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支笏の水芭蕉と千歳の川沿いのコブシとエゾヤマザクラ

ようやく待ちに待ったGWに入ったけどもう4日も経ってしまった。
残り5日間あるからまだまだ楽しめるとはいえGW明けの反動が怖い。
会社行きたくなくなるかも…。

やらないといけないことをまず済ませておこうと思って部屋の掃除をしたりとかした。
タイヤも夏タイヤに交換しようと思ったけどホイール付きで値段を問い合わせたら一番安いのでも4万以上かかるってことだった。
タイヤ保管代とか交換料金は別料金だから5万以上はかかる。
そのくらいは覚悟してたんだけど、それだったら来年の冬前まで今の冬タイヤで履きつぶして来年の冬前に冬タイヤ買った方が安くつく気がした。
まだ1シーズンしか使ってないからさすがに今年の冬までは大丈夫だろうし。

出費も減ってやることもなくなったからすっきりして4月27日(土) にまた支笏に行ってきた。

支笏に到着するまでの道中のコブシもめちゃくちゃ増えてて、支笏でも今日はコブシメインで撮ろうかなって思ってたけどまずは先週見つけた自分だけの水芭蕉沼に行ってみた。


1週間経って水芭蕉も大きく成長し過ぎてるんじゃないかって思ってたけど意外にまだまだきれいでむしろさらに増えてる気もした。
朝が早いこともあって今回も水鏡がすごいきれい。


あまりの水鏡の綺麗さに木々を広く映せる所まで移動して撮った。
ちょうどいい所に水芭蕉も少しだけど咲いててくれた。
水芭蕉をよく見たら葉がXになってて仏炎苞が十字を描いてて、水芭蕉単体でも不思議な綺麗さだった。

最高のが撮れたと思ってたけど、帰ってから冷静に見返すとやっぱり水芭蕉がもっと群生してる所で撮った方がよかったかなってちょっと思った。
これはこれで大満足だけど。


ここまでピタッと鏡になるのは珍しい気もするけど、地形的に風が止みやすいのと沼の水深が浅いからここはこうなりやすい気がする。


水芭蕉の多い所で撮った写真。
視点を低くして水芭蕉と同じ目線くらいで撮影。
色んな撮り方ができるのがほんと面白いけど、ここならまだまだすごいのが撮れそうで水芭蕉が咲いてるうちは通うことになりそう。

日が少し高くなって風が出てきたから水芭蕉撮影を終えて、道路まで戻って冬季通行止め中の道路を歩いて探索してみることにした。

道道78号をオコタンペ湖って方向に向かって、山にカタクリとか咲いてないか眺めながら歩いた。
でも意外というほどでもないけど山肌は全域クマザサで覆われてて花が咲くような山は見当たらなかった。

そのままずっと歩いてたらオコタンペ湖に到着してしまった。


北海道三大秘湖と称される神秘の湖ってことでちょっと気にはなってたんだけど、なんか立ち入り禁止って情報でそこまで興味はなかった。
行けないんじゃどんだけ凄くてもどうしようもない。
道路にある展望台って所から一応撮ったけどさすがにこれじゃ感動ってことはなかった。
自然は誰のものでもないのに一部の人間だけが行けるとかいう所は嫌い。
オコタンペ湖が悪いわけじゃないけど。

とりあえず撮れる風景はなさそうってことが分かったから引き返して車の所まで戻って支笏湖の山に咲くコブシを撮りに登ってみた。


遠くから目立ってた立派なコブシを目指して登ってきたつもりだったけど、結局どれだか分かんなくなって歩いてて撮りやすかったこの木を撮影。
今がちょうど満開で花びらの傷みもなくきれいだった。
山の雰囲気も良い感じなんだけどこの木の魅力をしっかり引き出せるようには撮れた感じしなかった。コブシってなんか難しいな…。

黄砂が酷くて湖側に向けて撮ると空が白くて花がほとんど見えにくくなるってこともあって今回はもう諦めて帰ることにした。

28日(日)は天気が曇りってことで水芭蕉にしてもコブシにしても撮りづらいから、写真の整理をしたりして家で過ごしてた。

29日(月)に4時くらいに起きてまた支笏の水芭蕉へ。
たった2日しか経ってないのに道路沿いにエゾヤマザクラが満開近くで現れててビックリした。

もしかして支笏の山にも純自然でエゾヤマザクラ咲くのかなって期待が高まった。
咲くとしてもさすがに支笏の山はまだだろうと思ってたけど、着いてみるとピンクの花が山のあちこちで見えてめちゃくちゃテンション上がった。

ネットでいくら検索しても山に自生してるエゾヤマザクラの写真が出てこなくて、九州みたいに野生ではあんまりないのかなって思ってたのに普通に咲きまくってた…。
といってもまだ咲き始めで今日撮れる感じではなかったから、まずはまた水芭蕉の所へ。


1日空いただけだけど1週間ぶりのような気分で水鏡の世界の中に咲く水芭蕉達を見ると新鮮に感動した。
今回は黄砂もほとんどなく青空も前回より青いってこともあったけど、いい感じの雲が映し出されてたことで前回までとは全く違った視線で撮ることができた。

背後の山を極力入れずに空に浮かぶ水芭蕉のイメージで撮って、久々にコンテストに出す用のが撮れて大満足だった。
ここの沼の魅力を最大限に引き出すのは白い雲だったんだって思った。
雲次第でまだまだすごいの撮れそうでほんといい所見つけたなって改めてありがたみを感じた。


朝日が水芭蕉にあたりだすと花自体はきれいなんだけど、鏡の濃さが弱まるからここに関しては花に光が当たるまでが勝負かな。

一昨日までは存在すら気づけなかったエゾヤマザクラが気になってたから、今回は早めに撮影を切り上げて支笏の山に戻った。

まだ咲き始めで遠目には桜と断定できるのは少なかったけど登ってみると思ってた以上にたくさん桜っぽい木があった。


この木は支笏湖を背景にちょうどいい所に咲いてくれてる。
ここ何度も登って歩いてたけどまさかエゾヤマザクラだったとは…。
ほんとに嬉し過ぎた。
どんだけ凄いんだろ支笏。

GWは少し遠出してみようと思ってたんだけどエゾヤマザクラが咲くことが分かってやっぱりやめた。
もうここの山域だけで全然時間が足りない。


桜を探してたらまさかのヒトリシズカがめちゃくちゃ群生してた。
咲きぶりも花の配置もすごい良くて山の雰囲気もこの花の感じにあってた。
桜に頭がいってて数枚しか撮らなかったけど、今度またじっくり撮ってみよう。


今日咲いてた支笏のエゾヤマザクラは背が高過ぎて花が遠いからちょっと撮りづらかった。
もっと撮りやすい木もこれからどんどん咲いてくる気がするからエゾヤマザクラは次来た時からが本番かな。

このあと支笏の南側湖畔でもう少し探してみたけどあっちはちょっと遅れてる感じで北と東が咲いた後かなって気がした。

気持ちははやるけど多分次の晴れマークの5月1日には様変わりしてるだろうから今日はもう帰ることにした。
でも時間的には少し早いし千歳の川沿いに咲いてるコブシとかを撮ってみたかったから、名水ふれあい公園で車を停めて川沿いを散策してみた。


ここの川はコブシがたくさん咲いてたけど、特にこのコブシは枝ぶりも咲きぶりも見事で場所も最高だった。
植えられたコブシなのかと思ってたけど、近くにはコバイケイソウとかが普通に群生して元々の自然な気がする。

コブシの写真としては一番気に入ったのが撮れたかな。
でもここのコブシならもっとすごいの撮れそう。


道路からも目立ってたエゾヤマザクラとコブシ。
すごいきれいなんだけど奥に人工物があって撮りづらいなと思って川まで下りてきたけど、下りても人工物が見えてしまって思ったようにフレーミングできなかった。川を奥まで入れたかったんだけど。

12時前でトップライトのせいかエゾヤマザクラのピンクがあんまりはっきり映らない。
撮る時間帯もすごい大事だ。もうちょっと朝の時間帯で撮るといいかもだけど朝は支笏の山を撮りたいし、時間が足りない。

それにしてもこんなに風景の宝庫だとは全く知らなかった。
全然風景写真的に未開拓って感じで支笏以外も面白過ぎる。
ちょうどいい時期にGWになってくれてほんとよかった。

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