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七条大滝の氷瀑Ⅱ(2024年2月4日記)

天気予報で土曜日は雪のち晴れで、夕方から晴れて風もほぼ無風の予報だったから、待ち切れなくて昨日の夜10時くらいに支笏湖に向かってしまった。でも晴れてるはずなのに道中雪が降り出して支笏湖に着いてもずっと雪が降ってた…。

旅の時に使ってた車中泊セットは全部おろしてるから仮眠もとれないまま2時半くらいまで待ってたけど、そもそも氷はちゃんとできてるのかも心配になってきて氷柱ポイントの所まで歩いてみた。

岩とかにはびっしり氷が張り付いてたから寒さ的には充分だったぽいけど、倒木の氷柱の方は支笏湖自体の水位がだいぶ下がってるみたいで前回氷柱の下は水だったのに今回はカラカラの土になってた。
そのせいで波も届かず氷柱は全くできてなかった…。

調べてみたら3月が最も水位が低くなるみたいで、まだ2月ではあるけど前回の風景からすると20~30㎝くらい水位が下がってた。

水位が変動するのは想定外だった。天気とか風とか気温なら次の週に期待とかできるけど、3月まで水位は低くなり続けるなら水自体が倒木まで届かないから今年の冬はもう無理っぽい。

めちゃくちゃガッカリして精神的に疲れてしまったから何も撮ってないけどもう帰ることにした。
晴れる兆しでもあれば月明りの七条大滝に寄って撮りに行くつもりだったけど、終始曇ってて雪がちらついてた。

5時過ぎに家に帰りついてからなぜかカップラーメンを1個食べて、もう今日はがっつり寝るつもりで寝てみたけど10時前に起きてしまった。

天気予報を一応確認してみたら千歳市はずっと曇り予報に変えてた。
でも支笏湖は相変わらず晴れマークのまま。

雪降ってたのに晴れマークつけてたくせにって思ったけど、もう目も覚めて頭もすっきりしてたから11時過ぎにダメ元で七条大滝に向かってみた。
家でゲームしててもしょうがないし。

家を出てみると曇ってはいるけど青空もちらちら見えてて支笏湖方面は青空になってるように見えた。
七条大滝の駐車場に到着したのが12時前くらいで遅かったせいもあって自分の車でちょうど満車だった。

人多くて撮影できるかなって心配にもなったけど天候はだんだんと晴れ間が増えてきていい兆しになってきた。
セイコーマートで買ったカツ丼を食べて元気つけてから出発。

滝に向かって歩いてる間に帰ってくる人達もたくさんいて、滝に着いた時には多分半分以上は帰ってたんじゃないかなってくらい意外と人は少なめだった。
前回だいぶ落ちてた氷も復活しててやる気が出てきた。


まずは階段状の氷のステージみたいな氷をじっくり観察。


光が当たるのを待って撮ってみたけどなんか違う。
でもなんか違うことに撮ってる間は気づけない…。

いつも帰ってから反省になってしまう。

ソニーの液晶見やすいとは思うけど周りが明るいとさすがに現場では見えにくい。
縦位置じゃなく横位置のままでよかったかな。


4軸マルチアングル液晶モニターをフル活用して撮った一枚。

16-35mm GM2の最短撮影距離のおかげもあって今まで発想すらできなかった写真が撮れてめちゃくちゃ楽しかった。
このカメラとレンズほんと自分に合ってる。

16㎜はさすがにそんなに多用はしないと思ってたけど今回の撮影8割以上16㎜側で撮ってた。


この写真も4軸マルチで地面すれすれというかほぼ地面につけて仰ぎ見る感じで撮った。
氷の神殿のような感じに見えたから撮ったけどなかなかいいかも。
でも24㎜くらいにしといたほうがよかったかな。上4分の1が蛇足な気もする。


光を浴びた氷柱が透明感あって綺麗だったから並びに気を付けて撮った。
じっくり考えればまだまだ整理してしっかり撮れそうなんだけど、ここなぜか上から常に土がぱらぱら落ちてきてカメラが汚れるから集中できない。

光が当たってる側の氷柱はだんだんと溶け落ちてくる頻度が増えてきて危なくなってきたから日影の方の氷瀑に行ってみた。


先週ほとんど消えてしまってた中央付近のメインの氷のカーテンは完全復活してて、できたばっかりだから雪の影響による白濁りもほとんどなくて一番きれいな状態になってた。
対岸から見てても青くキラキラ輝いてた。


やばいくらいの綺麗さ。
反対側の空の青が反射してるのか透明な青色になってる。
今まで見た氷瀑で一番きれい。数えるほどしか氷瀑見たことないけど。


剣山みたいな氷柱と氷のカーテンのようなのと、ほんと七条大滝は面白い。


流れる水がそのまま凍り付いたかのような透明な質感が見てて飽きない。
これが氷瀑だなって思った。


ここの氷瀑で風景写真出版のフォトコンテストに出す用のストック36枚の内1枚を撮ることができた。縦位置で中央の氷のカーテンを右側から撮った。来てよかった…。ほんと楽しかった。

2時間以上撮って氷瀑の方は充分満足できたから、最後に少しだけ渓流も撮ってそろそろ帰ることにした。


渓流の氷もきれいで面白いんだけど雪が多かったせいか前回よりも氷が少なめで撮れるところが少なくなってた。


じっくり撮れば活路は見えてきそうではあったんだけど今日はもう充分かなって気持ちになってしまった。
帰ってから写真見返すともうちょっと粘ればよかったって思った。


駐車場までの風景。
誰が除雪してくれてるのかいつ来ても滝までの道は除雪されてて問題なく歩いてこれる。

滝のために除雪してるのかは分かんないけど20分以上かかるから除雪されてないと誰も来なくなる滝になると思う。

朝はかなり気分落ち込んでたけどコンテスト用の写真が1枚撮れたことで前に進んだ感が出て帰り道はすごい気分良かった。

夕陽に照らされた雪がきれいで、なんか撮りたいなって思ってカメラぶら下げたまま帰ったけど結局何も撮らなかった。
来週末は月明りも無いから何を狙おうかな…。

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