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私と職場とMBTI~話が通じない訳だわ~

 一つの記事に複数の出来事を書くのはあまり好きではないが、全てに対して一記事ずつ纏めるのは私の精神がもたなさそうなので纏めての紹介で申し訳ない。一応関連性はある物事なので多目に見てもらえると幸いである。

 我が職場には私の他にもMBTIに詳しい人が居たらしい。まあ、私の働く時間帯ではあまり会わない人達なので、実際に話を聞いたわけではない。又聞きである。理由は分からないが「今更」MBTIの話が流行っているらしく、今まで知らなかった周りの人間のMBTIも聞くことが出来た。


NTすら居ない世界


 ほぼ会わない人間もアルバイトも含めると、総数は恐らく3~40人くらいの職場である。流石に全員分ではないが、分かる範囲で内訳を聞いてみた。

  • ENFP:5人

  • INFP:3人

  • ESFJ:3人

  • ISFP:1人

  • ESTP:1人

  • INFJ:1人

 推測を混ぜてもいいが、混乱するので止めておく。また、このうちENFP、INFP、INFJのそれぞれ一人ずつ、異動や退職で既に職場には居ない。
 接客業だ。飲食業である。故に思いやりの気持ちは大事だ。だからってこんなに偏ること無いだろ?
「NT型すら居ないってどういうことだよ!」と叫びたくなった。
 こんな内訳であれば別の職場に異動してしまったINFJの上司に懐く訳である。話通じないんだから。
 一応FとTがほぼ拮抗しているENFPの上司も居るには居るが……、理解者には遠く及ばない。
 孤独は愛しているが、私とて理解者が欲しくない訳ではない。むしろ今は、切実に欲しい。

ジョブズの有名な逸話


 同日。同じMBTIをもつ有名人の話になった。ちなみに私はこの手の話はあまり好きではない。自己分析に役立ちそうなツールから、面白可笑しい心理テストに成り下がるからだ。
 ……などと言っても無駄なので口は出さなかったが。
 流れ流れてスティーブ・ジョブズの話になった。そしてENFPの人がこれ以上は小さく出来ないと言った製品を水に沈め、気泡が出てきたからまだ小さく出来ると宣ったという話を持ち出した。
 補足するとこれはジョブズの話ではない。ソニーの話だ。なんなら「沈めてみるか?」という発言は実際にあって、CMの演出で実際水槽の中に沈められるシーンがあったらしいが、実際に水に沈められた訳ではないらしい。「本当か? この話」と思い帰宅してから調べたら検索結果の一番上に出てきた。追跡が素晴らしいので是非こちらのページを。

https://www.netlorechase.net/entry/2017/10/24/225700

 種明かしをしてからこんなことを言うのもなんだが、実際に起きたことを聞いたという体で話を進める。
 私は「必要があるならするんじゃない?」と言った。完成品とはいえまだ試作だし、改良の余地があるなら改良した方がいいだろう。そもそも製品は作って終わりではない、売れるかどうかだ。小型ということをメリットにしたいなら極限まで努めるのは当然の姿勢だ。
 全てではないが、持論を展開した。するとENFPの人はびっくりしていた。そして「まずは労ってから改善点を言う方が良くない?」といった主旨の発言をしていた。
 これにはこっちがびっくりだ。まだ完成してないぞ? そもそも仕事なんだから当然だ。労うも何も無いだろ。私ならむしろ「やったー! 無理だと思ってたけどまだ改善できるんだ! 嬉しい!」くらい言って小躍りしそうなもんである。健全な状態であれば。
 ENFPの人に驚かれると同時に何か恐ろしい物でも見るかのような目で見られた(偏見かもしれない)のもあって、私はこのやりとりで深い断絶を感じた。こちらは自分には無い発想でも受け入れようとしているのにどうしてそんな顔をされなきゃいけないんだ。
 そもそも実在しない話を実在の話の様に例に持ち出してきたところも……、まあ、いいけどね。信じたいものを信じていれば。検証した人もそういっているじゃないか。
 真偽の分からない逸話を聞いた後に調べようともしない精神が気に食わないとか、そんなことは思っていない。少ししか。

「そうだね」「うんうん」「わかるよ」「(自己否定に対し)そんなことないよ」←全部要らない

 STは一旦置いておくとして、SFやNFと話していて「性質が悪いなこいつら」と思う瞬間がある。私は別に話を聞いて欲しい訳じゃなくて、どうすべきか悩んでいるにも関わらず、ただ話を聞いて「どうしましょうねー」で終わることがある。
 違うわ。改善案を話し合わせてくれ。そしてお前も考えてくれ、私だけじゃなくて。感情機能が優位なのはいいが、今は大人しくさせておけ。
 毎回毎回そうという訳ではない。私にも話だけ聞いてくれというときもあるし、向こうから改善案が飛び出すこともままある。ただ日々蓄積されていく小さな違和感や齟齬が積もり積もって、いつか爆発する。
 このいつかはまあ、具体的に言えば昨日。そして今もまだ納得はいっていない。
 冒頭にわざと「今更」と強調して書いた。実際そう言われた。この時点で少しカチンときた。私が情報弱者だとでも言いたいのか? ちょっと穿って見過ぎか。
 努めて冷静に「元々知ってたよ」と反論したら「皆そうでしょwww」みたいな決めつけと論点のすり替えをされたので非常に腹立たしい。私としては「ずっと前から存在も知っているし、研究だってしている」という意味で告げたのだが、伝わらなかったようだ。挙句の果てに私が分からず屋のような態度を取られ、「私の方が昔から知ってるから! ってマウント取るオタクみたい」と最悪な形容をされた挙句、「分かった分かった」と宥めすかされて終わった。絶対分かってないだろ?
 いくらか反論をこねくり回した後、悟った。
 何を話しても時間の無駄だ。

 以前人に期待はしない、しかし希望は持ちたいと記事にした。どうやら私はまだ人に期待をしていたらしい。
 もっと期待しない人生を送りたい。しかしそれはそれで寂しくないか? と問いかけてくる自分も居る。お前の言い分も尤もだ。しかしこんな虚無感を何度も感じていたくはないぞ、私は。
 そんなこんなで切実に職場を変えたくなった話であった。こんな職場だからこそこうして軋轢や知見を記事に出来るという見方もあるが。「世間と自分との溝に針落としてこそ」という歌詞の通りである。
 それはそれとして、身近に理解者が欲しい。せめてNT型だけでいいから近くに現れてもらってもいいですか?

 特に何の関係も脈絡も無いがこちらの記事を貼りつけておこう。別に他に稼ぎ口を確保して職場を離脱してやろうとかそんな魂胆では……。


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