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七条大滝の氷瀑(2024年1月14日記)

昨日の夜はかなり雪が降ったみたいで、夜勤明けに会社の駐車場に戻ったら車の屋根に一晩で30㎝くらい雪が積もっててびっくりした。
除雪は行き届いてたから無事帰宅できたけど、千歳市も街全体が豪雪地帯のような積雪状況になってた。

そんな状況だけど家に帰ってから自分の所の駐車場を雪かきしてると楽しくなってきた。日常で雪がある冬らしい生活に憧れてたのかもしれない。
雪があるとただの街並みもほんときれいに見える。

今朝は3時に起きて外の様子見たら車の屋根にまた20cmくらい積もってた。

まだ真っ暗だったからなるべく静かにまた除雪して5時半くらいに家を出て支笏湖近くにある七条大滝って所に向かった。
大きい通りは夜中も絶えず除雪してくれてるから支笏湖までの道路も問題なく走れた。意外と冬の北海道の道路はあちこち行けるかも。

朝焼けと同時にちょっとサンピラーも出てはいたけど撮りようはなかった。

国道276号線沿いの除雪されてる駐車場に停めて滝に向かった。


看板が見当たらなかったから道が合ってるのか心配だったけど、車両通行禁止の林道を25分くらい歩いてると看板あった。

グーグルMAPに載ってなかったら絶対気づきようがない。
千歳市の今朝の最低気温は-14℃ってなってたからこの辺りも同じくらいだったのかな?

ウェザーニュースで見るとなぜか毎回支笏湖の方が5℃以上気温高いから-9℃くらいだったかも。こっちの方が標高高い気がするのに不思議だ。


滝が見えてくると思ってた以上にいい感じの滝で色んな撮り方できそう。

今日は曇り予報で偵察程度のつもりだから、条件のいい日にどこから撮るべきかと安全に近寄れる所を確認しておく。


まずぱっと見て気になった壁際のツララ具合を確認。

横位置で撮るとちょっと画角が足りないけどツララのバランスとかはめっちゃいい。

ソニーのレンズで早く撮ってみたい。早ければ来週届くかな?


縦位置で撮れば今のレンズでも充分収まる。
奥の木々にちょっと朝日が当たり始めて青空も見えてるし、もしかしたら晴れてくるかなって少し期待したけど青空が見えてたのはこの時だけだった。

晴れの日でも氷柱まで光が当たるのはだいぶ時間かかりそうな気がした。


滝壺側に下りてみたら地面にたくさんフロストフラワーができてた。

これもソニーのレンズで更に接写で綺麗に撮れそう。

結晶をもっとはっきりと写したい。


ここの滝は壁一面に水が流れてるけど左側の方は流れが弱くてこっちは完全な氷瀑になってた。
ギリギリまで近寄れるし、ここの滝ほんと撮りやすい。

月の光で撮ってみたい。
でもここまで近寄るとさすがにほんの僅かではあるけど飛沫がレンズに付着する。

普段ならブロアーで飛ばしてすぐ撮影再開できるんだけどレンズに付着した水滴が10秒もしないうちに凍り付いてしまう。
ホッカイロであっためてから拭き取ったりしてたけど夜中にそれやるのめんどいなって思った。

次回は撮影したら即ブロアーで飛ばすように気を付ける。
レンズキャップもポケットに入れてたのを不用意に装着するとレンズが曇ってしまっったりして厳冬期の撮影はなかなか大変だった。

滝自体はめちゃくちゃ撮りやすい超お気に入りの滝になったんだけど。


ここもフロストフラワーがびっしり。

一瞬でも光当たらないかなってちょっと待ってたけど更に曇ってきた。


滝壺下りて左側からの感じもなかなかいい。

ちょっと両滝とも似てる。

この感じだとやっぱ月明りで撮るべきだな…。

支笏湖もだけど嬉しい宿題が増えていく。


飛沫が一切当たらず氷の具合もきれいに撮れるところを見つけておいた。
曇りの日でこんだけきれいなら相当なことになりそう。

氷瀑の偵察はとりあえず満足したから次は滝壺から下流に流れてる渓流の氷を撮る。


こっちは落ち着いた雪景色で曇りでも全然いい感じ。


倒木に垂れ下がってる氷が凄い多くてめちゃくちゃきれい。
でも撮ってみると肉眼で見た氷の美しさが全然出せないでなんかごちゃごちゃしてしまう。

スローシャッターで撮るしかないような感じだけど滝の所に三脚置いてきてしまったから、高速シャッターでもなんとかならないか無駄にちょっと粘ってた。


氷の配置とか、形も氷のきくらげみたいでめっちゃいいんだけどやっぱりどうしても写真にするとごちゃついてしまう。

仕方ないから三脚取りに戻って同じところから再撮影。


ISO50にしてf22のシャッタースピード0.8秒で撮影。

さすがにスローシャッターじゃないと撮りようがなかったか…。


もうちょっとカメラを低くして奥行きも出してみた。

スローシャッターは仕上がりを想像して撮って思った通りに写ってた時がめちゃくちゃ楽しい。


ここの渓流倒木だらけで風景写真のためにあるかのような所。


楽し過ぎてこの辺りだけで50枚以上撮ってしまってた。

晴れてたらこんなにスローシャッターで撮れないしこっちに関しては曇りで良かった。早朝のもっと青い時間帯の方がいいかも。


冬の北海道はほんと被写体に事欠かないな…。

まだまだたくさん宝が眠ってるのは間違いない。


氷の透明感と水の流れの対比がきれいだった。
集中して撮ってたせいでいつの間にか滝に人が来てたのに気づかなかった。

もう9時45分くらいになってて夢中で3時間近く撮ってた。
厳冬期だから何となく誰も来ないところかと思ってたけどさすがにこんないい滝なら日曜だし人来るか。

とりあえず今回は偵察だけのつもりだったからここまでにした。
帰り道でも5組くらいすれ違って、中国か韓国の団体まで来てた。

めちゃくちゃ気に入ったからソニーのカメラとレンズきたらまた何度も撮りに来ると思う。
支笏湖からもすぐ近くだし、北海道の中でも恵まれたところに引っ越してきたかも。

撮りたい風景だらけだけど北海道の冬は長いからチャンスは結構あるのが嬉しい。
流氷も観測された的なニュースを見たから3月になったら流氷のジュエリーアイスとやらも挑戦してみたい。

仕事が残業だらけで疲れてはいたけど家でゆっくりせずに自然を見に行っといてほんとよかった。
今夜から明後日あたりまでまた大雪になりそうで交通が心配。今日は早めに寝ないと。

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