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京都・大原古民家再生 2021年垣根は枯れ

南側の前庭は外の道路から見えないように垣根がある

植栽は家の前面がほぼサザンカ。昨年知ったのだが金木犀も混ざっている。お茶の木も植えられていてその他は雑木だ。椿・山茶花・茶は親戚。常緑樹である。
2021年の頃は常緑樹であるにも関わらず葉が虫にやられてこんな状態だった。

この3樹は茶毒蛾が発生すると親戚なだけあって全てやられる。ちなみにこの毒蛾は人間にも毒がある。体の体毛に人間に有毒な成分があって、幼虫が駆除されるにあたって(または他の敵に攻撃される時)その鋭い体毛が抜けて武器となる。人間の皮膚につくとすごい痛みや痒みが出るし、吸い込むとアレルギーの原因になったりするらしい。駆除する際はマスクやゴーグル・手袋をつけて皮膚の露出を少なくして100均でトングなどを購入して万全の体制で臨んで欲しい。

2024年現在の垣根の植栽はこんな感じ

私はこの古民家のリノベーション前の写真をあまり撮っていない。
朽ち落ちた天井・床、腐った畳の匂い、獣の糞尿と悪臭、虫だらけの植栽、、、
初めて見た時は驚いた。そんな状態のこの建物の裏に数年前まで6畳ほどの家(基礎がないので簡易小屋)を建てて娘さんが(私より若い)住んでいたと聞いたから。生まれ育ったこの家を片付けて、掃除して住み続けていたら良かったのでは?と思ってしまうのだが、家の中が物で溢れゴチャゴチャして自分でもどうしていいのか分からなくなると、田舎の人は土地が広いので敷地に家を建てそちらへ侵食して行く。そこもまた同様の状態になるのだ。
この古民家を美しいと思えなかったのは残念なことだ。

さて垣根のサザンカであるが、2024年の冬は沢山花が咲いた。真ん中あたりはサザンカではなくてツバキなのか?花が少ない。ツバキとサザンカの見分け方は葉にギザギザがあるのがサザンカで、ないのがツバキとのこと。そういえば葉にギザギザがないような、、、。椿の方がサザンカより後に咲くのだ。(種類による)もう1年くらい様子を見てみないと分からない。葉が健康に育ってきたので、今まで足元隠しにそのままにしてきた南天などをどうするか春になったら考えようと思う。


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