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「インパクト志向金融宣言プログレスレポート2023」発行。熱い質疑も飛び出したメディア報告会の様子をご紹介します。
2024年1月15日、SIIFが事務局を務める「インパクト志向金融宣言(以下、当宣言)https://www.impact-driven-finance-initiative.com/」の、2回目となる「プログレスレポー…
SIIFが捉える、世界の「システムチェンジ投資」
1. はじめに:世界にみる「システムチェンジ投資」の潮流いま、インパクト投資の流れを作ってきた世界の投資家や財団、フィランソロピストたちが「システムチェンジ投資」に注目し始めています。これは、複雑な社会・環境の問題を根本的に解決するための「新しい社会の変え方」として世界中で実験され始めている取り組みです。
例えば、ノルウェーのカタパルト・ファウンデーションを母体とする「TWIST」は、システムチ
地域特化のシステムチェンジ投資の可能性、Place-Based Impact Investing
1. はじめに:地域の未来をつくる投資とは少子高齢化が進み、地域の公共サービスやインフラの脆弱化の可能性が指摘される日本。わたしたちが住むまちを将来世代につないでいくために、お金の出し手や企業にできることは一体何でしょうか?
今回の記事では、イギリスを中心に先駆的な事例が生まれている「Place-Based Impact Investing(PBII、地域協働型インパクト投資)」の考え方と、イギ
トリオドス銀行に学ぶ「ウェルビーイングと生物多様性の回復」
1. 人と地球のための銀行、トリオドス皆さんは、トリオドス銀行(Triodos Bank)のことをご存知でしょうか。トリオドス銀行は、オランダに本拠を置く金融機関で、再生可能エネルギーへの移行などを通した気候変動への対応、持続可能な農業支援を通した土壌や生物多様性の回復など、社会をより豊かにする「インパクト」を重視して投融資に取り組む金融機関です。
融資や資産運用を行う金融機関が、社会のシステム
課題が解決される仕組みや状況をつくる「データ」と「資金」
1. はじめに:フードロスとシステムチェンジ皆さんは「フードロス」と聞いたとき、何を思い浮かべますか?
個人の生活のレベルでは、ある人は「食べ残しはもったいない」、あるいは「冷蔵庫に入れていた賞味期限間近の卵を使わないと!」といったことを思い出すかもしれません。ただ、その目線を「フードロスの社会環境システム全体への影響」に切り替えてみると、少し違った事実が見えてきます。
この記事でご紹介するア
社会の仕組みを変える戦略とは
1. はじめに:システムチェンジの戦略を作るためにソーシャル・イノベーションの分野では、社会を変えるための事業やプログラムの戦略づくりのフレームワークとして「Theory of Change(セオリー・オブ・チェンジ、ToC)」がよく知られています。
しかしながら、社会・環境システムの構造そのものを変えようとするときは個別の事業やプログラムのレベルを超えて、社会・環境システムの構造に働きかける戦
社会・環境システムの全体像と根っこを「観る」技術
1. システムを「観る」技術を磨く皆さんは、「群盲象を評す」という言葉を聞いたことがありますか?
これは、インド発祥の寓話です。数人の目の見えない人たちが象の身体を触って「象とは蛇のようなものだ(鼻を触った人の感想)」「象とは柱のようなものだ(脚を触った人の感想)」と、それぞれに感想を述べ合う状況を引き合いに、物事のひとつの側面に触れるだけでは全体像は理解できないという教訓を伝えています。
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能登半島地震の復興で、私たちに何ができるのか。SIIFなりの支援のあり方とは。
2024年1月1日に最大震度7を記録した能登半島地震。発生から3ヶ月を経ても広範囲で断水が続くなど、甚大な被害をもたらしています。SIIFでは1月9日に人的支援を決め、1月15日には東日本大震災の復興支援にも携わった専務理事・青柳光昌が現地に入りました。災害時に求められる支援とは何か、私たちに何ができるのか。青柳からご報告申し上げます。
被災地に心を寄せ、現地に赴き、声を届ける 今回の能登半島地
「シェア」と「ケア」をテーマに投資に挑戦。自らインパクト投資を“発見”した高校生たちにインタビュー(後編)
中・高・大学生の金融・経済学習コンテスト「日経STOCKリーグ」(日本経済新聞社主催)で、「シェア」と「ケア」をテーマにポートフォリオを構築した渋谷教育学園渋谷高等学校のチーム「tam tam」。メンバー3人の深い議論と考察は、実際にインパクト投資に携わる私たちにとっても大いに参考になるものでした。後編では、3人が自らのポートフォリオへの評価や取り組みを通じての感想を率直に語ってくれました。
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「シェア」と「ケア」をテーマに投資に挑戦。自らインパクト投資を“発見”した高校生たちにインタビュー(前編)
中・高・大学生の金融・経済学習コンテスト「日経STOCKリーグ」(日本経済新聞社主催)。高校部門991チームの中から実質2位となる敢闘賞、渋谷教育学園渋谷高等学校2年生3人のチーム「tam tam」は、投資テーマを深める調査過程で「インパクト投資」に出会い、SIIFを探し当ててインタビューを申し込んでくださいました。対応にはSIIF常務理事・工藤七子があたり、投資テーマに沿ってインパクト指標を考え
もっとみる「わかりやすい言葉」に抗いたい。社会課題と向き合う人たちのために、伝える側も試行錯誤が必要だ。
〜連載「インパクトエコノミーの扉」の舞台裏を語り尽くす〜
徐々に認知が広がってきたインパクトスタートアップ、インパクト投資という言葉。
経済的価値のみならず社会課題の解決を同時に志向する金融・ビジネスのあり方を指すが、日々の買い物の担い手である消費者にとってまだまだ身近な存在とは言えない。
何とか距離を縮められないだろうかーー
そんな課題意識のもと始まった企画が、「インパクトエコノミーの扉
SFのような未来都市を現実に。“海上建築スタートアップ”がつくる、気候難民への新たな選択肢
SFに登場しそうな「未来都市」が、現実になりつつある。
特徴は、海の上に浮かんでいるという点だ。
一見すると夢物語のように思える海上都市だが、サウジアラビアやUAE、韓国・釜山など世界各地で実現に向けた動きが加速している。そして、日本でもまた、海上都市を作るべく動き出した起業家がいる。
海上建築スタートアップ・N-ARK(ナーク)代表の田崎有城(たざきゆうき)さんだ。
田崎さんが描く未来図
「インパクト志向金融宣言プログレスレポート2023」発行。熱い質疑も飛び出したメディア報告会の様子をご紹介します。
2024年1月15日、SIIFが事務局を務める「インパクト志向金融宣言(以下、当宣言)https://www.impact-driven-finance-initiative.com/」の、2回目となる「プログレスレポート2023(以下、レポート2023)」が発行されました。併せてメディア報告会を開催、15名の報道関係者の方々にご参加をいただきました。ここでは、報告会の様子についてご紹介します。
システムチェンジ投資イベント 「IMPACT INVESTING FOR SYSTEM CHANGE」開催のお知らせ
一般財団法人社会変革推進財団(SIIF)は、社会課題の解決と経済的な利益の追求による新しい経済圏:インパクトエコノミーの啓発や事例づくりに取り組んでおります。
この度、SIIFインパクト・エコノミーラボとして、日本初の「システムチェンジ投資」に関するディスカッションイベント「Impact Investing for Systems Change ~システム変革のためのインパクト投資の実現~」を