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無価値に返る前に -桜材の利用-

淡いピンク色で美しいですよね〜
これが大往生を全うした桜の木の中身です。
桜材は樺材(マカバ等)と似ていて代替して使われると聞きます。
太く締まった材はしっかりした堅さを生み出します。(イチイ記事で記述)

本日は丸太の切り出しに苦戦した話と木取り(丸太を板にするやり方)の
        2本立てでお送りいたしま〜す◀︎


本日!
折れて落ちた桜の大枝はすでにある程度自然の環境で
乾燥されているだろうと踏んでいざ切り出してきました。
堅く丈夫な材ならば試験管立てに使おうと思ったのですが・・・

        これが私の思い描いた木採りです。
      手 鋸 じ ゃ 無 謀 す ぎ ま し た 。

丸太として落っこちて地に寝てる状態からこう一枚一枚切り出していこうと考えたのですが、若干湿っている心材(丸太の真ん中らへん)を材の繊維方向に沿って手鋸で切り出そうなんて効率?労力が敵いませんでした。

       ま っ た く 切 り 進 め な い の で す !!!
そもそもノコギリは縦に連なる木の繊維を真横から破断して切る道具なので
縦に切ろうなど、動物の毛を撫でるようなものなんですよ。はぁ…
チェンソー持ってたらなぁ〜と道具の不備を感じたところで、作戦変更。

じっくり切り出していても材に割れ(乾燥によるヒビ割れ)が入ってしまうのでまずは細かく切り出せる部分を持ってきました。(トップ画像の物)
一度中身を確かめようと枝を両断した時にべりっと剥がれたんですよ。
剥がれ目の木理が美しかったのでその部分を切り出し、家に戻って
両刃のこぎりで綺麗に整えてみたんです。

案外考えればいろんなものに使えそうな堅さと美しさだったので
明日丸のこ盤やら使って木材屋みたいな事して見ようかと思います!

いやぁ〜にしても残してきた丸太ほんとどうしよう。。。笑
放っておけば割れが入るし、切り出さないとそもそも家に入らない。
やはりチェンソーが文明の利器か・・・

それと木取りに不備が。((図説で分かりやすいでしょう!?

●年輪が板に対して垂直にくると木材、一気に脆くなるんです。
クッキーを割るが如くほんのちょっとの力で割れてしまうんですよ。
それが木材の特性でして、普通の人は"青いパターン"を回避します。
無理せず別の形に変えたりするんですね。(木取りについても書くか…!)

これがよくある木取りですかね、丸太をあまり余さず平板にする方法です。
他にも四角柱を出したい場合やら実に様々なのです。
高校時代の授業を思い出すと
        ・板目木取り(Itame - kidori)
        ・柾目木取り(Masame - kidori)
なんてあったりしますねー(※当人が覚えてる限りです)

でこれを切り出した後角材や板を乾燥させるのですが
機材で人工乾燥すると「ヤニの揮発で板がパサつく」やらで
最近はいろんな効果とやり方がありますね。


こんなところでしょうか(笑)
今日のところはこんな感じで知識を披露して終わりにしときます!

ではごきげんよう〜!

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