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支笏湖西湖畔の氷(2024年3月16日記)

週末の天気予報では土曜日は晴れで日曜が雪。金曜までの最低気温もあんまり低くなかったから千歳市内の道路の雪もだいぶ解けてきてたけど、金曜にまた雪が降ったから景色だけは冬に戻ってた。支笏湖の今週の最低気温見ると-1℃~-4℃程度だったみたいで飛沫氷は完全に落ちてると思ったけど、昨日の新雪で山が白く綺麗になってるんじゃないかとちょっとだけ期待して3時くらいに向かってみた。

恵庭岳に登れそうなら登ろうか迷ってたんだけど、ヤマップで最近登った人の記録見る限りじゃやっぱりスノーシューとかないと無理っぽかったから諦めた。
今回は先々週に西湖畔を探索した時に川で進めなかった所を道道78号から歩いて迂回してその先に行ってみることにした。


道路とはいえずっと除雪されてなくて途中から人の踏み跡も全然無くなったから長靴でギリギリの深さの雪をズボズボ歩いて結構疲れた。
もうだいぶ長いこと山登ってないし運動もしてないから体力はだいぶ落ちてるかもって思いながら歩いてた。

精神力も体力も美瑛岳を登る夏までには戻しておきたい。
支笏湖を取り囲む山々はちょうどいいんじゃないかな。


30分以上歩いてようやく湖畔へ。
でも期待してたような倒木だらけの感じじゃなくてすっきりし過ぎてて、眺めて歩く分には良さそうだけど写真的には相当難しい感じ。

まぁこうなってたってことを知れただけでもよかった。
でもこれ水位が下がってるからなだけで、1月くらいの水位なら左側の木々あたりまで水がきてたんじゃないかな。
そうであれば来年の1月あたりはめちゃくちゃ面白い所かも。


湖側には残ってる氷がほとんどないから林側の雪景色を狙うべきか考えながら良い感じの木を探してみた。
クリスマスツリーみたいなこの感じの木はすごい好きなんだけど、これだって感じの風景は見つけられなかった。


日の出位置は思ってた通り、風不死山の左側からで結構低い位置から太陽が出るから、赤い光で撮れて場所自体の条件は理想的。


でも撮るべき風景が見つからないまませっかくの赤い時間は過ぎていった。
赤く染まる雪面と伸びる木の影はいい感じだったんだけどな…。

普通の林すぎてどうしようもなかった。


結局かろうじて残ってた少しの飛沫氷にまた頼ってみた。

冬はやっぱり氷が一番撮りやすい…。


恵庭岳を背景に。
ってファインダー覗いたら思ってたよりだいぶいい感じ。
先端が丸っこくて水晶みたいになってるのと水に映り込んでるっていうのもあってすごいきれい。
もうちょっとしっかり撮れるのを探してみた。


恵庭岳はちょっとしか映んなくなったけどここの氷がすごい良い。
水面も穏やかで映り込みもはっきりしてるし、氷の先端に青空が映ってて思いのほかおしゃれで面白い写真が撮れた。

今週はさすがに収穫無しだろうと思ってたからよかった。
やっぱ諦めずに探してみるもんだな…。


氷に頼らない木々の風景ももう少し探してみたけど感覚が贅沢になってるのか、いまいち納得のいく風景は見つからなかった。

木々が真っ白に雪化粧してたらこの風景もだいぶ違ったかな。


またあの雪深い道路を歩いて大きく迂回して帰るのかと思ってたんだけど川の上流の方をよく見たら長靴でもギリギリ渡れそうな水深に見えて、行ってみたら流れは早くなってたけど水深は割と余裕な感じで対岸に渡ることができた。

だいぶ遠回りの迂回だったから助かった。湖畔の景色を見ながら帰りたかったし。


湖畔沿いを歩いて帰ってるとなんか梅のような木が見えて、よく見たらヤナギ系の芽吹きかな?
背が高いからあんまり近くでは見れなかったけどようやく春の訪れを感じさせてくれる風景を見れた。


春の訪れを感じたばっかりだけど景色の大部分は冬のまま。
でも気持ちがだいぶ春に向かってるせいか氷のツクシに見えてこれも春が近づいてる風景に見えた。


春の気分になって歩いてたけど車まであと400mくらいの所で雪が降り出してきた。
そういえば降る雪の風景ももっと撮っておきたいと思ってたからちょうどいい。

湖の黒いところに降雪模様が映るはずと思って撮ったけど、他の大部分が白過ぎてちょっとわかりづらい。


ここなら絶対映るはずって所で降る雪をメインで撮影。

これはなかなかいい雰囲気で撮れた。


絵としてまとめるのは難しいけど林側も真っ白でほんときれい…。


さっきまでから一変して雪は降ったまま青空が見えてきた。
肉眼で見てる分には最高だったけど雪は目立たなくなるな…。

画面いっぱいに映ってはいるんだけど。


雪雲と青空の入れ替わる時。
青空で雪が舞う光景はほんときれい。

でもあっという間に雪は止んできれいに晴れ渡ってきた。

お腹すいたから車に戻って買っておいたパンとコーヒー食べて、少し移動して南側の湖畔でもう少しだけゆっくり眺めることにした。


何もなくてもただ晴れるだけで綺麗。
支笏湖ってほんと良いなって歩きながらずっと思ってた。


ここにも一応飛沫氷が少し残ってたから一応撮ってみた。
氷が青空を映して綺麗だったけど波でちょっと濡れてしまった。

今日は結構波が強い。というか強くなってきた。


湖畔沿いの崖には不思議な形の氷の塊がたくさんあった。

多分上の木に載ってた雪とか飛沫氷が落ちたんだと思う。

変わった風景は面白い光景になりやすいから空洞から覗いてみたりしてみた。


撮れた風景は想像通りのこんな感じだった。まぁそりゃそう。

でも一応は色々やってみる。


そろそろ帰ろうと思ったけど波が強いのが海みたいに見えて、海みたいに撮ってみようと思って低い位置から良い感じの波が来るのを待って撮ってみた。

水が透き通り過ぎだからどうやっても海っぽくはならないけど、砕ける水の表情とかは海を撮ってる時みたいに迫力があって楽しくて何枚も撮った。


白波にはなかなかならないから寄せる波と返す波がぶつかった一瞬を狙って何回もチャレンジして撮った。


11時くらいになってしまったからさすがにもう帰ろうと思ったけど雪原に生えた木々と雪面に映る影が絵になってるように見えて撮ってみた。

コンテストではこういうのよく見かける気がする。


車に戻る直前の所で植物っぽいのが地面にあるのに気づいた。
多分フキノトウだとは思うけどなんか微妙に可愛らしさがなかった。
でもようやくこの季節がきた。

もしかして福寿草ももう咲いてないかと思って見回してみたけど大部分はまだまだ雪で覆われてるしこの辺りに咲くのかも分からない。
支笏湖のどこかには咲くっぽいけど。

この分なら来週にはもう福寿草咲いててもおかしくないから来週からは本格的に春風景探しをしようと思う。

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