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短歌:シーグラス

砂浜に流れ着いてた瓶の欠片のようにまあるく美しくあれ/銀猫
すなはまにながれついてたびんのかけらのようにまあるくうつくしくあれ

 状況が許されるならば、海辺の町に住みたいと、かなり以前から思っています。浜辺を毎日散歩して、遊びのようなサーフィンをして、波の音を聞きながら眠りに就くのが憧れです。

 きっと、散歩しながらシーグラスも見つかるでしょう。

 シーグラスに惹かれる理由は、角が取れているからです。ガラスの欠片は、もともとは人を傷つける要素に満ちています。
 でも、海を漂い波にぶつかり、いつのまやら角丸になり、浜辺に辿り着きます。そこに、なんだか憧れます。

 そう簡単に叶うことではありませんが、夢も憧れも、夢想の世界に広げるのは自由です。

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