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厳冬の初日の出(2024年1月1日記)

1時くらいに家を出て望岳台を目指して150㎞以上の久々の遠出をしてきた。
厳冬の北海道の雪道だからどこまで行けるのか心配だったけど、国道以外も除雪は一応されてるし国道に関しては深夜なのにビックリするくらい除雪車がたくさんいた。
あんだけいれば地域の人も安心かも。

千歳市の自分の住んでる辺りも結構積雪あったけど岩見沢市あたりから先は道路沿いに2m以上の雪の壁ができてた。北海道にも豪雪地域があったことに驚いた。
夜中だから外灯でオレンジに染まった雪景色がずっと幻想的で、運転もずっといい気分だった。

ちょっと写真も撮っておきたかったけど除雪の邪魔になるから路肩にも停めれないし諦めた。
除雪はされてるけど速度は出す勇気なくて、時速40㎞くらいで走ってるから上富良野に着いたの5時半くらいになってしまった。

星空と月明りで撮るにはもうあんまり時間が無くなってきた。
どこで撮るかも全然決めてないから途中で何となく良さそうな所で車を停めて、ライトを消して見渡してみたらちょうどいい感じの所だったから撮ってみた。


雪がない時は何の所なのか分かんないけど雪のおかげですごい幻想的な風景になってた。
特に何の名所でもない丘ですらこんなきれいなら美瑛の有名な丘とかならもっとすごいことになるのかな?
家からもっと近ければな…。


ほんとなんか不思議な世界。
外に出たのは5分もないくらいだったけどめちゃくちゃ寒くてあっという間に冷え切る。三脚が氷のように冷たい…。

星空の出てるうちに望岳台に着くのは無理っぽかったから諦めて、旅の時に一度行ったことのある富良野八景って所に行ってみることにした。
あんまり大したところではなかった記憶だけど、雪景色でどうなってるか分かんないし、他に近場で何も探検したことないからもうそこしかない。


夜の気配がまだ残ってるうちに何とか間に合った。
写真撮ってみるとパッと見は十勝連峰がすっきり見えてると思ったけど、よく見たら富良野岳以外全部山頂だけが雲のベールで覆われてた。

これはこれですごい綺麗だけど美瑛岳だけでも見たかった。


一面の雪はすごいきれいだけど主役になるような木もないし他の所に移動するべきか悩んだけど、見つからなかった場合ウロウロしてる間に日の出も見逃しそうだからもうここで待つことにした。

今日の最低気温-17℃ってことで車の暖房のありがたみを実感する。


何回か意を決して外に出て数分撮影してまた急いで車に戻るのを繰り返した。
外は寒いけど手先以外は案外全然大丈夫。
手先は三脚とかカメラ触るからすぐ冷えてギブになる。

来年の冬にはちょっとちゃんとした少し高い手袋買ってみようかな。
今年の冬はもう我慢。


十勝連峰に覆いかぶさってる雲の光がだいぶ強まってきた。

今にもポンとでそうだったけど意外とここから30分くらい待った。


反対側の山を見るともう光が当たってて、青い雪面とすごい良い感じ。


8時5分ようやく日の出。

遅いからもう赤味は全然ないけど2024年の初日の出を十勝岳の山頂から昇ってくる姿で見れて気分は最高だった。


南西方向にかっこいい雪山見えてて方角的に夕張岳だろうと思っていつか登ろうと決めたけど、あとで地図見たら夕張岳はもっと奥で多分見えてるのは芦別岳だったかも。


ひざ下まで埋もれるくらいの雪を掻き分けて風景を探してたら枝先の細い木々は薄い霧氷になってて逆光で見ると綺麗だった。
でも思いっきりフレアとゴースト出てがっかりする。
レンズの劣化かもだけどだいぶひどくなってきてる。

そもそも逆光耐性のコートがついてない世代のレンズってこともあってそろそろ買い換えたいと思ってた。
先週あたりから結構レンズ情報調べて、結局ソニーの16-35mmのGM2レンズを買うことにした。

ソニーのレンズだから本体もソニーにしないとだからカメラはSony α7Rvを買うことにした。
長らくキャノンを使ってて持ってるカメラとレンズ自体には愛着湧いてるけど、メーカー自体には特に何もないし完全に乗り換えることにした。

お金貯めて買えるのは7月くらいかなって思ってたけど、α7Rvはウインターキャッシュバックキャンペーンで2023年11月17日から2024年1月10日までに買えばソニーストアから5万円キャッシュバックってことと、ソニーストアで購入すれば60回分割手数料0円ってことでレンズ込みで月々13500円くらいで済むらしい。

α7Rvは売れ行き好調で出荷が遅くなる可能性があるってことだったけど7月まで待つよりは全然いい。

7月に一括で残りを返済するつもりだからどのみち買う予定だし、物が早く来て冬の撮影から使えるかもしれなくてすごい嬉しい。


逆光耐性がすごいっていうソニーの16-35GM2のレンズを早く使いたいけど、来るまでは今まで通りなるべく逆光は避けるかハレギリして、キャノンの愛機でもたくさん撮る。順光では全然不満はない。
まぁでもMTF曲線とかのデータを見比べるとソニーとかニコンの方が断然良さそう。

自分はこのレンズしか知らないから実際どのくらい写りが違うのか見比べるのも楽しみ。
カメラ自体もソニーのα7Rvは6000万画素、自分のキャノンEOS5D MarkⅢは2000万画素だからもしかしたら相当な差が出てしまうかもしれない。

でも今まで撮った写真は逆光でフレアが出てしまってる写真以外は充分過ぎるほど満足してる。むしろ6000万画素は多過ぎるとは思ってるけど、レンズから先に決めてるからしょうがないかな。


雪原に一本の木とかあれば絵になってたんだけどなかったから枯れた草に注目してみた。ちょっと弱いかな。


雪原が段差で青い影ができてる所に白い小さな木を配して主役が浮き上がるように撮った。まだ小さい木だけど薄くまとった霧氷で着飾ってきれいだった。


そのまま広い風景としても撮りたいんだけどさすがに主役が弱いかな…。


十勝連峰のかかる雲はこんなに快晴なのに晴れる気配はない。


フレアとゴーストが出ると分かってはいるけど順光では撮りようがない…。
ほんとは逆光写真めっちゃ好きなんだけどこれのせいで段々と逆光を避けるようになってしまった。
新レンズも完全にフレアとゴースト出ないってわけではないみたいだから、そのあたりもしっかり検証してみたい。

ガソリンが少なくなってたから上富良野で給油してから望岳台に行ってみようと思ったんだけど検索で出た3件とも年始休みだった。
地域による風習なのかな?全店休むのは勘弁してほしいけどさすがに隣町は大丈夫だろうと思って中富良野に行ってみたら、中富良野も全店かは分からないけど目についた数件とも年始休みだった。

中富良野まできてさらにガソリン消費したし、望岳台からもだいぶ遠のいてしまったからもう望岳台は諦めて帰ることにした。

富良野地域怖い…。ほんとにギリギリだったらやばかった。


帰る途中のダム湖で湖が結氷してたから撮ってみたいと思ったらシカの親子が湖を渡ってた。
氷が割れたら絶対助からないし助けに行けそうもないから冷や冷やしながら見てた。
あそこまで行けたなら割れはしないと思うけど。

途中の岩見沢市あたりではさすがに普通にガソリンスタンド営業してたから給油して、イオンがあったから昼ご飯と夜ご飯買って帰った。

15時くらいには帰り着いたけどやっぱ遠いなっていうのを実感した。
夏と秋に美瑛岳登る時にはできれば3日休みは欲しいな…。
まぁ今回は全線雪道だったから速度も遅くて運転にも気疲れしただけだと思うけど。

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