2023年夏旅⑨(北海道)
7月10日
昨日22時45分くらいに目が覚めて、準備済ませてから0時に望岳台から登り始めた。
1時49分に十勝岳山頂到着。
雲海を期待してたけど雲海はほぼ無し。
風はほとんどなかったんだけど昨日も一昨日もよく晴れてたせいで湿度が足りなかったのかな?
3枚だけ撮って美瑛岳へ。今回は霧がないから迷うことなく進めた。
3時15分くらいに美瑛岳の花畑に到着。
朝焼けが始まって雲がきれいに染まってくれてた。
先週きたときに蕾だったエリアが開花してて花に関しては先週よりも凄い。
思い描いてた理想を超える花畑…。
この花の配置とかほんと神がかってる。
これはもう明らかに花畑としては今日がピークだ。
それだけに雲海がないのがな…。先週と気象条件だけ入れ替えたい…。
太陽側に雲があるからもうすぐ光がなくなってしまう。時間がないからとりあえず色々撮っておいた。
チングルマの状態も最高にきれい。
今回は花は最高だったけど気象条件が平凡過ぎてもったいない。
来週までもたないだろうな…。でも今週はずっと曇り雨マークでチャンスがなさそう。
チングルマはもちろんだけどエゾノツガザクラがほんといい。
もう光が陰ってしまった。あっという間の時間だった。
雲海がなくてもすっきり晴れてくれるだけでもよかったんだけど順光方向の空が白くてどうしようもなかった。
来週までにもう一回来れるかな?急に晴れに変わってくれればいいけど。
北西方向だけ青空広がってたから、青空広がってるうちに美瑛岳側から帰る。
どんな風景見れるか楽しみだけどすごい風景あっても今日の天気じゃもったいないかな。まぁ今回は様子見ってことでいいや。
しばらくは面白みのない登山道だったけど美瑛岳山頂から30分くらい下りたところで雪渓の手前にエゾコザクラが群生してた。
何もないってことは無いと思ってたけどよかった。
昼まで待ってから撮ればもうちょっといい光線状態で撮れたんだけど、昼から雨予報になってたから待てなかった。
登山道の様子。
景色はあんまり見えない上に虫も多くて、美瑛岳の爽やかなイメージが変わってしまいそうだから遠くても十勝岳から縦走してきた方がいいなって思いながら下ってた。
ここからの眺めは新鮮だけど対岸の山の登山道が見えてちょっと愕然とした。
この谷を一回下りてあそこまでまた登るのか…。
しかもこのハイマツの歩きにくい道で虫に絡まれながら…。
って思ったけど意外にきついのは谷を下りきるまでだった。
谷を下りきったら川があって虫もいなくなったからここで休憩した。
水も冷たくて綺麗っぽかったけど顔洗うだけにしといた。
少し上流側に登ったところに渡渉地点があった。
ここからまた右側の樹林帯の中を歩くのか…と思ったけどここから先はずっといい感じの登山道だった。
急にたくさんの花が咲き乱れてる登山道になってこっちの登山道もやっぱりいいかもって思いだした。この花はウコンウツギって花かな?
ここは奥までぎっしりのこの花で埋め尽くしてた。
風景もダイナミックな感じになっていく。
斜面をピンク紫に染めてるのエゾコザクラの大群生が現れた。
今まで見たコザクラ系で一番の群生。きれいな青空の日のいい条件で撮りたかった。
ここからしばらくエゾコザクラの大群生が続いてた。
さすが美瑛岳だ。こんな下の方まで奇跡のような花畑があるとは。
雪渓の谷を渡る。
谷を渡って少し歩いたらここも奥まで埋め尽くすエゾコザクラの大群生。
奇跡の山にもほどがある。どんだけ凄いんだろ美瑛岳。
イソツツジで合ってるかな?丸いボールみたいな花。
この花もすごい咲きぶりだった。なんかどの花も異常なほど咲いてるんだけど当たり年なのか毎年こんな咲くのか。当たり年だと嬉しい。
グーグルレンズの検索結果で一番近い見た目だったのはマルバシモツケ。
モコモコしてこれもすごい咲きぶり。
下山の前半は美瑛岳らしくなくてちょっともう来ないかなって思ってたけど、後半は花だらけで楽しくてあっという間に下山し終わってしまった。
美瑛岳側から下るのもやっぱいいなって思った。
天気はちょっと残念だったけど結局今日もほんと最高の気分で下山できた。
万華の湯の休憩室で長いこと涼んで、夕方原始の泉の所まで移動して車中泊。
7月11日
朝原始の泉の水で洗車してから富良野市のクイックふらの店って所でオイル交換しに行った。
雨も降りだしてきてなかなか止まない。
町でガソリン給油済ませて本屋で小説2冊買って、また万華の湯で温泉後にコインランドリーで洗濯済ませた。
洗濯待ってる間に雨が止んできて青空が見えてきたからもしかしたらと思って望岳台に向った。
夕方に望岳台近くまで来るとすっきり晴れて美瑛岳もすっきり見えてた。
雨上がりの綺麗な青空で夕日に染まる山々見てしまったらもう明日登るしかないって気分になってた。
天気予報は明日曇りのち雨だけど、今現在も雨ってなってるくらい当たってないし。
7月12日
今回も0時に望岳台出発。
十勝岳の噴火口からの煙がすごくてそろそろ入山規制かかんないか心配になるくらいだった。
万一そうなったら美瑛岳直登で行くけど、今年いっぱいはというか9月いっぱいまでは何も起きないでほしい。
昨日雨降ってたのに強風で全然雲海ができてる気配なくて十勝岳山頂も雲の中だった。
雨降らないか心配だったけど月がチラッと見えて大丈夫っぽかったから美瑛岳の花畑に向かった。
3時20分くらいに美瑛岳の花畑到着。花畑近くまで来たところで霧も晴れて景色見えだしてきた。
今回も天気は微妙だけど花はやっぱりすごい。
一昨日蕾だったところの花畑ゾーンがもう咲いてたことに驚いた。
日の出の時間は薄雲がずっと朝日にかかり続けて写真的にはほとんど撮れなかった。
チングルマに関しては一昨日よりもすごい。
たった2日でこんなに咲くものなのか…。
めちゃくちゃ咲いてるのはうれしいんだけど次の雲海チャンスまで残っててくれるのかが心配。というか無理だろうな…。
10日間天気ではこの先ずっと曇り雨で、18日の火曜日だけ少し晴れマークついてるけどさすがに6日後じゃ残ってないな。
最高の花畑を前にちょっと落ち込んでしまう。あまりにも凄すぎるだけにどうしても雲海と撮りたい…。
登る前に見た天気予報では11時から雨ってことで当たりそうな雲行きになってきたから、まだ7時くらいだったけどもう帰ることにした。
美瑛岳から帰ろうか迷ったけど歩き慣れた縦走路からの下山にした。
イワブクロももう咲き始めてた。ここもイワブクロの草がたくさん出てたからすごいことになりそう。来週が楽しみだ。
十勝岳避難小屋近くまで下りてきたところでエゾノマルバシモツケが大量に咲いてたから今回はちょっと撮っておいた。
この花は20年の秋に初めて十勝岳に来た時に葉っぱがきれいに紅葉してたから気になってた。できれば同じ株の花を秋の紅葉した時に撮ってみたい。
今回は9時半には駐車場に帰り着いた。予報通り11時に雨が降り出してきた。
たまにやけに正確に予報が当たる。
また万華の湯に行って休憩室であまりに眠くてしばらく寝てた。
夕方道の駅びえいに行って車中泊。
7月13日
雨が降ったり止んだりの一日。
朝かなり強めに降ってたから車の中からちょっと撮ってみた。
土砂降りの風景もたまには撮りたい。こんだけ降ってないとなかなか写真に雨が映らないし。
傘さして外で撮ろうか迷ってる間に雨が弱くなってしまった。
撮りたいって思うときはすぐ止んでしまう。
白樺もあって北海道らしいから撮っておきたかった。
朝はLINE漫画読んで昼から万華の湯の休憩室で小説読んでた。
もう万華の湯の常連になってしまった。居心地がいい。
小説は儚い羊たちの祝宴っていうの買っておいたけど、どんでん返し系で結構面白い。
明日は曇り予報だけどそのあと3連休だから今週の美瑛岳に登れるラストチャンス。
雨さえ降らなければ登るつもりで望岳台に行って車中泊。
7月14日
昨日の23時の目覚ましで起きたけど車の屋根を打つ雨音で気象衛星画像見るまでもなく今日は無理だってことが分かった。
でも一応衛星画像と天気予報確認したけどやっぱりダメっぽかったから諦めた。
今日までなら花畑も持ちそうな気がしたけど諦めるしかないか。
次晴れるのは連休明けの18日だから4日も登らないのはきついから、日曜に雨さえ降らなければ富良野岳登ってみようかなって思う。
夕方天気予報がまた変わって18日も雨に変わってた。コロコロ変わるから当てにはなんないけど今年やけに晴れが少ない気がする。
原始の泉の所に移動して車中泊。
7月15日
目が覚めて時計見たら3時59分で、外が赤くなってるのに気づいてすぐ外出たら空に虹がかかってた。
目覚めて1分で虹の写真撮るなんて世界記録じゃないかな。しかもちょうど4時00分。
これは近々いいことありそう。
出来れば美瑛岳で雲海を見れることを願う。
それにしてもめちゃくちゃ爽やかな朝だった。
朝日方向は林の木々で見えないけど雲が赤く染まってた。
この後30分くらいで雨が降り出して何も起きてなかったかのようにいつものどんよりした雨の風景に戻った。
朝から気分がいいから傘さしてちょっと道端の野花を見て回ってたらウバユリが草むらに咲いてた。
九州でもウバユリが咲くのはまだ先なはずなのにもう咲いてる。
似てるけどちょっと違うのかも。
茎がやけに太いし背も高いから多分オオウバユリとかあたりの名前かなって調べてみたらほんとにオオウバユリだった。なんかすごい嬉しい。
今日は夜までずっと雨の予報だから小説を読む一日になりそう。
気温が低いから車内にいても暑くなくて済むから助かる。
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