持つ、オールマイティさが真価を発揮し、急に活躍の場が広がった感じです。
 際立った能力はないけれど、ソツなく役割を果たす総合力を持つ、シミュレーションゲームの三国志でいえば、呉懿とか韓遂といったステータスでしょうか。


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