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INTJの私から見た他タイプとの相性

 そもそも本来のMBTIにはタイプ同士の相性の良し悪しは設定されていないという大前提を踏まえた上で、相性が良い/悪いとされているMBTIについて言及していこうと思う。ただし実際その人自身が16タイプ診断を行っている場合もあれば、私の憶測でタイプを判断している場合もあるのであしからず。そもそも相性を実証出来る程データが揃ってないという話でもある。全タイプが周りに居る訳でもないし。
 本来設定されていない相性について論じる時点でお遊びのようなものと思って頂ければ幸い。


1.ESFJ(相性最高とされる)


 いわゆる世話焼きお母さんタイプと言われるESFJ。私の職場に一人居るが、個人的には相性がいいと思っている。
 言葉足らずなことが多い部分を上手くキャッチしてくれ、私が指示を出す前に私の意図を汲み取り「こうしておけばいいですか?」「これやっておきました」と声をかけてくれる。正に気配り上手。非常に有難い。
 という具合にINTJの私から見れば相性はいいと思っているが、向こうがどう思っているかは知らない。堅物でとっつきにくいし何考えてるか分からんからとりあえず怒られんように振る舞っとこうとか思われているような気もする。結局その人が何を考えているかはタイプ論を用いたところで分からない。
結論:(INTJ側から見たら)相性はいいと思われる


2.ENTP(相性が良い方とされる)


 確実にそうとは言いきれないが、身近にENTPと思われる人物が複数居る。また私の好きな配信者にこのタイプが居る。
「悪魔の代弁者」とも言われるENTPは、NTの分析思考が合致しているため根本の価値観が合いやすく、それでいて知覚型の無鉄砲にも思われる言動が私の興味を惹きつけて止まない。俗に言う「おもしれーやつ」という見方になる。INTJと同じくブラックジョークを好む側面がある(と勝手に思っている)ことは非常に有難い。
 ただし外向的感情があまり働いていないときのENTPは少し苦手。仕事中は特に自分さえよければいいのか? と思ってしまう。まあこの部分に関してはINTJたる自分もあまり人のことは言えない。
 反面教師にしている側面もありつつ、自分に無い視点を持っていることが多いので全体的には好感を抱くことが多い。
 向こうからどう思われていそうか、というのは本当に判断がつかない。ENTPの思考回路は正直よく分からない。恐らく向こうからも「変なやつだな」と思われていそう。
結論:(INTJ側から見たら)相性はいいと思われる


3.ISFP(相性が良い方とされる)


 友人に一人居る。但しINFPやISTPと結果が移ろいやすいそうで、純粋に相性がどうかという判別には向かないかもしれない。
 平和主義者と言われがちタイプ。私の友人も基本的に衝突を嫌い、攻撃的な人間とは距離を置きがちなので恐らくそうなのだろう。とはいえ感情的かと言われると全くの逆で、常に理性的で内向的な性格の友人とは一緒に居ると心地が良い。
 友人にどう思われているかは不明だが、この友人と接するときは無意識に腹黒い感情を内側で処理することが多いため、そういった非人道的考えを潜めておけば向こうも心を落ち着けてくれると思う。まあそういう側面があることは見抜かれているとは思うが。
結論:(INTJ側から見たら)相性はいいと思われる


4.ESFP(相性最悪とされる)


 職場に一人居る。エンターテイナーという単語が良く似合うこのタイプだが、実はそこまで苦手だと思ったことは無い。
 根本的な部分で「ああ考え方が違うんだろうな」と思ったことは何度かあるが、不快な感情ではなかった。三軒隣の家で暮らしている人という感じ。たまーにすれ違うけれど何をしているかは分からないし、特段興味も持たないくらいの距離感。それで上手くいっているので相性最悪とまでは思わない。
 とはいえ、そこまでの距離感でしか付き合えないと考えるとやはり根本的な相性はあまり良くないとも言えそうだ。
 INTJは自我の強い人が苦手(自分も相当自我が強いのによく言う)らしいが、職場の人物は芯はゆるぎのない物だけれど我が強いという程ではないので仲が拗れていないのでは、と推測する。後はESFPのコミュ力の高さ故だろう。一定以上踏み込んでこられた場合は、どうなるかはわからない。
結論:(INTJ側から見たら)最悪という程ではないと思われる


 サンプルが少ないせいであまりに簡素な結果になってしまったことをここに謝罪する。INTJ側から見た相性の良し悪し、サンプル数という壁があまりにも高すぎる。私が交友関係が狭いだけという声は身をもって痛感しているので、今は触れないでおいて頂きたい。
 以下は個人的に記しておきたかった身近なタイプとの付き合い方の所感である。何方かの参考になれば幸い。


・ENFP


 日本人で二番目に多いとされるタイプらしい。そのせいか周りに4~5人は居る。
 お調子者な側面が強く出すぎると「こいつちゃんと考えて生きてるのか?」という強い疑念と嫌悪感に支配されそうになるが、反対にそんなINTJを含めた他人に対しても大らかで、必ずフォローを入れてくれたり自分に出来ない応対をしてくれたりと心強い一面もあるので、相性が良いとも悪いとも断言できない。
 ちょっと効率が悪い面が目立つ気がするが、人間効率だけで生きている訳ではないということを教えてくれる貴重な存在でもある。個人的には好きなタイプだ。


・ENFJ


 私の数少ない親友の一人がこのタイプ。とはいえ感情(F)と思考(T)がほぼ半々だったり、ときにはENTPという結果になることもあるようなので、やはりENFJとの相性としての結果とは言えないか。
件の親友とは感情の話も論理的話も出来る上、感情を論理に落とし込んで話すことが出来るため一番話しやすいのだが、ENFJだからという理由ではやはり無いだろう。
 INTJから見たNF型(特にENF-型)への感想として、もっと自分を優先すればいいのにと思う場面が多いように感じる。まあ他人を慮る姿勢を強く尊敬しているから強くは言えないのだが。


・INFP


 私の数少ない親友の一人がこのタイプ。日本人に一番多いとされる上にメンヘラで生きづらいと称されることが多いタイプだが、我が友人は自分が攻撃されたら攻撃してきた側に徹底的に抗戦する性格なので、そういう毅然とした態度を好んでいる節はある。とことん自分を責めてしまうタイプのINFPには出会ったことがない(あまり深く関わったことが無い)ためどのタイプよりも判別が難しいように思う。


・INFJ


 今は異動してしまった上司がこのタイプだった。非常にカリスマ性が高く仕事も出来、誰からも慕われていた。勿論私もその一人だった。この人と仕事をするときが一番仕事がしやすく、また向こうからも「一番やりやすい」と言われたことがあったので、発言に偽りが無ければ相思の間柄ということになる。主機能が同じ内向的直観というのもあり、思考の行き着く先が似通う故なのかもしれない。

・INTP


 同じように知識を蓄えがちなINTP。こちらも友人に一人。基本的にはENTPに対するものと同じだが、外向的感情が劣等機能のためENTPよりも更にカチンと来る場面が多いか。但し指摘すると反省してくれるのであまり信頼関係は揺らいだことは無いように思う。あまりにも我が強い場合は険悪になる可能性も考慮しなければならない。

・ISFJ


 友人に二人。一人は友人の枠にいれてもいいものか不明だが。個人的には一番何を考えているのか分からないように思う。意思の疎通は出来るし会話も盛り上がる、嫌われてはいないように思われるが、本当に相手がどう思っているかは未だに分からない。恐らくはあまり興味を持たれていない可能性が高い。他人に興味が無い種類のINTJにとっては、気を遣ったり取り繕ったりする必要が無いためある意味相性がいいのかもしれない。

・ESTP


 職場に一人。そしてもう一人、私が恐らくこのタイプだろうと睨んでいる人物が一人。これまで様々なタイプに対し好意的な所感を述べてきたが、このタイプに関しては正直あまり相性が良いと思ったことは無い。全てのESTPがそうとは言わないが、少なくとも私の周りに居るESTP及びESTPと思われる人物はどちらも我が強く、私の考えた最善手を受け入れようとしない傾向がある。無論私の思う最善手など打ち砕かれることも多々あるが、真に最善手だったにも関わらず受け入れなかったことで状況が後手に回り余計に時間を食う、という事態に陥ったことも多数。似ているところもあれど反発し合う箇所が多いせいで噛み合わないという印象。反面教師にしがち。


 他のタイプに関しては周囲にサンプル、或いはサンプルになり得る人物が居なかったため割愛。
 最後に繰り返しになるが、あくまで本来のMBTIには相性という概念は無く、また一個人の一方的な感想に過ぎないので、これを鵜呑みにして他のタイプと必要以上に距離を置いたり、合わないのに無理して親交を深めようとしたり、というようなことはしないでほしい。

個人的結論:自分の我が強いため、タイプ関係なく我が強い人間とは反りが合わない

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