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2023年春旅⑬(徳島)

5月11日
2時の目覚ましで起きて準備済ませて2時57分に駐車場を出発して登山開始。
林道が崩落ってことで全面通行止めだから登山口まで2㎞くらい歩かないといけない。

どっちにしろ砂利道が怖いから歩いていくつもりだったけど、その影響もあって駐車スペースがないから今年は登山できる人数は限られてるかも。
ひんやりしてるけど寒過ぎず、ちょうどいい具合の気温で風もほぼ無くていい気分で山頂まで登れた。

間に合えば月明りで撮ろうと思ってたけど、今回も全然間に合わず4時32分に雲早山の山頂着いた時には朝焼けが始まってた。
ミツバツツジ少しは咲き残ってるかなって思ってたけど、明るくなって色が見えてきたら残ってるどころじゃないのが分かってきた。

今日は動き回る一日になりそうだから朝日を待つ間に朝食をとっておいて、とりあえず日の出撮ってから探索することにした。


5時15分くらいだったかな。わずかに薄雲があって日の出の光は弱め。

ほんとならこの時間も動き回りたいけど、まだどこにどんなツツジが咲いてるか見えにくい。


今年相当早いと思ってたからほとんど散ってるんじゃないかと思ってたけど、まだ蕾の花もあるくらい。


朝日に染まるミツバツツジ。

凄まじいけど物凄いたくさんミツバツツジがいるから丁寧に数枚撮って探索へ。

普段ならこんなすごい木見つけたらずっとしがみついてしまう所だけど、ここならもっと上がいそう。


小さい木だけどYの字のような枝ぶりで遠くからぽうっと浮き上がって見えてたから撮りに来てみた。不思議な感じで綺麗だった。

この木のすぐ近くに更にすごいかっこいい木がいて、見た瞬間この木が主役だって思った。


完全にミツバツツジの写真で過去一を更新した。めちゃくちゃかっこいい…。

岩の上に咲いて孤高の立ち姿。
まだまだあちこち探しまわりたい時間だったけどあまりにも綺麗過ぎて長いこと見入ってしまった。

この木に会えただけでわざわざ四国まで来た甲斐があったってほんと思った。

離れがたいんだけど周りを見るとほんと凄いミツバツツジだらけでさすがにもったいないから、また後で来ることにして探索再開した。


朽ちた木から生えてるミツバツツジもいた。何てたくましいんだろ。

この木が大きく育った時の姿も見てみたい。


岩に咲くミツバツツジがほんと多くて驚いた。

岩から咲いてるように見えるけどしがみついてるようにも見える。新緑と青空をバックにすごい爽やか。


この主役のツツジもいいんだけど後ろの色とりどりの新緑がやばいくらい綺麗…。

オレンジと緑の新緑の中にミツバツツジが点在しててめちゃくちゃカラフル。

あの新緑の光景を何とかきちんと撮りたい。


近づいてみたけどちょっと違う。爽やかできれいだけど見下ろす感じがいいかも。


大岩に登って見下ろしてみた。

やばい…。反則だろこれってくらいめちゃくちゃきれい。色とりどりの春の紅葉だ。

秋とはまた違った感じの優しい色合いの明るくて、見てるだけで力みなぎる感じ。


大岩に座ってここもずっと眺めてた。時間が足りない。

明日の天気も晴れに変わってたから明日もまた来ようかなって本気で考えたけど、ここ登山口が町から遠すぎるからちょっと厳しいかな…。

明日も登るならそろそろ下山しとかないといけないかも。

長いこと眺めてまた山頂付近のツツジの所に戻ってみることにした。


普通の色のミツバツツジと赤色のミツバツツジ。

絶対絵になると思うんだけどどっちもまだ蕾が多めだった。

赤色のミツバツツジはパッと見満開だったけど近づいてみたらまだほとんど蕾だった。


左の枯れ木がちょっと目立ちすぎて気になる…。右半分で構成してもいいけどなんかうまくまとまらなかった。ちょっと贅沢になり過ぎてる。


孤高のミツバツツジの所に戻ってきた。

たくさん見て回ったけどやっぱりこの木が一番だった。

またしばらく音楽聴きながら眺めて、最後にありがとうって言いながら幹に触った瞬間に全身がジーンってなって涙が込み上げてきた…。たまにある不思議な現象。

厳しい環境だと思うけどこのまま元気でいてほしい。


シャクナゲ尾根ルートに行くまでの道中もほんときれいなミツバツツジがたくさんいて今日はもう既に100枚以上撮ってた。

普段はある程度以上の風景じゃないとシャッター切れないんだけど、この山はちょっと異常過ぎた。ミツバツツジの天国だ。


今年はミツバツツジの当たり年だったのかな?

どの木もほんと見事。


この木も立ち姿最高でめちゃくちゃ絵になる。

何枚か撮ってきちんと撮れてるのを確認して、下山再開しようとしたけど振り返ってみたら逆光側からの方がすごかった。


逆光で透過した紫色の花びらがすごい鮮やかで、周りの新緑も奥にオレンジとかあっていい感じ。


ミツバツツジでこの絵は考えもしなかった…。自分の想像を軽く超えてくる。

ここもめちゃくちゃ撮った。昨日カメラの電池念のため充電しといてよかった。


もうさすがに進まないとって思うんだけど、次々に化け物級のミツバツツジが現れてなかなか進まなかった。

1本1本を魂込めて撮って、この咲き姿を残したいなって思った。多過ぎて無理だけど。


ようやくシャクナゲ尾根に着いた時には11時になってた。

ミツバツツジがすごかったからシャクナゲも結構咲いてるんじゃないかって期待しだしたけど、いきなりすごい咲きぶりで出迎えてくれた。

それまで誰とも会わなかったけどそこでようやく1組すれ違った。

平日とはいえこんな奇跡的な山なのにほんと来る人少ない。その点でも最高の山。


21年にもシャクナゲ尾根を通ったことあるけどこんなに咲いてたっけってくらい見事な咲きぶり。


これはもしかしてスーパー当たり年じゃないかな?

こんな咲き乱れてるシャクナゲ見たの初めて。


ここも凄すぎて全然進めない。

下から登ってきた人とすれ違って、下までずっとこの調子らしいってことだった。

これはもう明日また来るのは時間的に無理だ…。

諦めてゆっくりシャクナゲ地獄を堪能することにした。


山々と絡めたいんだけど木々の背が高くてなかなか難しい。


ここはなんか惜しい。花はほんと凄いんだけどな…。

手前が少し日影なのと奥の山がちょっとしか見えない。

尾根の向き的にシャクナゲに光が当たる時間はかなり短いチャンスかも。


写真では収まりきらないけど覆いかぶさってくるようなシャクナゲに圧倒される。


歓喜に満ちたような、見上げてるせいか神々に見下ろされてるような光景だった。


基本的に日影に咲いてるから露出が難しい。どう撮ればいいのかも悩む。

肉眼ではほんとずっと天国みたいなんだけど写真では部分でしか撮れないからな…。


ずっとこのレベルの花園が続くんだけど、ここは花のバランスがよくて撮れそうだった。右上の明かりが灯ったようなシャクナゲが気に入ってる。


何もなければ急登のしんどいだけの登山道だけど、終わってほしくないくらいほんとにずっとシャクナゲの天国だった。

駐車場に帰り着いたの13時40分くらい。最後まで楽しい登山だった。
下山し終わるまで4組しかすれ違わなかったし、四国で一番好きな山になった。

今回四国は西赤石山のアケボノツツジがメインで、天気に余裕があれば登っておくかなくらいのつもりだったのに結局は完全に雲早山がメインだった。

帰りの狭くて長い山道も気分がいいせいか全然苦にならずにいい気分で運転できて、17時に香川県の道の駅香南楽湯に到着。

温泉上がってから3Fで結構人気らしい東京リベンジャーズって漫画を読んでみた。
1巻だけ読んでみたけど結構面白かった。
そのまま道の駅で車中泊。GWも終わって車中泊の車もだいぶ減ってた。


5月12日
天気予報見ると今日も快晴っぽくてもったいないけど、四国を出て神奈川県の檜洞丸に向かうことにした。

昨日充分撮ってるし短かったけど大満足の四国旅だった。
出勤ラッシュの時間帯になる前に混みそうな所は抜けておきたかったけど、5時半くらいに起きてしまってちょっと出遅れた。

岡山とか兵庫はすごい渋滞しそうな気がしてたけどナビがうまいこと回避してくれたみたいで、特に渋滞とかには巻き込まれずに兵庫県の田舎の方まで抜けれた。
それでも結構疲れた。290㎞くらい走ったかな。

夕方、道の駅うみんぴあ大飯の温泉に入ろうと思ってたけど途中の綾部市であやべ温泉二王の湯って大きい看板あって近かったから、口コミ確認してみたら漫画が大量にあるってことで行ってみた。

温泉自体はまぁまぁ清潔な感じで普通。楽しみにしてきた漫画は確かにたくさんあったけど一昔前のばっかりで読みたいのが特になかった。
東京リベンジャーズが置いてあること期待したんだけどあるわけないって感じだった。

幽遊白書の最後あたりを完全に内容忘れててちょっと読みたかったから最後の3巻だけ読んどいた。今読むとすごい雑な展開だった。だから内容忘れてたのかも。
道の駅うみんぴあ大飯まで移動して車中泊。


5月13日
水がほぼ尽きそうだったから朝一で移動して前回も汲んだ雲城水に水汲みに行った。

6時くらいだったのに結構何人も汲みに来てた。
その後はずっと運転。ちょこちょこ休憩とりながら走ってたけど、岐阜市あたりを通るときは停めれるところなくて2時間くらい運転しっぱなしで疲れた。

どっかで休憩とらないとって思ってたら大きいイオンモールがあったから立ち寄って昼食とか買って休憩した。土曜日ってこともあってすごい人多かった。
昼過ぎから雨が降り出して一時土砂降りだった。

夕方長野県木曽のせせらぎの四季で温泉入って運転の疲れをとって、国道361号の権兵衛トンネル付近の大駐車場で降りやまない雨のなか車中泊。


5月14日
朝起きたら意外に雨は降ってなくて天気予報確認したら檜洞丸は17日と18日が晴れマーク。16日が長野は晴れマークに変わってたから群馬も調べてみたら群馬の袈裟丸も16日晴れになってた。
てことは16日袈裟丸で17日移動日、18日檜洞丸かな。

となると今日は群馬の川場村まで移動して車中泊だと思って運転開始したけど、岡谷市まで来たところで西友で買い物した後、天気予報再確認してみたら檜洞丸も16日晴れに変わってた。

どうしようか悩んだけどやっぱり16日に檜洞丸登ることにした。
岡谷市はちょうど群馬に行くか山梨に行くかの分岐の地域だからここで判断できてよかった。真逆の方向だし。

だいぶ早いんだけど10時過ぎに道の駅信州蔦木宿の温泉に入って、近くのコインランドリーで洗濯を済ませておいた。

今日中に檜洞丸の登山口に着けるけど登るのは明後日だから、だいぶゆっくり休憩とりながら移動して山梨県甲州市の道の駅甲斐大和に夕方到着。

すぐ隣が国道で車の走行する音がうるさいから別の道の駅に移動するかもだけどとりあえずここで車中泊予定。

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