2023年夏旅⑪(秋田・山形)
7月23日
10時半くらいまでは木陰で小説とか読んで過ごせてたけど、日が高くなって影がなくなってきたらかなりきつくなってきた。
13時過ぎでめちゃくちゃ暑い時間帯だったけど、八森温泉ゆりんこに行って休憩室で涼んどこうと思ってたらお湯がすごく熱いし日曜だから人も多かった。
休憩室の冷房も弱めでせっかく温泉入ったのに休憩室で少し汗かいた。
夕方鳥海山の鉾立展望台近くの駐車場まで移動して車中泊。
既にだいぶ涼しくなってて日中ももっと早く上に上がっとけばよかった。
7月24日
2時24分に鉾立登山口から登り始めて満天の星空の下とりあえず笙ヶ岳へ。
月があればもっと早く登り始めて月明りの風景撮りたかったけど、無いから急ぐ必要もない。寝れる時間が増えるから楽ではあるけど。
4時20分に笙ヶ岳到着。
ニッコウキスゲがたくさん咲いてる予定だったんだけど、薄明るくなっても咲き乱れてるようなところは見当たらない…。
晴れ続きだったから雲海も当然ない。今日は劇的な風景は期待せず夏らしい風景撮れればいいかな。
日が昇ってきたから来た道を戻りつつ、とりあえず咲いてたニッコウキスゲを撮影。
もしかして裏年なのかなってくらい少ない。蕾も多かったからまだなのかもって可能性もあるけど見えてる蕾が全部咲いたとしても少ない。
去年が10年に1度の当たり年だったみたいだから、翌年はその反動で裏年になっちゃうのかな?
逆光で輝くハクサンフウロ。
山っていうか草原っぽい風景で阿蘇のような雰囲気。
チングルマさん達はさすがどの形態でもきれい。ここも秋はきれいそうだ。
来た道とは違うルートに池塘が見えたからちょっと立ち寄ってみた。
月山みたいな風景でここもいいんだけど花があんまりなかった。
タイミングが悪かったのか花はないんだけど夏草の草原がすごいきれいで爽やかだった。草だけ見てても飽きない。草が好き。
よく見ると白い花がけっこう咲いてはいるんだけど目立たない。イワイチョウって花かな?
チングルマの綿毛の中に咲く一本のニッコウキスゲ。
チングルマのふわっとした感じが雲のようで良い。
暑くなければずっと眺めてたい風景が続くんだけど6時半にはもう結構暑くなってきてた。
元のルートに戻ってきた。新山の方には雲がかかりだしてた。あっちまで行かなくてよかった。
鳥海湖まで戻ってきた。さすがに物足りないからぐるっと周って帰る。
半周くらい進んだあたりでようやくちょっとハクサンイチゲの花畑。
ニッコウキスゲは少なすぎてほんと撮りようがない…。
せめて海がはっきり見えてたらいいんだけど水平方向が白っぽくて肉眼でもはっきりとは見えなかった。
鳥海湖付近の花々。
種類はたくさん咲いてる。
チョウカイアザミと鳥海湖。
人も多くなってきて気温的にもだいぶ暑くなってきたからそろそろ下山。
21年に登った時は霧で全景あんまり見えなかったから、とりあえずは山々の風景しっかり見えただけでもよかった。
9時47分に車に帰り着いた。もうだいぶ暑くなってきてたけどこれから登り始める人も多かった。
下山後の運転がずっと暑くて、ちょうど太陽の方に向かって運転するからきつかった。
そのせいか途中でなんか喉の左側が痛くなってきた。
道の駅西川の温泉まで移動して温泉入ってから月山湖の駐車場で車中泊。
夕立も降ってそこそこ涼しくなったけど路面が渇くとまたちょっと気温上がったのか、18時半過ぎても微妙に暑くて夜でもなかなか気温下がらずちょっと寝苦しかった。
7月25日
朝月山沢で顔洗って軽く洗車してからゆっくり米沢に向かって移動。
喉の痛みが左側が痛かったのが朝起きたら右側に移ってた。風邪ひく前兆じゃなきゃいいけど…。
月山沢で水も汲みたかったけど晴れ続きだったのに今回もよく見たら小さい異物が混じってたから止めといた。なんか上流の流れが変わったのか、もうだめなのかな…。
9時半くらいに米沢市の温泉に着いて16時くらいまで久しぶりに漫画読んで過ごした。
夕方道の駅米沢に移動して車中泊。
18時でもまだ32℃とかやばい暑さ。もう東北とか関係なしに標高の高い所じゃないと寝れない時期になった。でも車中泊の車は多かった。
7月26日
暑さで0時くらいまで寝れなかったけど朝起きたら喉の痛みは消えててちょっと安心したけど、代わりに軽い頭痛がしてきて熱も出てきた。
今夜飯豊山登るつもりだったけど夕方までに治るかな…。
天気がずっと晴れで安定してるからどうしても今日じゃないとってわけじゃないのが救い。
御沢登山口近くの小白布沢大橋って所が谷風がすごい涼しくて、日中ここでずっと涼んで小説読んでた。
夕方もすぐ涼しくなって今日は熟睡できそう。でも今夜登るのか…。
登ってるうちに体調良くなることもあるけど、頭に熱がある時はさすがに逆効果な気がしたからやっぱり今日は止めて明日の夜登ることにした。
7月27日
昨日の決断が功を奏して凄い熟睡できて熱も下がった。
まだちょっと病み上がりっぽい感じもあるけど気分はすごい良くて今夜は登れる。
昼にいったん喜多方市まで下りて温泉入って食料の買い込みと洗濯を済ませて、また小白布沢大橋へ。
町は異常なくらい暑かったけど小白布沢大橋は谷からの冷風が吹き続けてて最高だった。ここすごい気に入った。
18時過ぎには車の窓閉めても寝れる涼しさになった。
7月28日
22時にセットした目覚ましで起きて準備済ませて御沢登山口まで移動して23時6分から登り始めた。
平日だけど駐車場には結構車が停まってた。人がいる気配は無かったから全員既に登ってるテント泊か小屋泊の登山者っぽい。
病み上がりだからかなりゆっくり登ってたけど、夜中なのに気温が高いせいか物凄い汗かいた。
2時間くらい登ったところで地蔵山西分岐近くの峰秀水って水場があって、これがめちゃくちゃ冷たくて最高においしかった。
すごい暑くて喉乾いてたから余計においしく感じたのもあるとは思うけど、多分冷静に飲み比べたとしても過去一美味しい水だった。明らかに味が違った。
いつの間にか病み上がりの感じも全然消えてて体調は完全回復してた。途中撤退もあり得ると思ってたからよかった。
4時17分飯豊山山頂到着。
登り始めて5時間11分。思ったよりも時間かかった。
飯豊連峰最高峰の大日岳まで行くか迷ってたけど、朝日が昇るまではまだ時間ありそうだから行くことにした。
朝日方向の空が超神々しい。
赤く焼けた雲に見惚れる。でも大日岳まで行くならあんまり時間もない。
遥か奥にそびえる大日岳。
この広い草原の稜線が花がすごかった。
飯豊山で隠れて日の出は見れなかったけど朝一番の光が草原を照らし始めた。
ニッコウキスゲがたくさん咲いてて鳥海山より全然花が多い。
コバイケイソウの大群落。
この辺りでじっくり撮りたいけど、とりあえず大日岳まで行ってから帰りにゆっくり撮りながら戻ることにする。
一旦ゴールしないと帰りのペース配分が掴めない。
6時17分大日岳山頂到着。
6月に登った時の北股岳から見た大日岳にようやく来れた。
山頂の先の風景。ここから先の稜線もきれいなんだろうけどさすがに探検する時間なさそう。
北飯豊の山々。どれが北股岳かわかんない。
少し朝食とってようやく本格的に撮影開始。
大日岳山頂近くのコバイケイソウの群落。
高度感もあってめちゃくちゃ爽やか。
ニッコウキスゲは稜線上にずっと咲いてたけどここが一番密集度があった。
でもちょっと写真には撮りづらい。奥までぎっしり咲いてたんだけど。
タテヤマウツボグサがあちこち咲いててどうにか山の風景と撮りたかった。
ここのコバイケイソウの大群落は自分が今まで見た中では一番規模が大きいかも。
もっとすごい所もあるんだろうけどこの山の風景越しに見れるから最高にきれい。
少し大きめの池塘もあって、近くまで行ってみたかったけどちょっと遠いかな。
行く道があるのかも分かんない。
行きに見かけて楽しみにしてたクルマユリ達。
マツムシソウも大好きな花。好きな花ばっかりで嬉しくなる。
奥にクルマユリも山も入れれたし、かなり満足した写真。
クルマユリと北飯豊の山々。
現場ではもっと撮りようあったような気もしたけど、帰ってから見ると充分良い雰囲気で満足した。ハクサンフウロもいい味出してる。
鳥海山ではうまく撮れなかったハクサンシャジン。輝く草むらの中に青いベルのような姿が際立ってた。
花もいいけど流れるような草波自体がほんときれい。
登りに汲んだ水がまだ残ってはいたけど、峰秀水までの残りの距離を考えると到底足りないから尾西避難小屋水場まで下りて行って給水しといた。
ここの水も冷たくておいしいけど味はやっぱり峰秀水が特別だってことが分かった。
この眺めを見ながら超冷たい水を飲める幸せ。
パンを食べながらゆっくり眺めて休憩した。
稜線に復帰して花撮影再開。
どこを撮っても絵になる草原の稜線。
コバイケイソウ続く登山道。
飯豊連峰の固有種イイデリンドウ。
撮りたかった花だけどこんなにたくさん咲いてるとは思ってなかった。
草むらにたくさん咲きまくってた。
ニッコウキスゲの群落と飯豊山。
ようやくニッコウキスゲで満足できた写真撮れた気がする。
どう撮りたいってイメージはあんまりなかったけど、こんな感じのが撮りたかったのかも。
こっちもすごい良い雰囲気。真っ白な残雪が夏の草原に涼しさを感じさせてくれる。
日を遮る所がないけど風がずっと涼しくて爽やかな気分でずっと歩ける。
風で草波がサーっと波打つ中、ポツンと一輪だけ咲いてるニッコウキスゲ…。
ただ眺めてるこの時間がほんとたまらない。
元気いっぱいで羨ましい。
名前調べるのに手間どったけどミヤマコゴメグサって花っぽい。
帰ってから拡大してよく見たら結構きれいな花だったからもっとアップで丁寧に撮っとけばよかった…。
イイデリンドウと飯豊山。
イワギキョウもあちこち咲いてたけど今回は撮りづらかった。
予定よりだいぶゆっくり撮りながら戻ったから飯豊山に戻り着いたのは10時25分だった。
飯豊山から大日岳までの稜線が凄かったけど、三国岳あたりから飯豊山までの稜線もマツムシソウがたくさん咲いててきれいだった。
沸き立つ夏雲と稜線の風景が最高。
もうさすがに写真撮りながら下山してると帰り着くの夕方になりそうだから、カメラはしまってここからは下山に専念した。
こんな暑い中まだまだ登ってくる人もたくさんいてほぼ100%の人がテント泊か小屋泊っぽい。日帰りで来る人が極端に少ない山なのかも。
帰りも峰秀水で水飲んでやっぱり全然他の水とは味が違うってことを実感した。
今日多分6L以上は飲んだ。山の水がなければ到底無理だった。
登る前は午前中には帰り着くと思ってたけど、結局駐車場帰り着いたの15時18分だった。何かトラブルあったわけでもなく単純にやっぱり長かった。
35.9km歩いて過去最長だった。累積標高差2876m。
道の駅喜多方の温泉入りに行って近くのセブンで夕食とアイス買ってまた小白布沢大橋へ。
着いた時にはもうかなり涼しくてすぐ寝たかったから助かった。
7月29日
昨日多分20時前には寝付いて今朝5時前くらいまで寝てた。
なんかすごい爽やかないい気分の目覚めだった。
小白布沢大橋からの眺め。
山の木々がきれいで秋の紅葉した姿も見てみたい気がした。
秋にまた飯豊山登りに来るかは分かんないけど来た時はまたここで寝よう。
朝5分だけ橋の近くを走ってみた感じもう足は問題なさそうで、明日にでも次の山登れるくらい回復してた。
次は白馬岳の予定だから長野に向かってゆっくり移動。
冷房かけながら運転するとはいえ猛暑の時間帯はあんまり運転したくないから、一番暑い時間帯は只見の六十里越峠トンネル手前の駐車場で涼んでた。
標高高いのとスノーシェッドで日影になってるのとトンネルからの冷風で、天然のクーラーになってた。
15時くらいに新潟県魚沼市の神湯温泉に入って16時半まで休憩して、外出たらだいぶ暑さも落ち着いてたから本格的に運転開始して長野の野沢温泉村の道の駅まで移動して車中泊した。
この辺りは今ネムノキが見頃だった。写真撮りたかったけど車多かったから、また落ち着いて撮れるところあったら撮ってみたい。
7月30日
野沢温泉村は冬は豪雪地帯だけど、だからといって夏は涼しいって程でもなかったみたいで0時近くまで暑くてなかなか寝れなかった。
最低気温でも23℃だし、もう少し頑張って運転して志賀高原まで行けばよかった。
6時半にはもう暑くなりだしたからコンビニで昼食だけ買っといて志賀高原の清水名水公園へ。さすがに1550mの標高だから日中でも日影だと涼しくて過ごしやすい。
温泉のためにまた夕方下界に戻らないとだけど、やっぱ志賀高原はいいな。
天気予報がちょっと完全な晴れマークが続く状況じゃなくなってきたから、タイミングを計りながらゆっくり高原とか涼しい所で待つことにする。
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