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非IT系アラフォーサラリーマンがITベンチャーで過ごした3年間とは? #ヤプリアドベント 2021 Day17

ヤプリという、ITスタートアップで働く、非IT人材なアラフォーサラリーマン島袋です。エンジニア職ではなく、ビジネスサイドで、マーケティング部に所属しています。

今回は、弊社エンジニアチームの主催するアドベントカレンダーに参加させていただきます。アドベントカレンダーに「技術的なこともそうでないことも発信します!」と、書いてあるとおり、エンジニアとは畑違いですが、立候補をさせていただきました。

プロダクトを生み出し、育てていくチームとは、視点・視野・角度のことなるポイントを書き記していこうと思います。(*視点・視野・角度は異なるけど、目指すベクトル・ビジョンは一緒です。)

そもそも、私立文系大学・新卒で商業ディベロッパーに就職した若者。20年弱のサラリーマン人生の中で、気が付いたら、当時は存在もしなかった企業に、当時は考えもしなかった職種「マーケティング」に現在は、就いています。(当時は商業不動産でリーシング業務に就きたかった。)

定年まで1社で勤め上げた親の背中をみていたので、自身も転職なんてすることもなく、「1社に定年までいるんだろうな」と勝手に思い描いていたんですけど、自身も想像しなかった環境変化と意思決定の中で、2019年、未上場ITスタートアップに転職し、2020年上場のタイミングを経験することとなりました。

IT/ICTってコトバ・受け取られ方

タイトルにいれた「IT」というコトバの意味合い自体が、この20年くらいで大きく変わっている感、ありませんか?
生活者としては「IT = Information Technology」の文字面は、実態としては「ICT = Information and Communication Technology」という風に、コミュニケーションがあってこその「テクノロジー」利用・活用が中心となっている体感です。
(企業視点でいうと、文字通りの「Information = 情報」を扱うためのテクノロジーとして、とても機能していると思っています。)

僕がそもそもITやコンピュータに興味関心を持つきっかけになったのは、トロン開発者である坂村健さんの書籍がきっかけでした。

それ以前から、家庭にあった「ワープロ」や、本当に簡易な頃の「電子手帳」などデジタルツールを触ることは好きな方でした。趣味だった音楽もアナログ楽器ではなく、電子楽器のシンセサイザーを楽しんでいたました(1stシンセはEOS B700)。シーケンサーを利用してMIDIで音を出す理屈などに触れることから「100」という数字よりも「128」のほうが「キリのいい数字」と認識する感覚をもっていたのかもしれません(笑)。
ガラケーは、パイオニアのDP-212という「ガラケーで全画面液晶」というデバイスを使っていたこともありました(変わってる)。

ある意味、その当時の原体験から、IT/デジタルは、苦手意識もなく、テクノロジーは生活の中に積極的に取り入れていくもの、という感覚を持っていました。

当時は、仕事になる/仕事にする、と思っていなかったことが、めぐりめぐって、飯の種になっているイメージです。そのときのプロセスは、こちらで取材いただいたものが、ありますのでご参考まで。

文系私大なアラフォーおじさん、IT企業へ

僕がヤプリに転職していたのは2019年1月。アラフォーど真ん中で、初のIT企業です。
未経験で何ができるか?
当時、周囲の方々は、不安に思ったことでしょう。僕も不安でした(笑)。
でも、なんとなく、漠然とした確証、僕の存在意義、パフォーマンスを発揮できる予感のようなものがありました。
それは、弊社のミッションが礎にあります。

Mobile Tech for All

従来までの企業活動では、ハイスペックなエンジニア人材が自社の社内にいなければ、(または、伴走型のパートナー企業にいなければ)テクノロジーを活用したマーケティングは、実行するのが困難な時代でした。
しかし、それは、過去の話。
平成後期から令和にかけては、「ノーコード/ローコード」と呼ばれる、コードをかけなくても/読めなくても、素敵なIT(ICT)ツールが活用できる時代がやってきました。

上記のイメージ図のように、家電製品にコンセントを指すだけ使えるように、マーケティングのツールも、特別な技能がなくても、便利なツールが扱える時代が到来してきているのです。

ところが、そこには情報のギャップ・デバイド(格差)があるのも事実です。普段の生活や仕事を、簡単に/楽に、できるツールや手段があるのに、世の中に知られていない状態、というのは、不幸な状態だと思っています。

そのギャップを埋めるための活動をしていたのが、僕(僕のチーム)の、この3年間です。

僕らは、ただ「Yappli」というツールを使っていただきたい/売りたいということではなく、世の中のマーケティング従事者に、より快適な仕事環境を届けること、そして、その先の生活者(消費者)との最適なコミュニケーション手段を知ってもらうため、持ってもらうために、マーケティング・コミュニケーションを行っていました。
現職では、ツールを知っていただくための活動だけでなく(=ノーコードなスマホ自社アプリ開発・運用ツールの訴求だけでなく)、他のB2Bツールベンダー様との共催セミナーを通じて、企業にとっての課題において、その周辺領域まで含めた解決手段の提示や啓蒙も行ってきました。

結果、プロダクトの強さ、CS(カスタマーサクセス)のホスピタリティ、営業チームのコミュニケーション力などを背景に、小生の在籍した3年で大きく事業が伸長することができました。(数値面はIRをご参照ください。)

僕の現職でのコミュニケーションの源泉は、企業が生活者(消費者)とのコミュニケーションを深耕したい、という思いがあると思っています。
情報洪水の時代に、きちんと企業と生活者がコミュニケーションできる環境づくり。伝わらないメッセージではない。押し売りではないコミュニケーション。

僕は、過去のキャリアで、まさにその点に取り組んでいたので、現職においても、カタログスペック・媒体資料に書いてある文字や数値、それ以上の想いをコミュニケーションの中に込めてお伝えしてきました。(つもりです)

スタートアップ企業で働くということ

「人が組織・企業で働くこと」とは、分業することで、事業のスケールを生み出すこと・速度を早めることなどがあります。(他にもいっぱいあります。)
弊社には、プロダクト・サービスを生み出すプロが多くいます

そんなプロエンジニアたちが生み出し、育てたテクノロジーを多くの方々に知っていただく、ファンになっていただくための活動が、小生の所属するビジネスサイド、マーケティングやセールスの仕事となります。

スタートアップのマーケティング活動とは、そんな個々人の想いの積み重ね、共感から、紡がれて、バトン(たすき)をつないでいきます。

ヤプリの4つのバリュー

現在、弊社では、ほぼ全方位(ビジネスサイド・エンジニアサイドなど)で、想いを紡ぐメンバーを募集しています。

ぜひ、エンジニアでなくても、僕のような非IT人材でも、上記のバリューへの共感や、日常生活のデジタル体験をもっと向上させたい、など思っている方は、ぜひお問合せください。

・・・なんて、書きつつ、僕は年内で退職をしてしまうのですが、とても素敵で愉快な仲間が、ここまで読んでくれた、「あなた」を待っています。

ヤプリマーケティング部のメンバー

ヘッダー画像は、先日静岡で行われたオフサイトミーティグの1シーン。2022年のコミュニケーションデザインを集中して議論してきました。とてもわくわくする企画アイデアがいっぱい生まれたのですが、そこに僕が立ち会えないのが、残念です。
打ち合わせが終わったあと、ホテルの部屋に戻り、ちょっと寂しくなって、枕を濡らしたのは、ここだけの話です。

エンジニアでも、ビジネスサイドでも、アイデアを実行していく同志・メンバー、お待ちしています。

・・・以上、僕にしては珍しいテイストのnoteでした。

では、明日のヤプリアドベントもお楽しみに!


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