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月兎観察日記 - 0からのLUMINE篇 -

池袋での偶然の邂逅から5日後の1月14日。天気は雨。

何事も事前に必ず予約を取る性格の私が珍しく当日券を買って入ったのが、新宿LUMINE 0で開催された「GIGA・GIGA SONIC新春スピンオフの巻」。
多くのアイドルがひしめく中で私のお目当ては「GIRLY MOON PROJECT(初代、現在のMOON RABBiTS)」ただ一つ。
過去にCOUNTDOWN JAPANやSONICMANIAなどのフェスに行った経験はあったものの、アイドル専門のフェスというのは全く初めてだったのでおっかなびっくり、ビビりながら隅っこの方に着席。
世の中いろんなアイドルさんがいるんだなあと拍手もしつつぼんやりと出番を待っていました。

ステージの暗転後、ほどなくして聴こえてきました石田さんの(いい意味で)場違いに迫力のある歌声!
池袋よりもホールが広かったのでより迫力を感じました。

そしてもう一つ、もともと15年来のPerfumeファンの私の心を決定的にがっつり掴んたのが「さよならイルカショー」という曲。

この曲、彼女たちの他の楽曲と違って良い意味でボーカルに力が入ってないんですね(Perfumeの3人がレコーディングの時、力が入りすぎないようにデビュー当初から椅子に座って歌っているのはファンの間でも有名な話です)。
テクノポップ調でちょっと満たされない系の、私好みの楽曲です。
熱唱だけが彼女たちの持ち味ではないことをこの曲から認識しました。

終演後物販に行くと、彼女たちは私のことを覚えていてくれました(多分)。
ほんと、アイドルさんってすごいですね。人の顔と名前を覚えるのがひどく苦手な私からすると非常に羨ましいです。初めての取引先に挨拶行く時とかめっちゃ苦労します。取引先の敷地を出た瞬間、忘れますから。

おっかなびっくりのフェスから無事に退出し、帰りの小田急線の車中で私が考えていたのは、こんなことでした。

「彼女たち、面白いかもしれない」。


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