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2023年に観て面白かった映画7選 | 年末年始のお供に

筆者が2023年に観て面白かった!!と思う映画を7作品紹介します。
最低でも2週間に1本は映画を観るようにしています。面白い作品に当たった時の満足感は高いですし、生きる活力になっています。

・2023年公開の映画というわけではなく、筆者が2023年に観た映画のまとめ記事になります。
・多少のネタバレを含みます。
・この記事はAmazonアソシエイトプログラムを利用しています。


2023年に観て面白かった映画7選

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない

月曜日の朝。バンッ!!鳩が窓にぶつかる大きな音で、会社に泊まり込んでいた社員全員が目を覚ました。とある小さな広告代理店で働く主人公・吉川朱海(円井わん)は、「この仕事が終わったら、憧れの人がいる大手広告代理店へ転職する」と燃え上がる野心を持って仕事に取り組んでいた。しかし、次から次に降ってくる仕事で、余裕はゼロ。社員同士の穏やかな会話もなし。プライベートは後回し。月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日、土曜日、日曜日。休みなく働き続けていた、ある月曜日の朝のこと。後輩2人組から、こう告げられる。「僕たち、同じ一週間を繰り返しています!このタイムループのことを、夢の出来事だと思って忘れないために“意識”を変える合図を覚えてください。“鳩”です…」翌日、月曜日。バンッ!!!鳩が窓にぶつかる大きな音を聞き、朱海はハッとした…。

prime video あらすじ

いわゆるループもの。ジャンル的にもコメディに分類されていて面白おかしく観れる作品なんだろうなーって思って観始めました。

作品の中で、なぜ同じ1週間がループしているのか、「ループしている」ということをどうやって同僚や部長に自認させていくのか、というくだりが特に面白くて「自分だったらこうするかも…」みたいに妄想するくらいリアルに描かれていました。

その後、ループの原因に辿り着くのですが、それで終わりというわけではなくそこからハートフルな展開が待ち受けていて面食らいました。

笑って泣ける作品になっていて、万人にオススメできます。

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母なる証明

静かな田舎町。トジュンは子どものような純粋無垢な心を持った青年。漢方薬店で働く母にとって、トジュンの存在は人生の全てであり、いつも悪友のジンテと遊んでいることで心配の絶えない毎日だった。そんなある日、女子高生が無惨に殺される事件が起き、容疑者としてトジュンが逮捕されてしまう。唯一の証拠はトジュンが持っていたゴルフボールが現場で発見されたこと。しかし事件解決を急ぐ警察は、強引な取り調べでトジュンの自白を引き出すことに成功する。息子の無実を確信する母だったが、刑事ばかりか弁護士までもが彼女の訴えに耳を貸そうとしない。そこでついに、自ら真犯人を探すことを決意し行動を開始する母だったが…。

prime video あらすじ

多くの人が知っているであろう『パラサイト』を撮ったポン・ジュノ監督作品です。

パラサイトを見たことがある方は分かるかと思いますが、日常の描写の中にどことなく狂気を感じられて見入ります。何か観てて「気持ち悪いな…」ってなるのが個人的にはクセになります。

主人公の母親が息子の身の潔白を証明するために奮闘するのですが、途中から「もしかして…ん...?」ってなってきます。あまり詳しくいうとネタバレになってしまうので割愛しますが、どんでん返し系などの作品が好きな方にオススメです。

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Coda コーダ あいのうた

豊かな自然に恵まれた海の町で暮らす高校生のルビーは、両親と兄の4人家族の中で一人だけ耳が聞こえる。陽気で優しい家族のために、ルビーは幼い頃から“通訳”となり、家業の漁業も毎日欠かさず手伝っていた。新学期、秘かに憧れるクラスメイトのマイルズと同じ合唱クラブを選択するルビー。すると、顧問の先生がルビーの歌の才能に気づき、都会の名門音楽大学の受験を強く勧める。だが、ルビーの歌声が聞こえない両親は娘の才能を信じられず、家業の方が大事だと大反対。悩んだルビーは夢よりも家族の助けを続けることを選ぶと決めるが、思いがけない方法で娘の才能に気づいた父は、意外な決意をし・・・。

prime video あらすじ

主人公のルビーがいないと家族は仕事がままならない、でも音楽の先生に才能があると言われている”歌をうたう”ことにチャレンジしたい主人公の葛藤が苦しい映画。

”歌”は耳が聞こえないと、良さがわからないものだから、応援する気持ちにもなれないし、娘の通訳がないと困る。その中でも兄だけはルビーに自由に生きてほしいというのを貫いていて心打たれた。

ルビーの歌の発表会に両親、兄が見にくるというシーンがあるのですが、主人公が歌っていても聞こえないので歌の良さは相変わらず伝わらない。でも、会場に来られている他の方々の反応を見ていると、涙されている方、立ち上がって拍手する方などが居て、歌の素晴らしさ、ルビーの才能に気付かされるというくだりが特に心に残っています。

キャスト陣も実際に耳が聞こえない方をキャスティングしているようで、リアリティがある作品になっていました。普通に泣きました。オススメ。

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ザ・メニュー

孤島に佇むレストランを訪れた若いカップル(アニャ・テイラー=ジョイ、ニコラス・ホルト)。そこではシェフ(レイフ・ファインズ)が極上のメニューを用意している。しかし、レストランのゲストたちはこのディナーに衝撃的なサプライズが待ち受けていることに気づくのだった…。

prime video あらすじ

かなり人を選ぶ作品です。
ジャンル的にはホラーコメディが一番しっくりくるかなと個人的に思います。ホラーが9割でシュールな笑いが1割って感じです。

明らかに異様な雰囲気の中コース料理が運ばれてくるのですが、4皿目でスーシェフが主人公たちの前で拳銃自殺するところから大きく物語が動いていきます。

シェフが料理を出すたびに「パンッ!!!!」と手を鳴らす合図をするのですが、その合図がだんだん恐怖の合図へと変わっていきます。

なぜゲストたちは孤島のレストランに招待されたのか。などの謎が明らかになっていく物語で、怖さも相まって、終始惹きつけられました。

手放しで面白い!!とオススメできる作品ではないですが、なにか心に残る作品でした。グロいシーンも結構出てくるので、そういった描写が苦手な方は注意が必要かもです。あと、この作品を観たあとはチーズバーガーが食べたくなるはず。

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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー

ニューヨークで配管工を営む双子の兄弟マリオとルイージ。謎の土管で迷いこんだのは、魔法に満ちた新 世界。はなればなれになってしまった兄弟が、絆の力で世界の危機に立ち向かう。

prime video あらすじ

マリオシリーズのゲームをやってきた方なら終始テンションが上がるであろう作品です。

色んなところにネタが散りばめられていて、「これはあのゲームのオマージュだな」とか考えながら観るのがとにかく楽しかったです。BGMもあのゲームで使われているBGMのリミックスだ!!など、飽きずに観ることができました。

敵のボスキャラであるクッパもかなり邪悪に描かれていて、溶岩にキャラクターたちを溶かそうとするシーンは普通にグロいことするなーってなりました笑 ドンキーとの共闘シーンがとにかく熱かったです。

吹き替えマリオの声優は宮野真守さんが担当していて、観る前は合うのかな?と思っていたのですが、意外と違和感がなくてびっくりしました。

マリオシリーズの生みの親である宮本茂さんが関わっているだけあって、見応えのあるエンタメ感溢れる作品になっていました。「難しい映画じゃなくてわかりやすくて楽しめる映画がいい!!」って方にオススメです。

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マローボーン家の掟

海にほど近い森の中にひっそりとたたずむ大きな屋敷に暮らすマローボーン家の4人兄妹は、不思議な“掟”に従い、世間の目を逃れるように生きていた。しかし母親が病死し、凶悪殺人鬼である父親を殺害したことをきっかけに、4人の生活はもろくも崩れ出す。マローボーン家の“掟”にある、この家を離れてはならない、屋根裏部屋に近づいてはならない、鏡を覗いてはならないという隠された謎が破られたとき、いったいこの屋敷には、何が隠されているのだろうか…。

prime video あらすじ

CMや告知映像などではホラーテイストで紹介されていた今作品ですが観てみるといい意味で裏切られました。

途中で、「あーこれって異形が屋敷に住み着いているホラー系か…」と途中で少し萎えてしまったのですが、全く違いました。

どちらかというミステリー寄りのテイストの映画で、個人的にはかなり刺さった映画になります。途中で不可解なカットが挟まれたりするのですが、映画後半になってその意味が明らかになったとき、「うわー!なるほどな!」ってなりました。

どんでん返し系という括りにはあまりしたくないのですが、それに該当する映画かと思います。ちょっと怖くて、スリリングな気持ちになりたい方にオススメです。

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トップガン マーヴェリック

海軍パイロットのトップとして30年以上軍務に服してきたピート・“マーヴェリック”・ミッチェル(トム・クルーズ)は、今もなお勇敢なテストパイロットとして限界に挑み続けている。しかしエリート卒業生グループを訓練するために“トップガン”に戻ったマーヴェリックは、過去の亡霊と向き合うことを強いられ、元パートナーである“グース”の息子ブラッドショー大尉(マイルズ・テーラー)と対峙することに。そして選ばれたパイロットたちが究極の犠牲を求められる特殊任務に挑む時、激しい対立が起こる。

prime video あらすじ

とにかく面白い(直球)。この一言に尽きます。

今作のマーヴェリックは前作『トップガン』の続編作品になります。なので、できれば前作の『トップガン』を観てから『トップガン マーヴェリック』を観ていただけるほうが何倍も楽しめるかと思います。

なぜ前作を見た方がいいのかと言うと、『トップガン』で主人公のマーヴェリックのパートナーであったグースの息子が出てきたり、前作ではライバル関係であったアイスマンが出てくるので、それらの関係性が分かっていないと「誰だ?」となってしまって100%楽しめないと思います。

とにかく戦闘機の操縦シーンの迫力がすごいです。実際にキャスト陣が戦闘機に乗り込んで複数のカメラで撮影を行っていたようです。映像がすごいのもありますが、”音”がとにかく迫力があります。

冒頭にマーヴェリックがマッハ10(時速約 1万2200キロ)に挑むシーンがあるのですが、その時の音の迫力が尋常じゃなくて、一気に作品に引き込まれました。なので音響に迫力がある映画館で見たかった…と思わされました。

あとは前作のライバルであるアイスマンとの掛け合いのシーンが本当によくて、少しの会話しか描写されていないんですが、会話から察するに前作のトップガンからの「40年間で何があったのか」を想像できるのがいいな...と感じました。便利な言葉を使うなら”エモかった”です。

感想を書いていて、もう一回観たくなってきました。
それくらい素敵な作品になっていて多くの方に観ていただきたい作品です!!

まとめ

 7つの作品を紹介してみました。
ジャンルもバラバラで紹介しましたが、気になる作品はありましたでしょうか?年末年始の時間がある時にでも観ていただけると嬉しいです。

今年も色々観ましたが、やっぱり映画はいいなと思える年でした。来年も気になる映画を追いかけていきたいと思います。


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