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いまだに綺麗な氷となかなか始まらない春(2024年3月24日記)

夜勤明けに一旦家で2時間くらい休憩して、4時過ぎくらいに出発して支笏湖へ。
今週は最低気温-5℃くらいの中途半端な日が多かったからあんまり期待はしてなかったけど、天気予報は珍しく晴れマークが続いて安定してる。

支笏湖畔に到着して氷を探してみたら先々週の完璧な氷からすれば全然少なかったけど、3月も下旬に入ったことを考えると思ってたより残ってた。


今日はちょっとカメラの設定を試してみたかったから、クリエイティブルックをいつものSTからVVで何枚か撮って見比べてみた。
彩度が強調されるみたいだからあんまり使うことないかなって思ってたけど、花の季節の前に色々試しておこうと思った。
でもVVも赤に関しては肉眼よりちょっと薄めで、青色は肉眼より濃くなってた。

彩度は確かにやや強調はされてるけど自然な感じで、もう少し彩度を下げて調整したら使えるかもって思った。


今日の氷も透明度が半端じゃない。
空の色を映し出してて間近で見ながら惚れ惚れする。
氷の中に閉じ込められてる気泡もいい。

肉眼で見てる分にはあまりにも綺麗でどう撮っても絵になりそうなんだけど、実際撮ってみるとなかなか整理できなくて難しかった。


明けゆく湖。
今朝は穏やかで優しい夜明けだった。

凍りついてるわりにはあんまり寒くもなかった。


奥の山に朝日が当たりだした。
この氷に光が当たりだすと更にどう変わるのかワクワクして待つ。

日影の青みと空の青さを映した今の氷も充分綺麗で幻想的だった。


風不死山の上から朝日が照らしだした。


光を浴びたらやっぱり透明度が更に増してめちゃくちゃきれい。
キラキラ輝いててほんとに氷の宝石。
この氷のバランス的にはこの角度から見た時が一番きれいだったけど奥の恵庭岳がちょうど氷で隠れてしまう。


恵庭岳を入れようとすると氷のバランスが悪くなる。
難しい取捨選択。メインは氷だからこの場合は無理にいれない方がよかったかな。


しぶき氷の剣山を見ると毎回真下から撮ってみたくなる。
でも何回チャレンジしても思ってる感じにならなかった。

なんでなんだろ…。


今日はここの氷だけでだいぶ撮ってた。
今夜また来て月明りで撮ってみることにした。


先々週に撮った神がかってた氷はだいぶ落ちてて4分の1くらいしか残ってなかった。
隙間が増えたことで逆に恵庭岳は入れやすくなってたけど、細い氷の柱が無数にあったのが一旦解けて合体したのかほとんどの氷柱が太くなってた。

氷も一期一会だ。来年同じ時期にきてまた見れるとは限らないわけか…。
先々週で悔いなく撮り切れた気もするけどやっぱり来年になるとまた見たくなるだろうな。


道路上の雪はどこも消えてて乾いてたけど、道路以外はまだ2~30㎝の積雪で地面が見えてる所はほとんどなかった。
福寿草探しをしたかったけど花がいたとしても日が当たってしばらくしないと花が開かないから朝の間では探しようもない。

夜勤明けで寝てないから今日は朝の風景だけ撮って明日じっくり探してみる。
帰って12時半くらいまで寝て、買い物とかに行ってから夕方またちょっと早めに寝て、0時過ぎに起きてから再度支笏湖へ。

撮影漬けで休日を過ごすと充実して楽しいんだけど休みが嘘みたいにあっという間に過ぎていく…。しょうがないけど。


昨日、というかさっき撮ったような感覚だけど、昨日の朝撮った氷の所に着くと既に月明りが届かなくなっててちょっとがっかりした。
月自体はまだ高い位置にいるんだけど背後の山でだいぶ早い段階で月が陰ってしまう。もしかしたら一日中月明りが届かない位置かも。
でも一応撮ってみたら氷に光は当たってないけど思ったよりもかなりきれいだった。

半逆光くらいの位置に月がいてくれたら全然別次元になってただろうけど、これはこれでやけに氷が存在感出てる気がする。


月明りが届かないから暗くて無理かと思ったけど、この位置からの氷もすごいきれいだった。
恵庭岳は北側だから本来ならあっちの空は真っ黒で星空も映りやすいんだけど、札幌市の街明かりの影響でだいぶ明るくなって星空は映りにくくなってる。


昨日の朝きらめきがすごかった氷。月明りが届いてればかなり幻想的になるはずだったけど、色々思ってたようにはいかなかった。


想像してたようにはならなかったけど今回も色々と勉強になったからまた来年それを活かそうと思う。
恵庭岳が絵になるからどうしても目立つところに入れたくなるけど、夜はあっち方面白くなってしまうから北側か東側で絵になる氷を探した方がいいんだろうな…。

まだ東側は全然探索してないからまたいつかいい所を見つけておきたい。
このまま朝まで待って福寿草探しをするか迷ったけど、まだ3時過ぎくらいで長すぎるからガソリンもったいないけどやっぱり一旦家に帰ることにした。


家に戻って5時くらいから9時前まで寝てまた支笏湖へ。
3往復もするほどすごいのが撮れる気はしなかったけど、なんか支笏湖にいると心が満たされていくようになってきたから写真は撮れなくてもいい。

3往復目は支笏湖北側へ。
福寿草が咲くとしたら日当たりがよくて雪解けも進んでる北側の山だろうと思って行ってみたら、予想通り地面が見えてる山肌が多くて路肩にはフキノトウがたくさん咲いてた。
ただフキノトウは道路脇の絵にしようもないような所にしか咲いてなくて撮りようなかった。

福寿草の黄色がないかチラチラ山肌を確認しながら運転してたけど見当たらなかった。まだなのか咲く所は限られてるのか分かんない。
ポロピナイ園地に車を停めて軽く山を登って福寿草を探してみることにした。


登ってみると日当たりがいいから雪解けは南側に比べるとだいぶ進んではいるけど基本的には雪で覆われてた。

福寿草は咲いてそうにもないけど雪面にできた木の影がきれいで絵にできないかゆったり眺めてた。


最近は撮りやすい氷ばっかり撮って普通によく見かけるこういう雪で覆われた山肌の景色を全然撮ってこなかった。

いつも撮影の帰りに綺麗だなって思いながら見てはいたけど、支笏湖から千歳市に帰る道は飛ばす車が多いのとあんまり路肩に停めれるような所もなくて撮れてなかった。
こういう風に山を軽くでも登ればじっくり撮れる。
ここはまだ理想的ではなかったけど長靴を履いてこなかったからあんまり探索できなかった。


青空を背景にすると何気ない風景だけど何かこみあげてくるくらいよかった。
山登りたいなぁって思った。

雪が解けて地面が見えてる所も見て回ったけど福寿草どころかフキノトウも何もまだなかった。
この辺りで咲いてくれれば嬉しいんだけどな。


人が作ったような道だけど鹿達の通り道でできた跡。

初めて見た時は誰か先に通ったのかと思ってたくらいきれいに道になってる。


湖畔のすぐ近くの山肌は雪が消えてる所が多くていかにも福寿草が咲いてそうだけど結局一輪も見当たらなかった。
来週また来てみるつもりだけど来週もなければ多分このあたりには咲かないんだと思う。
それか天気がよければ咲くと分かってる洞爺湖の烏帽子山に登ってみようかな。

買っておいた昼ご飯を食べてからもしかして湖畔沿いに咲いてないか歩いてみたけど、少し歩いてありそうもなかったから帰ることにした。


道路脇のフキノトウも残雪と絡めてちょっとだけ撮っておいた。
雪の影響か咲き始めたばっかりの子達も傷みがあって近寄ってみるとなかなか撮りにくかった。

来週は最高気温が10℃とかいくみたいでだいぶ春めいてきそうだから今週でさすがに冬の風景写真は終わりかな。
花が見たくてしょうがない…。

福寿草の黄金色を渇望してる。もう洞爺湖の烏帽子山で確定かな。

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